ソフトクリーム

(経済関連ニュース)
・オランダ投資銀行NIBCは、米国のサブプライムローンで137百万ユーロの損失が発生。
・米週間新規失業保険申請者数 前週比+7千人の316千人、市場予想310千人。
・7月中国PPI、前年比+2.4%。
・Q207シンガポールGDP改定 前期比年率+14.4%(速報比+1.6%)、市場予想+12.4%。
・米ブッシュ大統領「米国金融市場の流動性は、危機を乗り切るのに十分である。ファニーメイフレディマックは大幅な改革実行が必要だ」
・NY連銀240億?の資金供給。クレジットクランチに対応。
・ECBが市場の沈静化を狙い、948億ユーロの資金供給を実施。BNPパリバ傘下の3つのファンドが解約停止を発表したことなどを受け。

(エネルギー関連ニュース)
・ナショナルハリケーンセンター今年の夏(6月〜11月)は、13〜16の熱帯性低気圧(前回発表時13〜17)、9つのハリケーン(同10個)が発生すると予想。

(商品市況)
「下落」
 昨日の商品価格は続落した。サブプライムローンを引き金とする信用収縮の動きに歯止めが掛からず、BNPパリバ傘下の3つのファンドが支払い凍結となるなど、パニック的な様相を呈し始める中、低流動性資産からの資金退避、円キャリートレードの巻き戻し等が発生、相場をおしさげる事となった。
 商品を巡るファンダメンタルに大きな変化はなく、グローバルエコノミーも健全な成長を続けている事から、現時点においては堅調な推移を予想してはいるのだが、株低迷が長期化した場合、経済に悪影響を及ぼし、景気の後退とともに需要が減少するという本来的な価格下落のメカニズムが働き始める可能性があるため、とにかく株価と経済指標には要注意である。

(非鉄金属)
 昨日の銅価格は下落した。LME在庫・上海在庫が増加したことに加え、米サブプライムローンに端を発する信用収縮の動きが加速、リスクマネーが退避したことが最大の下げ要因であった。引き続き株価動向が最大の焦点となっている。相場の上昇を予想していたが、株の暴落もあり、一目均衡表の雲をあっさりと下抜けしてしまった。引き続き手仕舞い売りが継続しているようである。LME在庫は+1,175Mt増加、(FSCは2.3日)、(キャンセルワラント率は6.0%)。売買高は10,687枚(※現時点で確認できる前日の3Mの出来高)。イールドカーブの形状は期近を中心に小幅低下。C-3は134?バックとバック幅を拡大した。 今後についての見通しに大きな変更はなく、ファンダメンタルの強さを背景に堅調な推移が続くと見ている。しかしながら米株安を切っ掛けに進行している価格調整が継続しており、暫くはワイドなレンジでのもみ合いが続く事になろう。売買材料を整理すると以下の通りである。1つ目は、主要消費国中国の需要が高水準なGDPや固定資産投資、鉱工業生産を背景として需要サイドが堅調に推移する見込みである事、2つ目は生産国のストライキ懸念が以前としてあること、3つ目はLME在庫水準の低さ・キャンセルワラント率の高止まりである。このように供給サイドに関する問題は根本的に解決していない。但し足元は下値を探る動きのほうが優勢になると考えている。理由の1つ目は米国株の不安定さが投資マインドを冷え込ませ、投機筋の手仕舞い売りを誘う事である。小職はサブプライムローンに端を発する信用収縮問題は当面収束しないと見ており、引き続き、株式動向には細心の注意を払う必要があると考えている。2つ目は短期的に中国国内の供給が需要を上回っている可能性があること(6月の輸入統計では精錬銅・銅製品の輸入量が前月から減少しているが、前年比では引き続きプラスが継続しており、この事は経済成長は持続し需要は増加してきているが、短期的に供給不足が解消されている可能性があることを示しているといえる)、3つ目は、中国当局が更なる利上げを示唆するコメントをしていることである。但し、今のところ中国の利上げペースは実体経済に悪影響を及ぼさない程度のゆっくりとしたものになると予想されることから、需要減少を促すまでには時間がかかると考えている。本日はやはり株式動向次第で方向感が出にくいが、低流動性資産からの資金撤退の動きは加速するとみられることからロングポジションの手仕舞い売りが続く事になろう。尚、9月オプションの建玉は8,000?コールが1,039枚、7,700?プットが750枚、7,600?プットが445枚となっている。

 昨日の亜鉛価格は下落した。米国株が300?を超える大幅な下落となった事が材料である。LME在庫の減少は殆ど材料視されなかった。LME在庫は▲450Mt減少、FSCは2.0日(キャンセルワラント率は9.4%)。売買高は3,577枚。イールドカーブは全ゾーンパラレルに低下。C-3は63?バックとバック幅を拡大した。 今後についてはファンダメンタルは強いもののサブプライムローン問題が解決していないことから、総じてワイドなレンジでのもみ合いになると見ている。但し亜鉛は銅やアルミに比して直接投機筋の投資対象になりにくいため、短期的な株価の下落の影響は銅・アルミ比で大きくなく、株価低迷が長期化した場合の影響のほうが大きい(実際に景気が低迷して実需が減少)非鉄金属であることは念頭においておくべきであろう。ファンダメンタルの売買材料を整理してみると、中期的には買い材料が多い。1つは中国のQ207のGDPが予想を上回る大きな伸びとなった事から引き続き中国国内の亜鉛需要は車の防蝕向けに旺盛であると見られること、2つ目はこの旺盛な需要を背景として中国政府が亜鉛輸出の増加に歯止めをかけるべくリベート撤廃に加え、6月1日から亜鉛の輸出関税の引き上げを実施したこと、3つ目は亜鉛の在庫水準が低く有事のバッファが少ないこと、である。しかしながら株価動向が不安定であるため、このマイナス材料がファンダメンタルの強材料を凌駕すると見られることから上値ではしっかりと売りが入らざるを得ない。尚、長期的には大半のメタルと同じく年後半に向けての下落を予想している(3,000?を切る水準までの下落の可能性は現時点では低いと考えている。下値の目途は3月21日にマークした3,119.75?)。まとめれば、短期的には下落、中期的には上昇、長期的には低下、ということであろう。目先の上値は6月4日にマークした直近高値の3,850?、下値の目途は50日移動平均線の3,600?を下回ってしまったことから、6月27日にマークしている3,290?が意識される事になろう。尚、価格の目途となりやすい9月オプションは3,500?コールが510枚、3,500?プットが1,225枚、3,400?プットが1,030枚となっており、下落への警戒感が強いようだ。

 昨日の鉛価格は下落した。LME在庫の大幅減少とキャンセルワラント率の高止まりが続いているものの、米株の大幅下落を背景とする信用収縮の動きが継続しており、力なく水準を切り下げた。この下落により、心理的な節目である3,000?をあっさり下抜けすることとなった。LME在庫は▲1,225Mt減少、(FSCは1.4日)在庫水準の低さやキャンセルワラント率の高さ(キャンセルワラント率は12.9%)を背景に、ファンダメンタルは非常に強い。売買高は3,036枚。イールドカーブは全ゾーンパラレルに低下している。C-3は67?バックとバック幅を拡大した。 今後についてはファンダメンタルに大きな変化は無いことから基本しっかりの展開に変更はない。しかし、信用収縮問題が完全に解決しているわけではなく、むしろ拡大している感があるため暫くは下値を探る動きとなろう(但し鉛は、銅やアルミと比較すると流動性の観点から投機資金の運用対象にはなりにくいため、株価の与える影響は限定的であると考えているが、株価低迷が長期化した場合には実需の減少を通じて価格に下押し圧力を与えるため、注意である)。ファンダメンタルは、中国が鉛の輸出関税を引き上げたことに伴い、中国からの輸出が6月以降減少すると予想されること(6月統計では既に輸出減少が確認されている)、豪を初めとする大手生産者の生産障害になんら進展が見られないこと、自動車バッテリー向けに使用される中国での需要が引き続き旺盛であると考えられる事(6月までの中国の商用車・自家用車販売は引き続き堅調)、LME在庫水準が依然として低いこと(FSCはとうとう1.5日に)ことから、極めて強いと言ってよい。やはり価格は暫く高止まる可能性の方が高いといえる。但し、繰り返しになるが、株価が再び不安定になってきた事や中国の利上げ観測等(中国の利上げは中国国内実需のマイナス要因となり得る)のマイナス材料も徐々に出始めており、著しい高値を維持することが段々難しい環境になっている事も注意すべきであろう。但しカーバッテリー向けに使用される鉛は代替品が存在しないため、下げ幅は限定される事になるといってよかろう。本日も30日移動平均線を維持できるかどうかがポイントになると考えている。

 昨日のアルミ価格は下落した。欧州系投資銀行傘下のファンドが支払凍結に陥るなど、信用収縮の動きに歯止めが掛からない中、銅と同様、低流動性市場における手仕舞い売りの動きが継続した。LME在庫は+75Mt増加、(FSCは8.3日)しているが、需給は他非鉄金属と比べてタイトとは言えない。(キャンセルワラント率は2.5%)。売買高は16,594枚。イールドカーブは全ゾーンパラレルに低下。C-3は61?コンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。 今後については、アルミは銅と同様投機筋の投資対象となり易い非鉄金属であることから、株価動向に左右される展開が続く事になると考えているが、信用収縮の動きに歯止めが掛かっていないことから下押し圧力が強まるものと見ている。また、ファンダメンタル的にも、比較的ベアな要素が多い。1つ目は最大消費国中国が投資抑制を目的として利上げを検討していることである。銅と並んでアルミは政策金利引き上げの影響を受け易い非鉄(インフラ整備の初期段階で使われる非鉄金属であるため)であることから、利上げは即効性はないが徐々に上値を重くする効果が予想されること、2つ目は中国国内の企業在庫水準が以前に比して増加している可能性が高く、LME在庫の水準もFSCベースでは他メタル比で低くないこと、3つ目は原材料であるアルミナ価格が欧州・中国で低下を始めたことが挙げられる。一方で買い材料は、1つ目は中国の固定資産投資や鉱工業生産等が引き続き堅調であること、2つ目はエネルギー価格が需要期を迎えて堅調に推移していること、が挙げられる(但し現時点において低流動性市場からの資金退避の動きが継続しているため、エネルギー価格は低下している)。このほかの売買材料としては、生産量回復後の価格支配力維持の観点から大手生産社の大型合併が始まっている事を挙げておきたい。期先で売りヘッジをしていない企業と、している企業が合併した場合、通常はヘッジをしない方針に変更されるケースが多いからだ。こうした合併の動きも期先での売りヘッジの動きを鈍化させ、イールドカーブコンタンゴ化させる可能性がある(かつて原油市場で見られたように、高い価格水準で全ゾーンコンタンゴになる可能性はある)。
 本日も株動向次第であるが、月次チャートを見るに今年6月にやや潮目が変わった可能性がある。一目均衡表の雲を下抜けしていることもあり明確なサポートラインもない中、昨年1月以来維持してきた2,500?ラインをトライする可能性は十分にあると見ている(個人的にはその水準まで下落したときのイールドカーブの形状がどのようになっているがが一番の関心事であるが)。価格の節目となりやすい9月オプションの状況は、2,900?コールが1,183枚、2,800?コールが2,497枚、2,750ドルコールが3,153枚、2,750?プットが976枚、2,700?プットが1,200枚、2,650?プットが4,450枚となっており、下落への警戒感が強い。

 昨日のニッケル価格は大幅に下落した。LME在庫が増加したこと、株価が下落したことが嫌気された。LME在庫の増加は時期的なものであるが、ここ数ヶ月の在庫増加が地合いを悪化させているようである。LME在庫は+498Mt増加、(FSCは4.6日)、キャンセルワラント率は2.9%。売買高は1,436枚。イールドカーブは全ゾーン低下し、フラットニングしている。C-3は305?コンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。 今後については、LME在庫の大幅な増加を受けたファンダメンタルの転換から暫くは下値を試す動きが継続すると見ている。また、米国株式市場が不安定であること、中国のGDPを受けた中国当局の利上げ観測も売り材料になろう。ニッケル在庫は少ない、と考えていたがFSCも4日を回復しており危機的状態は脱したといってよい。一時期の相場の主役から転落した感がある。また、中国国内での銑鉄使用増加や、クロム系ステンレス(ニッケルを必要としないステンレス鋼)への移行といったマイナス材料もあり、下値を探り易い地合いになっていると考えるべきである。
 小職は30,000?を挟んでのもみ合いを想定していたが、昨年11月15日にマークした28,650ドルも下回ってしまった、ことから次の節目は昨年8月の25,350?、という事になるがここまで水準が下落するかどうかに関しては株式市場動向、LME在庫の状況に拠ると考える。通常、LME在庫はこの時期から12月末まで増加の傾向をたどりやすい。よって、25,000?までの下落はあってもおかしくない、という結論に達する。一方で、銑鉄への移行やクロム形ステンレスへの移行も、ニッケル価格が低下するまでの繋ぎの色彩も強く、ニッケル価格が低下すれば再びニッケルが消費される可能性は高いと考えていることから下値も限られ、中期的には価格は回復するものと見ておいたほうが良い、という見方を現時点で変更する必要性はないと考えている。"
" 昨日の錫価格は下落した。材料は他の非鉄金属と同様であったが、投機筋の運用対象になりにくい非鉄金属である、という事もあり足元の株価下落の影響は限定的なものにとどまったようである。LME在庫は+205Mt増加、(FSCは13.9日)、キャンセルワラント率は0.8%。売買高は321枚。イールドカーブは期先が低下。C-3は45?コンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。 今後については、錫はテクニカルに調整があったものの、インドネシア生産者からの輸出体制が完全に復帰しているわけではないこと(小規模生産者の生産回復にはまだ時間を要する見込み)、やインドネシア政府の金属関連商品の輸出関税強化の可能性から思惑的な買いを誘いやすく、再び上昇すると見ている。また、LME指定倉庫在庫の40〜50%を1人のプレイヤーが保有している事も指摘されており、思惑的な買いを誘い易い環境にあることも上げ要因となろう。但し、他非鉄金属と同様、米国株式の調整に伴うセンチメントの悪化、中国当局の連続利上げが実際に行われた場合の実需減速の可能性には注意しておきたい。また、期先の上昇が始まっている事も、市場が長期的な価格高止まりを容認したことを意味するため、今後の期先の動向には注意する必要があろう。

(エネルギー)
 昨日のNY原油は下落した。注目の米国株式は大幅な下落となったことからNY時間に大幅に水準を切り下げたものの、ファンダメンタルの強さを背景として30日移動平均線に近づくレベルでは買い意欲も旺盛であり、とりあえず下げ幅は限定された格好。イールドカーブは期近を中心に全ゾーン低下。Brentも同様に下落し、一目均衡表の雲の下限をトライする動きとなった。イールドカーブは期近が下落、期先が上昇。気になるのが手前のコンタンゴ幅が拡大している事である。
 石油製品は上昇。RBOBはNY時間に入って買い戻しが優勢となったが総じてもみ合いとの印象は否めない。ファンダメンタルの強さは繰り返しコメントしている通りであるが、やはり株下落のインパクトがそれなりに大きかったためであろう。イールドカーブは全ゾーンパラレルに上昇。ヒーティングオイルは小幅上昇。こちらは一目均衡表の雲の下限できっちり支えられていることから、ファンダメンタルの強さを受けて小幅高となった。イールドカーブは全ゾーンパラレルに上昇。ICEガスオイルも上昇。イールドカーブは全ゾーンパラレルに上昇している。

 本日の原油相場も株価次第であるが、引き続き株の先行きの不透明感が払拭されたわけではないため、ワイドなレンジでもみ合うものと考えている。米国経済の先行不透明感が強まっている中、株価は調整色を強め、債券が物色されるといったリスクマネーのリスク資産からの退避の動きが活発化していることがここ数日の大幅調整の要因であるが、原油・石油製品をめぐるファンダメンタルは大きく変わっていないため積極的に下値は狙いにくい。今週の米統計では製油所稼働率が再び低下に転じたため、石油製品在庫の水準が依然として低いままである一方で、OPECは9月会合まで増産をする見込みではない事から引き続き原油・石油製品とも需給が逼迫することが予想されるためである。
 ファンダメンタル的には、北海油田からの生産減少、OPECが増産について否定的な見解を示している事、ナイジェリアの情勢不安から供給は十分でないこと、石油製品在庫の水準は極めて低い事から需給は引き続きタイトである。ガソリン在庫水準はFSCベースでは依然として過去5年の最低水準を下回るレベルであり、十分な在庫があるとは決していえない。
 イールドカーブが全ゾーンバックになった事から投機資金が投資し易い環境にあるものの、依然として米国株式の動向が不安定であり、株や債券に比して流動性の低い商品市場はまず最初に手仕舞い売りが入り易い。投機資金が再び商品市場に還流するには株式市場の安定が必要条件(必要十分条件ではない)であるため、暫くは投機筋の思惑で相場が上昇するのは難しいといえる。
 WTIはCushing在庫の減少を受けて全ゾーンバックが復活しており、ようやくWTIが「原油の需給の状態を考える」上で有効な指標になってきたといえる。以前から提唱していたWTI/Brentのネガティブスプレッドの解消は、期近のみ解消される事となった。しかしながら北海油田からの生産減少と、著しいユーロ高の影響もあって完全なネガティブスプレッドの解消にはもう少し時間がかかると考えている。
 短期的な在庫水準の指標となる米国のガソリンのサプライカバーは過去5年の最低水準を下回っている状態で、石油製品市場の需給はタイトな状況が続いているといえる。また、ここ暫く横這っていた原油FSCは、昨日の稼働率の低下により再び過去5年の最高水準を上回った。今週の統計でのFSC改善は良い意味でのFSC改善ではない。あくまで稼働率低下に伴う悪い意味での改善である。OPECに増産の意向が今のところない以上、今後、稼働率が改善してもピークシーズン入りしている石油製品の需要を満たすだけの生産をしつつ在庫を積み増す事が難しいといえる。また、IEAの月報では需要見通しが増加し、Non-OPEC生産の増加量を上回っており、Q207の在庫積み増しもやはり十分に行われていないことが確認されている(FSCも変わらず)。こうした在庫水準の低さは以前から指摘している通り有事へのバッファが少ないことを意味し、同時にアップサイドへのセンシティビティが高いことを意味する。ガソリンのFSCは21.0日しか存在せず、ドライブシーズンを耐えうる在庫は確保できていない(過去5年最低の水準は22.4日)。ガソリンの得率が限界的な水準(60%近辺)まで上昇していることを鑑みれば、ガソリンの供給は輸入に頼らざるを得ず、今後も非常にボラタイルな展開が予想される。
 供給サイドに関しては、Non-OPECサプライの減少(北海地区からの産油量減少)の影響が効いてきており、安泰ではない。OPECは9月総会まで増産の意向はなく、夏場のピークシーズンは冷夏とならない限り、供給が不足する状況が続く事となろう(日本は異常気象のため、夏入りが遅れている)。尚、需要増加の顕著な中国であるが、中国の農村部の都市化に起因する石油需要の増加は当面継続する可能性が高く(世銀等の見通しでも2007年の中国のGDP成長見通しは9%台を維持)、大幅な税制の変更等がなければ急速に需要が減少することはないと見ている。
 尚、価格の目途となりやすいWTIオプションの建玉状況は、80?コールが18,413枚、75?コールが24,607枚、70?コールが15,280、枚、75?プットが15,297枚、72?プットが8,400枚、70?プットが13,749枚となっている

(ひとりごと)
この前八ヶ岳に行ったときに
久し振りにソフトクリームを食べた
清泉寮っていう、清里では結構メジャーな観光スポットで売られている奴である。

家族全員で食べたのだが、うちのばあさん、食べるのが非常に下手であった。

クリームはだらだらとたれ
カップコーンに巻かれている紙はぐちゃぐちゃになり
悲惨な様相を呈していた。

しかしソフトクリームって
別にコーンの先っちょの方までクリームが入っているわけじゃないのに
なんであんなにだらだらたれるんですかね?

ふと、私が子供の頃に売っていたアイスクリームに、ジャイアントコーン
ってのがあったんですが
それを思い出した。
何で思い出したかっていうと、あのお菓子、結構厚い紙でコーンが覆われていて
しかもコーンの先っちょまでアイスが入っているがために
食べている最中にコーンの先っちょからアイスが流れ
巻いてある紙もべたべたになり
母親に

「もうちょっと綺麗に食べなさい」

としかられた記憶があったからだ。

なので、私は、
ばあさんをしかった。
もっと綺麗に食べなさい、と。