印象操作?

【商品市況概況】

「供給懸念がある商品物色される」

【昨日の市場動向総括】

昨日の商品市場は原油と日欧天然ガススポット、LME非鉄金属が軒並み上昇し、その他の商品は下落した。

株価が下落し、リスク回避で米長期金利が上昇、ドル高も進行したものの、通常これだけの材料が揃えば価格が下落してもおかしく無い商品がこぞって水準を切り上げている。

結局、投機筋が消去法的に「何か材料がある商品」を物色する流れだったと整理するのが適当で、ではその材料とは何かと言えば「供給不安」である。

原油天然ガスはメキシコ湾の生産回復の遅れがことのほか材料視されており、非鉄金属は中国の電力供給不足やストライキ、コロナの発生による港湾労働労働者の確保困難、密な環境での生産減少、といったことが材料になっている。

この値動きを見て考えざるを得ないのが、「価格上昇が供給増加に繋がっていない」点である。つまり、通常であれば価格が上昇すればこれを好機と見た生産者の増産があるものの、今回は全く違った事情でこれができないということ。

ここまで価格が上昇しているにもかかわらず、これだけの時間のゆとりがあるにもかかわらず増産が始まらないのも異例、といえるだろう。


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【雑感】

【印象操作?】

オオタニサンの活躍を受けて
日々、Fullcountとかのニュースを追いかけている
マドン監督やその他のメジャー選手の
オオタニサンに対するコメントをみて
溜飲を下げるのがこのコロナ禍の中での数少ない楽しみの1つである。

それと同時に、世界的には不安定な状態になり
アフガニスタンではタリバンが躍進した。
変わったなぁ、と思うのが
コミュニケーションを大切にしないといけない
と考えたか、タリバンの広報官が結構頻繁にコメントしている点だ。
いずれも日本語に訳して報じられている。

で。

報じているニュースの種類に違いがあるので当然ですけど
翻訳の仕方が全然違うんですよね。

例えば

「外野席中段まで持って行った大谷のホームランを見ることができたんだ。
今でも覚えているよ」

「クラブハウスで打たれたピッチャーも笑いながらはなしてたよ
彼もあのホームランに感嘆していたんだ」

が、オオタニサンの報道。
これに対して、いつもすごくしかめ面をしている中国の趙立堅報道官


「米国は病気だ。それもかなり重い。
G7は米国の脈を取り、処方箋を出した方がいい」

「米国は中国との協力を望みながら、アフガン撤収は中国への対処に
集中するためだ、と言っている」

大分違う。

いや...不謹慎ですけど趙立堅報道官のコメントを
オオタニサンの記事風に日本語にすると

アメリカは病気なんだ。それもかなり重いね。
G7はアメリカの脈をとって、処方箋を出して上げたほうがいいと思うんだ」


アメリカは中国の協力を望んでいるんだ。
でも、アフガニスタンから撤収して
中国の対応に集中したいとも言っているんだ。クールじゃないね」


いやぁ、大分感じが違いますねぇ。
ひょっとして、本当は趙立堅報道官は
こんな感じにしゃべって...いないですねそうですね。


皆様、よい週末を!