【商品市況概況】
「一転スペインを材料とするリスクオンで上昇」
昨日の商品市場は総じて堅調な推移となった。19日に予定されているスペイン長期国債入札の前哨戦である短期国債の入札が実施されたが、応札倍率が上昇し、発行金額が目標上限を上回るなど好調な結果となったことが好感された。また米国経済の拡大等を受けてIMFが経済成長見通しを上方修正したこと、独経済統計が市場予想を上回る内容となったこと、2009年以来3年振りにインド中銀が政策金利を引き下げたこと、企業決算も悪くはなかったことも支援材料となった。日々、細かい材料で「リスクオン・リスクオフ」が繰り返されている。特に信用収縮を連想させるような材料には市場は過剰に反応し易くなっている。本日も特段目立った売買材料がない中、方向感の乏しい展開が予想されるが、昨日の強めの材料を背景に底堅く推移することになるだろう。
エネルギーはWTIが大幅に上昇、Brentは小動き。昨日はリスク資産に買いが入りやすい材料が目白押しであったが、欧州・中東原油に関してはイラン問題の若干の進展を期待し上値が重い展開。一方でSeawayパイプラインの逆送前倒しが決定しているWTIには買いが入りやすかった。3月頃に見込まれていた利益確定の動きが4月の段階で発生していると考えられ、価格には下押し圧力がかかりやすいが、緩和継続と新興国の追加緩和機運の高まりを受けて下値も堅い展開が予想される。今後もイラン情勢とスペイン国債入札動向などを通じた信用収縮懸念が市場のドライバーとなるだろう。ベースメタルはしっかり。スペイン短期国債入札が好調であったことやIMFの見通し上方修正、インドの利下げなどが好感された。メタルもエネルギー同様、3月中と予想されていた益出しがこのタイミングで発生しているものとみられる。但し年初からの価格上昇は一部のベースメタルを除き、ショートポジションのカバー取引による上昇であったと考えられることから、信用収縮懸念が市場の材料となる中ではニューショートを取って下落トレンドを追う展開にもなりにくく、結果的に底堅い推移となっている。今後は中国を含む新興国(中国は既に新興国ではないが...)の金融緩和動向と欧州問題が材料となるだろう。目先はブラジル中銀の政策金利変更に注目したい。鉄鋼原料価格はシンガポール鉄鉱石は小幅下落、NYMEX鉄鉱石・原料炭価格は上昇している。夕刻以降にリスク資産にとって上昇要因となる材料が多く発表されたためと推察される。他商品同様方向性が出にくい相場展開が継続することになろう。貴金属は上昇。リスク資産にとってプラスの材料が多数発表されたことが材料となった。ドルが小幅安となったことも支援材料となっている。リスク資産が選好される局面ではパラジウム>プラチナ>銀>金の順に相場が上昇しやすい。今のところ追加緩和の可能性がゼロではなくなっているため(弊社は特に米国のQE3は現時点では実施の可能性はほぼないと考えている)堅調な推移になると予想される。
「一方向に振れやすい相場環境」
昨日はスペイン国債入札の前哨戦があり、比較的穏当な入札結果となった。さらに経済統計の改善やIMFの見通し変更等、「過度なリスクオフ」に歯止めをかけるような材料が相次いだ。ポイントは19日に実施されるスペイン国債の入札であり、この結果を見極めてから...
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【コモディティインデックス】
MRA CVIX(MRAコモディティ恐怖指数):25.4(▲0.14)
MRA RMI(MRAレアメタルインデックス):275.07(+1.67)
【雑感】
昔学生の頃に行っていた飲み屋で
「青春の館」
というのがあった。
渋谷の円山町の超入口にあったのである意味青春といえば青春なのだが。
この前、カミさんと近所に行った時、既にこの店は無くなっていた。
時代の流れ、である(なんだかこの話は前にも書いた気がするが)
どういう店だったかというと、要はカラオケ屋で
歌いたい曲があったら小さい、5センチ×4センチの小さい紙に
自分の歌いたい局をLDのコードで記入して
順番を待って歌う、という店である。
簡単に言えば、聞きたくない歌も聞かなければならない仕組みである。
昔はこの仕組みが嫌いであった。
だって、そこにいる人が嫌いな歌だと、ブーイングの嵐で
歌うことは許されなかった訳ですよ。
でも、そこにいる人間の人数によって
嫌いな歌(かもしれないもの)でも聞かなきゃいけなかった訳ですよ。
多数決の世界。
だが今は、そんなことはない。
好きな友達と、好きな歌を歌えるからだ。
カラオケボックスっていう便利なものがあるんですから。
しかし最近、聞いたことがない歌を聞いてみたい
という衝動に駆られるようになった。
つまり、今まで自分が自分の友人と
カラオケボックスで好きな歌を好きなだけ聞いているので
「飽き」が来てるんですよね、多分。
昔のカラオケの仕組みからすると、あり得ない話である。
近所に、昔風のカラオケ屋が実は有るのだが
そこで知らない人や若い人の歌を聴いていると、楽しい。
昔は全く思わなかった感覚だ。
昔、良いと思って流行ったものに対する不満が募り
新しい方式が採用され
それが加速するとまたそれはそれで面白くなくなり
結局やってることが変わらないから昔に戻る。
時代は繰り返す。
となると、昔は当たり前だった
「カラオケが歌えるスナック」
はそのうち復活(というか復権)するんだろうなぁ。