アンパン

【商品市況概況】

「米経済統計は改善続く」

昨日の商品市場は商品毎にまちまちの動きとなった。注目のフィラデルフィア連銀指数は市場予想を上回る内容であり、米週間新規失業保険申請件数・失業保険継続受給者数の減少も順調であり、米国マクロ統計のポジティブサプライズが商品価格を押し上げることとなった。欧州危機の顕在化が回避され、各国マクロ統計は改善を続けていることから当面商品価格は堅調な推移を続けることになるだろう。但し四半期末に向けた利益確定売りで一旦調整するという見通しは変更する必要が無いと考えている。本日の材料としてはミシガン大学指数と米消費者物価。足元ミシガン大学指数の商品価格に対する説明力は高くないため、むしろ米消費者物価指数に注目したい(注目する理由は3月14日の「マイナス金利のポジティブループ」をご参照下さい)。



エネルギー価格は大幅に下落した。利益確定売りとドル安進行でもみあっていたところ、米国時間に欧米が戦略備蓄放出で合意と伝えられたことが材料となり急落した。しかしその後正式に否定されたことから買い戻される展開となった。今後はイラン問題の状況次第であるが、気温上昇に伴う需給ファンダメンタルズの改善期待から基本は調整売りに押される展開になると考えている。ベースメタル価格は上昇した。米ISM・GDPの先行指標であるフィラデルフィア連銀指数の改善が市場予想を上回り、株価が上昇したことが材料となった。また買われ過ぎ感からドルが売られたこともドル建て資産であるベースメタルの買い材料となったようだ。今後は、中国の住宅市場規制継続や、金融機関の与信姿勢の緩和に伴うファイナンス取引の需要減少によって四半期末に向けて一旦調整余地を探る動きになると考えている。現在の価格は年初予想をやや上回る水準であるが、一旦調整後に年末に向けて価格が上昇するという年初見通しを変更するものではない。貴金属は上昇。個別の新規材料は少なかったが、ドル安が進行したことが材料となったようだ。




「戦略備蓄放出観測」

昨日のエネルギー相場の急落は、英米の戦略備蓄放出合意報道が直接的な切っ掛けとなった(後に正式に否定)。戦略備蓄放出は、「エネルギー供給に著しい懸念が生じた場合の市場の混乱を回避する場合」にのみ肯定されるものだ。現在のように価格が上昇しているから備蓄放出、というのは筋論としてはおかしいし...



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コモディティインデックス】

MRA CVIX(MRAコモディティ恐怖指数):25.43(▲0.01)
MRA RMI(MRAレアメタルインデックス):269.84(UC)


【雑感】

昨日ホットドッグと死亡率の話を書いたが
読者の方からその件に関してメールを頂いた。
死亡率の計算方法等に関してアドバイスがあるのかと思ったら
ホットドッグの調査報告者の主執筆者は



「アン・パンさん」



だそうですよ。
とのこと。


アンパン...。
冗談みたいな名前である。
そういやアンパンって、最近食べてないけど
やっぱりアンパンも毎日食べ続けたら
寿命が縮まるんだろうか。



顔写真が載っているサイトのリンクも送っていただいたが
ちらっと見てみたが、ちょっと神経質そうな感じの人であった。
昨日のニュースを読み返してみると、30年近く追跡調査を行っていたらしい。
きっと、相当細かいことをやり遂げる集中力がある人なんだろう。



俺にはできないや。多分。