ジャイアントランプ

【商品市況概況】

「経済統計とギリシャ不安を巡る通貨動向で高安まちまち」

昨日の商品市場は高安まちまちとなった。欧米経済統計が好調なないようなものが多く、著しい景気後退への懸念が後退していることから基本的には強地合いであるが、進捗していると期待されたギリシャの債務交換を巡る交渉で、民間側がギリシャ側の要求を拒否したと伝えられたことが嫌気された。好調な国債入札を背景に楽観論が広がっているが、3月20日ギリシャ国債償還の期限までは、結局神経質な推移にならざるを得ないと言える。昨年の四半期に見られた動きであるが、四半期初に商品価格が上昇し、四半期末にかけて売られる、という動きがこの四半期にも見られる可能性はあるだろう。


エネルギー価格は小幅下落した。エネルギー固有の事情で下落した、というよりも経済統計や欧州問題を背景としたドル高・ドル安が価格に与える影響が大きかったようだ。尚、EUによるイラン産原油禁輸措置が決定されたが、実際に禁輸が開始されるのは7月以降ということもあって市場はこれを既に織り込んでおり、新規の買い材料とはなっていない。今後も現状水準で高値もみ合いを継続することになるだろう。石油製品も上昇したが、ガソリンの上昇が中間留分の上昇を上回ったようだ。この時期、灯油/ガソリンのスプレッドは縮小(ガソリンが徐々に割高に)し易い。例年通りであれば2月末にかけて対灯油のガソリンの割安感は解消されることになるだろう。ベースメタルは堅調な推移となったが、やはり通貨動向に左右される展開となった。注目の欧州PMIは市場予想を上回る改善となり、欧州需要の更なる落ち込みへの懸念が後退する中、NY時間にかけてドル安が進行したことが上げ材料となる一方、ギリシャ問題に関する議論がこう着状態となっていることが明らかになったことが嫌気された。今後も現状水準での推移が続くと予想されるが、オフワラント率が高い銅、アルミ、錫は堅調な推移になると予想される(詳しくは2012年1月20日のレポートをご参照下さい)。貴金属は下落。ギリシャの債務交換を巡る議論がとん挫していることが嫌気され、ユーロが売られドルが物色されたことが材料となった。足元、貴金属の値動きは他のドル建て商品と同様に通貨動向に左右されている状態だ。少なくとも現時点において、一時見られた質への逃避が貴金属価格の変動要因となっていないことは確かである。



「アルミニウムのオフワラント率」

1月20日のレポートでコメントした通り、銅、アルミ、錫のオフワラント率が上昇している。銅のオフワラント率は22.1%、アルミは19.5%、錫は17.5%となった。このレポートではオフワラント率は...



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コモディティインデックス】

MRA CVIX(MRAコモディティ恐怖指数):27.96(+1.11)
MRA RMI(MRAレアメタルインデックス):266.52(+0.00)


【雑感】

この前東急ハンズに行って



ジャイアンの名セリフが書いてあるトランプ」



なるものを購入した(猛言トランプというらしいです。)
そう。

ドラえもんに出てくるジャイアンの心に残るセリフが山盛りのトランプだ。
いや、心に残るというのか、なんというか。
ちょっと紹介すると



「お前のものは俺のもの、俺のものも俺のもの」



「いつ返さなかった!?永久に借りているだけだぞ!」



「正しいのは、いつも俺だ!」



すごい。

欧州首脳はこれでトランプやったらどうでしょうかね?
でも、せっかく買ったトランプだが、教育上好ましくないので
子供とは絶対やれません...



...教育上好ましくない、って...