一晩経ったその翌朝

【商品市況概況】 2024年3月8日 市況

「米労働市場需給緩和観測で総じて軟調

【昨日の市場動向総括】

昨日の商品市場は水準を切り下げた商品が目立った。注目の米雇用統計は雇用者数の増加が市場予想を上回ったものの失業者が急増しており、労働市場需給の緩和が確認されたことが景気への懸念を想起させ株価が下落、株が下落する中で総じてリスク資産が売られる流れとなったため。

上昇した商品は米需給報告で需要の増加や南米の不作への懸念が報じられた穀物や、発電燃料でありやや固有の材料があるものが物色された形。特段材料がない中で物色されたのは金であり、「もしトラ」リスクが意識されたのではないかとみている(詳しくは3月6日付けMRA's Eye「金価格とトランプ支持率」をご参照下さい)。

昨日の雇用統計を元に「求人・失業レシオ」を算出すると1.37(前月1.45)と大幅に低下している。、求人数の指標としているJOLT求人は1ヵ月前の数値を用いているが、これにより米国労働市場需給が緩和していることが示唆された。

この場合、相関性の高い原油価格には下押し圧力がかかり、コアCPIにも下押し圧力が掛かる可能性が高まることになる。なお、昨日発表された平均需給も前月比+0.1%(前月+0.5%)と、異常気象の影響とみられた前月の水準から大きく減速、年率換算でも+1.2%と大幅な減速となった。

これにより、米国の利下げ期待は高まることになるが、FEDウォッチでは6月利下げの可能性が57.4%(前日57.1%)とさほど変わっていない。まだサービス業の雇用が堅調であることを意識していると考えられ、むしろ6月の利下げ見送りの可能性が26.6%(25.8%)と期待値が上昇している状況。

今後も引き続き、実体経済の減速が継続するのかどうか、ハード・ソフト両面を確認する必要があるが、この統計を受けて総じて景気循環系商品価格には下押し圧力が掛かる展開が予想される。


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【一晩経ったその翌朝】

この前の平日のとある日
すごい発見があったんですよね。
毎度ネタにしている

「神降臨」

の話ですが、この前は「超弩弓」の神が降臨
いや、もう30柱ぐらい一度に降臨してきて

「ああ、俺が30年考えていたことが
 根底から覆されるような、超弩弓の神が
 ついに降臨した」

と、半ば興奮気味になり
関連する情報をネットで拾って読み(4時間)
この考えを新たなフレームワークとしてまとめ(2時間)
さらに、これに関連する書籍も読まなければと
本を最後まで読めない人間であるにもかかわらず
本を購入し

「明日から俺は生まれ変わる」

ぐらいの気持ちで床に入り

「明日、このレポートを見直しして、さらに肉付けして
 本も読んでさらに考えよう」

ぐらいの夢一杯の気持ちで就寝した。

で。

朝起きて、「さあ、昨日のを見直すか!」
と、読み始めたところ

あれ、あれ?、あれれれれれ???

なんかこれ、前提から間違ってません?
ってか、前提が明らかにおかしい。
いや、この前提、いや、大前提ですがこれが違ったら
後のロジック展開も「見たことのないもの」になるのは必定で
書いている自分が「スゲー、こんなこと考えたこともない」
ってなっても、そりゃ当然なんですよね...

と、昨日6時間費やした作業はほぼ意味が無い
というか、全く意味が無く
あたら無駄に時間を浪費し、血圧だけ上がり
さらにオマケで言えば、うれしさの余り
祝杯を挙げて肝臓と貴重な酒を無駄にしただけの1日でした。

まぁ。

結局の所、朝、毎日書いているレポートは寝かせる時間がありませんが
フレームワークになる重要なロジックのところは
やっぱり少なくとも一晩は寝かせた方がいいっすね。
これはどんなプレゼン資料作りにも言えること、ですけれど...

と...テンション低いですが
今日も1日よろしくお願いします!