課長島耕作

【商品市況概況】 2023年11月24日 市況

「米統計減速で下落も欧州統計改善によるユーロ高・ドル安が支え」

【昨日の市場動向総括】

昨日の商品市場は、発電系燃料価格や非鉄金属の一角、貴金属価格が上昇したがその他は総じて軟調な推移となった。

欧州製造業PMIが改善、昨日発表された独IFO景況感指数も改善しており、ユーロ高・ドル安となったことが総じてドル建て資産価格を押し上げたものの、米製造業PMIが減速したことで、特にエネルギー需要の先行き懸念が強まったことが材料となった。

足下、景気の減速の可能性が高まっており、景気循環系商品の下押し圧力が強まっている一方、悪化していた欧州の景況感に底入れの兆し(それでも好不況の閾値は大きく下回っているため別にまだ景気がよいわけではない)が見えていることが、ユーロ高・ドル安を誘発しており、底堅い推移になっている。

このまま予想通り、というよりは各国中央銀行の期待する通りの展開になるならば、来年のQ324頃が景気の底であり、そこから回復が見込まれる。

ただ、足下の景況感悪化がこれまでの利上げの影響によるものであれば、むしろ景気の急速な悪化を懸念するのは「利下げを始めるまで~利下げを始めてから」であり、来年夏頃に景気が急速に悪化するリスクも想定しておく必要があるだろう。

「利下げ=景気悪化」で有るため、利下げ期間中はいろいろなリスクが顕在化しやすいことは忘れてはならない。


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課長島耕作

この休み中、久しぶりに

「課長 島耕作

の読み直しを始めた。
と言っても、実家から出て引っ越す時に
全巻棄ててしまったので
電子書籍をオトナ買いするんですけれど。

このマンガ、私が中学生になって
スピリッツとか、モーニングとか

「ちょっと年上の男の人」

が読む雑誌を買えるようになってから
読むようになったマンガで
それなりにオトナのシーンも多く
ドキドキして読んだもんです。

で、今、改めて読んでみると
アメリカ行ったり、派閥に取り込まれたり
銀座のクラブのママを監視するように言われて
乗り込んでいくとそこのママに
逆に籠絡されたりするんですけれど
まだこのとき、島耕作は30代前半なんですよね
かなり波乱万丈の人生ですよ。
いや、実は昔もこれぐらいの年齢から
会社的には政治に巻き込まれるのがフツーだったんでしょうか。
私が昔いた銀行はこれぐらいの年齢の時に
私は退職しているんですが
ひょっとするとその頃、既に政治に巻き込まれていた同期は
結構いたりしたんでしょうかね。
私、銀行では全然本流の人間ではなかったので
寄ってくる役員さんもいませんでしたけれど(苦笑)

と、読み進めていると
島耕作は奥さんと離婚するわけですけれど
小学生ぐらいの子供がいるんですが
島耕作が30代前半であることを考えると
どうも島耕作は20代前半で結婚して
半ばで子供が生まれている計算になりますね。

今よりも結婚・出産といった一連の出来事が
10年ぐらい早い感じです。
(あ、もちろん今でも20代前半で結婚して子供を持つ方は
たくさんいらっしゃいますが)

時代、なんですよね。
このマンガ、40年ぐらい前の設定ですから。
他のシーンでもこれは感じることができるんですが

島耕作が米国の広告業界に関して上司に報告するシーンでは

「もはや米国から学ぶものはありません」

と断言するシーンもありました。
これもバブル崩壊前の時代では、当たり前だったのかもしれません。
それだけこのマンガがビジネス中心に、きちんと描かれていたことを
表しているような気がします。
(後半は完全にビジネスに軸足が置かれますが)

と、昔の時代を振り返る上で
実は非常に貴重なマンガであることに気付いたので
しばらく大人買いを続けて、社外取締役島耕作まで
読んでみようと思っています。

ところで、この頃出てくる大泉専務とか宇佐美常務とかは
実は、年齢的にはひょっとすると
今の私と同じぐらい、ってことになるのかぁ...。
出てくる役員や島耕作も含めて、ほとんど全員愛人がいるし。
ここまでギラギラしてねぇな。俺。

ということで、今日も1日、穏やかによろしくお願いします!