僕たちの失敗

【商品市況概況】

「欧州銀行対策強化への期待」

昨日の商品市場は堅調な推移となった。欧州問題に関し、独仏首脳が銀行資本増強で合意し、月末までに具体策を示すとされたことが好感された。ゆっくりとした歩みであるが、欧州問題の解決に向けて欧州首脳が歩み寄りを見せていることが好感された。また先週末に発表された米雇用統計も市場予想を上回る内容(失業期間は改善しておらず)であったことから、米景気の二番底懸念が後退していることも買い材料となったようだ。但しニューロングによる買いというよりも、ショートカバーの買い戻し、との印象が強い(今晩発表のCFTCポジション報告を確認の要)。しかしこの独仏合意に関してもまだ具体策が示された訳ではない。銀行資本の増強策の具体案を月末までに公表すると、市場に材料を提供してしまった以上、月末までに市場が過剰な期待を織り込むリスクは意識する必要があるだろう。この四半期は「期待」と「失望」を繰り返す四半期になると考えている。


エネルギー価格は大幅に上昇。週末の雇用統計の改善と銀行強化策が好感され、買い戻しが優勢になったためと考えられる(先週から建玉が減少しながら価格が上昇している)。石油製品も上昇したが、原油程の戻りとはならなかった。結果的に製品クラックは縮小している。アジア製品クラックはドバイの戻りが緩慢であったために中間留分クラックが拡大、重油クラックは縮小している。ベースメタルは大幅に上昇。休み明けのアジア時間は売り買い交錯でもみ合っていたが、独仏首脳の銀行資本増強合意を受けたユーロ高の進行、株高の進行で欧州〜NY時間にかけて大幅に上昇した。但し売買高を伴っているものではなく、引き続き中国国内の流動性欠如(中国当局流動性引締め策)の影響から実需を伴う上昇とは言い難い。但し人民元高を当局は容認する姿勢であるようであり、輸入価格の低下が国内消費の一助となる可能性はある。いずれにせよ今週の中国CPIを受けた高官発言が注目される。貴金属は大幅に上昇。ユーロ高に伴うドル安が買い材料となった。ドル安が金の買い材料となる、ある意味通常の状態に復帰している。株価と金銀レシオの関係から算出される銀価格はやや割高な水準。プラチナはインドの新車販売が3ヶ月ぶりにプラスとなったことが好感されたようだ。




「銅価格予想」

銅価格が急速に値を戻している。材料は米国の景気二番底入り回避の可能性が高まってきていることと、欧州銀行の資本増強策への進捗期待を受けたショートポジションのアンワインドが材料であると考えられる。銅価格は...



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コモディティインデックス】

MRA CVIX(MRAコモディティ恐怖指数):38.92(+0.93)
MRA RMI(MRAレアメタルインデックス):290.24(+2.33)




【雑感】

最近下の子、ここちゃんが
言葉にならないながらもアーアーいって
なんとなく意思表示をするようになってきた
非常に可愛い。



これから学習して言葉をしゃべるようになるわけだが
やはり、しゃべるようになるためには如何に話しかけるか?
が重要だと思う。
ウチの場合はもっぱらカミさんがその担当である。
ふと、上の子に言葉を教えている時のことを思い出した。



いっくんがまだまだ小さかった頃
カミさんは絵本を持って、言葉を教えている。
これはゾウとか、これはキリンとか。
そしたらしばらくして



「この動物は、ニャーンって鳴くかもしれないよ」



と説明している。
猫の説明か。
と、思ってカミさんが開いている本をちらと見たところ
そこには



「犬」



の絵が。
ニャーン!?!?



私「何教えてんだ?」
カミさん「言葉」
私「じゃあ、なんで犬がニャーンと鳴くんだ」
カミさん「常識にとらわれない自由な発想を妨げるべきではないと思う」



...。
それって、相当違うと思うんですが...。
犬は犬だし、ワンワンと鳴くのですよ。
どうひっくり返っても、「ニャーン」と鳴く犬はいないのですよ。
相当高い確率で、これは誤った教育である。



と、これからここちゃんも彼女から教育を受けるわけであるが
ヘンなことを教えないように、警戒しております。