カバン

【商品市況概況】

「マクロ統計の善戦、QE3期待値の低下」

昨日の商品価格は軒並み軟調な推移となった。月初から発表されているマクロ経済統計が市場予想を上回る内容のものが多く、QE3の可能性が低下し始めていることが背景。とはいっても今晩の雇用統計の内容を見極める必要があり、明確な方向性が出た1日ではなかった。


エネルギー価格はWTIが上昇、Brentが下落。欧州PMIの改定値が速報から大きく下方修正されたことからドル高が進行したため、原油もつれ安となっていた。しかし米失業保険申請者数の減少や、ISMが市場予想を上回ったことから買い戻しが入り、下げ幅を削った。WTIは熱帯性暴風カティアの進行を受けてメキシコ湾からの退避が始ったことも材料となったようだ。


ベースメタルは下落。朝方発表の中国PMIが改善となったためにつ強含む局面があったが、直後に温家宝首相がインフレに対する警戒感を緩めていないと発言したことから下げに転じ、欧州PMIの下方修正もあり更に下落幅を拡大した。後1回程度の利上げの可能性は否定できないが、以前からこのコラムで指摘しているように、下期、場合によると中国は利下げを行う可能性がある。米ISMがさほど悪化しなかったことから下げ止まり、引けにかけてはもみ合った。尚、雇用統計を控え売買高は極めて低調である。


貴金属はもみ合い。経済統計が市場予想を上回ることによりQE3実施の可能性が低下することが売り材料となる中、(ソフトランディングとはいえ)景気が悪化し始めていることに伴う安全資産需要が一定の下支え効果をもたらした。よりコモディティ性の強いPGMはさほど悪くない経済統計を受けて小幅上昇している。




「QE3の期待値」

市場が今回の雇用統計に注目している最大のポイントは、「QE3の実施を正当化できる雇用環境の悪化が示されるかどうか」である。但し市場参加者の区分によって思いはまちまちだろう。基本的に価格が上昇して困る人がいない株式市場参加者...


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【雑感】

しかし、ルービニ教授はどんな時でも、力強くネガティブなことを言いますねぇ...



さて。



この前の週末に、カバンを物色した。
金融機関に在籍していた頃からの癖で
外出時には自社の封筒に資料を入れて持ち歩いていたのだが
仕事がコンサルティング業務になってから
持ち歩く資料の量が増えてしまったため、急きょ購入を検討せざるを得なくなったのだ。



でも。



実は自宅にはちゃんとしたアタッシェ・ケースがある。
今は生産していないらしいが、社会人になったときに買った
結構キチンとしたアタッシェがあるのだ(それなりに値が張ります)。



でも。



このアタッシェケースはカッコいいんだけど重くて
かつ、ケースが固いのであまり量が入れられない
重いので超時間持ち歩けない



というデメリットがあるため
買ったはいいが、実は支店の外回りでなくなって以降
1回も使っていないのだ。
もしこれを使おうとするならば、上記の不便さを我慢する必要がある。
確かにこれを買った時、お店の人は



「新村さん、お洒落は我慢ですよ」



と言っていた。
要はカッコいいものを使おうと思うと、我慢しなきゃならないのだ。



しかし、歳を取る毎にそういった我慢の許容度が低下し
できる限りラクをしようとするバイアスがかかり易くなる。
そう、我慢しなくていいじゃないかというバイアスが。



昔、母親が「楽なので、ゴムが入っているゆるゆるのスカートをはく」



と言っているのを、「それじゃ駄目だ」とたしなめた自分が
ゆるゆるのスカートをはこうとしている訳だ。



悩んだ。
本当に悩んだ。
で結局、ゆるゆるのスカートを選ぶことにしました。



でも、「980円(安っ!)」のカバンではなく
横にあるもう少し高いのを選んでしまいました。
多少、プライド有るんだなぁ...