ロン先生の虫眼鏡

【商品市況概況】 2023年5月17日 市況

「債務上限問題楽観で景気循環銘柄に買い戻し」

【昨日の市場動向総括】

昨日の商品市場は、自国通貨建て商品や畜産品、貴金属が下落したが、その他の景気循環系商品は大幅に水準を切り上げた。

米バイデン大統領と、米下院マッカーシー議長の会談がもたれ、早期に債務上限問題が妥結する、との楽観が広がったことが特に景気循環系商品の買い戻し材料となった。

しかし、マッカーシー議長は下院で選ばれるまでに15回も投票があって選ばれた議長であり、はっきりいって共和党内で求心力がある議長ではない。

特に、共和党の保守強硬派である「フリーダム・コーカス」が、早期に妥結すれば大した労力も掛けずにバイデン大統領・民主党に塩を送ることになる、と反発する可能性は高く、これを短時間で御することがマッカーシー議長にできるとは考え難い。

昨日、米1年CDSが再び上昇しているのもそのためだろう。ただ、紆余曲折はあっても米国債がデフォルトするというのは非常に確率の低いリスクシナリオであり、それよりはこの民主・共和の「国債を人質にした政治ゲーム」が長期化することで、S&PやMoody'sなどの格付機関が、米国債を格下げないしはネガティブ・ウォッチにすることだろう。

これだけで国債の価格には下押し圧力が掛るし、現在まだ影響の実態が把握仕切れていない銀行の経営問題にも飛び火するからだ。

その意味で昨日のリスク資産価格の上昇はやや楽観的過ぎると言えるのではないか。


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【ロン先生の虫眼鏡】

最早マンガは電子版しか買わなくなった。
もちろん、紙で読むのが好きなことには変わりないんですけど
さすがに場所を確保するのが難しい。
電子書籍だと、全冊、携帯に入るし
旅行先で続きが読みたくなっても夜中でも買うことができるし。

読みにくいな、とも思ってましたけど
だんだん許容できるようになったし。

で。

さらにありがたいのが「絶版に近い状態で本屋にも、古本屋にも置いてない」
マンガが読めること、なんですよね。

まさか、そんなマンガがあるとは思わずに
探してみたところ、有りましたよ。

「ロン先生の虫眼鏡」

え?何それ?
って思われるかもしれません。知らないですよね。

https://ebookjapan.yahoo.co.jp/books/111616/A000026838/


このころ読んでいた少年チャンピオンに連載されていたマンガで
日本版の子供向けシートン動物記、のような感じで
かなり本格的な動物や昆虫に関する情報を解説してくれるのですよ。

このころ、がきデカとかマカロニほうれん荘とかが連載されていて
圧倒的にそっちの方が人気があって
学校の友達もそちらが好きな人が多かったんですけど
正直両方とも好きじゃなくて、読んでなかったんですよね。
じゃあ、チャンピオン買うな、って話ですけど
圧倒的に僕はこっちが好きだったんですよね。
未だにこのマンガで得た知識が役に立ったりしてますし。

と、こうした昔のマンガが読めるのは電子書籍のありがたいところ。
むかし読んでて、本屋から消えたマンガ
またちょっと探してみようかな。
新しいことにトライするにも、あんまりいいのがないので
温故知新の精神でマンガ探してみます。

今日は東京は良い天気!
本日もよろしくお願いします!