はやり

(経済関連ニュース)
・2月日本新設住宅着工数 前年比▲5.0%の82,962戸、市場予想▲1.0%。8ヶ月連続の減少。改正建築基準法施行の影響で。
・3月ユーロ圏消費者物価指数速報 前年比+3.5%、市場予想+3.3%。
・3月米シカゴ購買部協会製造業景況指数 48.2(前月44.5)、市場予想46.0。
・4月日銀短観 大企業・製造業DI +11(前回調査時比▲8)、見通し+7、大企業非製造業+12(同▲4)、先行き+13。中小企業製造業 ▲6(同▲8)、先行き▲9、中小企業非製造業 ▲15(同▲3)、先行き▲21。予想を上回る悪化に。
・米USDA作付け見通し 大豆前年比+18%(74.793百万エーカー)、小麦+5.5%(63.8百万エーカー)、春小麦+7.8%(14.3百万エーカー)、トウモロコシ▲8.1%(86.01百万エーカー)、綿花▲13.0%(9.39百万エーカー)。

・ドルは対ユーロで下落。欧州のインフレリスクが高まる中、終始軟調な推移となった。対円ではドル上昇。
日本株は大幅下落。米景気の先行き不透明感や、政治の空転といったマイナス材料が嫌気されドレッシング買いの期待はあったものの後場に崩れ大幅な下落となった。米株は上昇。急上昇。3月年度末を控えたドレッシング買いの可能性が高い。米株は上昇。原油相場の下落やシカゴ購買部協会指数が予想を上回ったことを受け、金融株等が買われた。

穀物市場サマリー)
・大豆は大幅続落。時間外はここ数日の下落幅が大きかったことから安値拾いの買いが入っていたが、USDAの作付け見通しで大豆の作付けが事前予想を上回る内容であったことから、大幅な下落となった。3月1日時点の在庫も1,428百万Buとこれも事前予想を上回ったことから下げが加速した。東京時間に入ってからも大幅な下落が続いている状況。
・トウモロコシは上昇。注目の作付け見通しが発表され、事前予想は下回る面積の縮小であったが素直に反応し上昇、但し引けに掛けては上げ幅を削る展開となった。四半期在庫も6,859百万Buと事前予想を下回った。
・小麦価格は大幅下落。作付け面積が事前予想を上回る+7.8%の増加となったことから大豆の下落もあり、売りが加速した。これに伴い辛うじて維持してきた一目均衡表の雲を下抜け、大幅な調整となっている。


非鉄金属関連ニュース)
・貴金属は軟調。金は時間外は対ユーロでのドル高や原油安の進行で売られたが、NY時間に入ってからは四半期末を控えた手仕舞い売りに押され、大幅な下落となり中期的な上値の目処となりやすい50日移動平均線を下回って引けた。下値は一応一目均衡表でサポートされた格好。銀も大幅下落。こちらもNY時間に入ってからの下落が顕著であり、水準を切り下げた。

・プラチナも下落。時間外は金同様に堅調な推移となったがNY時間に入ってからは四半期末の手仕舞いの動きで金が軟調に推移したことからプラチナも連れ安となった。但し大きく需給環境が改善している分けではないことから下値では安値拾いの買いも入り結局2,000?の心理的節目は維持して引けている。パラジウムも大幅安。

・BHP Billiton Cerro Matoso Nickel鉱山、労使合意。
・2月チリ銅生産 423,201Mt(前年比+8.0%)。1月は439,123Mt。カソードは193,651Mt(前年比+1.1%)、コンセントレート200,689Mt(前年比+2.4%)。
主に労働者が400人を越えるCategory A企業の生産増加(うるう年効果)によるもの(増加の89.6%がこれらの企業からの生産増加によるもの)。Codelcoの2007年の生産は1.665百万Mt(含むEl Abra鉱山)で、2008年も略同じ水準になる見通し。

(エネルギー関連ニュース)
・米在庫統計市場予想 原油+2.3MB、ガソリン▲2.5MB、ディスティレート▲1.6MB、稼働率+0.4%

(商品市況概況)
「今週の経済統計に注目」
 昨日の商品相場は軒並み下落した。3月末を控えたポジション調整の売りによるものと考えられる。今週は今後の世界経済の先行きを占う上で重要と考えられる経済統計の発表が目白押しである。既に日銀短観が発表されたが、大方の予想を上回る悪化となっている。これはひとえに原材料価格の上昇と、政治の空転に伴う国内経済の停滞感が蔓延してしまっているためだ。このマイナスを払拭できるような米経済統計が発表されてくれれば良いのだが、サブプライム問題の完全解決にはまだ時間を要する見込みである。よって、この四半期はそこまで商品市場に対しては強気ではない。今のところ商品市場の動向に大きな影響を与えるのは個別の商品のファンダメンタルズはもちろんであるが、マクロ経済動向の重要性がより高まってくるものと考えている。

(非鉄金属)
 昨日の銅価格は下落した。アジア時間〜欧州時間にかけては前日の下落をフォローする形で軟調に推移していたが、LME在庫が引き続き減少したことなどを材料に堅調な推移となったが、NY時間に入ってからコモディティ全般に月末・四半期末の手仕舞い売りが入る中、銅も下落することとなった。LME在庫は▲2,750Mt減少、(FSCは2.2日)、(キャンセルワラント率は19.9%と上昇している(下グラフのオレンジ色の部分参照))。売買高は7,047枚(※現時点で確認できる前日の3Mの出来高)。イールドカーブは期近を中心に下落し、ベアフラットニングしている。C-3(Cash vs 3M Fwd)は120?バックとバック幅を拡大した。
 昨日の亜鉛価格は下落した。取引序盤から軟調な推移で、終始不冴えな展開であった。LME在庫は▲75Mt減少、FSCは3.7日(キャンセルワラント率は3.1%)。売買高は3,496枚。イールドカーブは全ゾーンパラレルに低下している。C-3は27?コンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
 昨日の鉛価格は下落した。前日比プラスで寄り付いた後、LME在庫の大幅増加や銅価格の下落といった材料を受けて鉛も連れ安となった。チャート的には一目均衡表の雲の下限をとうとう下抜けすることとなっている。LME在庫は+775Mt増加、(FSCは2.1日、キャンセルワラント率は1.6%ここ数週間でキャンセルワラント率は上昇している。)。売買高は1,396枚。イールドカーブは期近を中心に全ゾーン低下している。C-3は14?コンタンゴと前日と変わらず。
 昨日のアルミ価格は下落した。前日のNY株大幅下落を受けて取引序盤から軟調な推移であったが、月末・四半期末を控えた投機筋の手仕舞い売りが殆ど全ての商品市場で見られる中、アルミも同様に手仕舞い売りに押される格好で軟調な推移となった。LME在庫は+550Mt増加、(FSCは9.0日)。(キャンセルワラント率は4.4%)。売買高は6,493枚。イールドカーブは期近が下落、期先が小幅上昇。C-3は49?コンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。
 昨日のニッケル価格は下落した。BHP Billitonのフォースマジュール宣言から一転、同鉱山が労使合意に至ったことや、他商品市場で手仕舞い売りの動きが見られる中、ニッケルも調整することとなった。LME在庫は▲126Mt減少、(FSCは11.6日)、キャンセルワラント率は1.9%。売買高は940枚。イールドカーブは全ゾーンパラレルに低下している。C-3は260?コンタンゴと前日と変わらず。
 昨日の錫価格は下落した。錫は投機の対象になりにくい商品であるが、他商品が期末の手仕舞い売りに押される中、錫も連れ安となった。但し、繰り返しコメントしているが錫のファンダメンタルズは強いため結局大幅な下落となっていない(インドネシアの輸出の遅れやコンゴボリビアの鉱山でのトラブル等の影響)。LME在庫は+85Mt増加、(FSCは8.9日)、キャンセルワラント率は5.33%。売買高は137枚。イールドカーブはパラレルに低下。C-3は115?コンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。

(エネルギー)
 昨日の原油価格は下落した。略予想通りであったが、今週バ議長のコメントや大型の経済統計の発表が控えていることから四半期末を控えたポジション整理の売りが出たためである。取引序盤は堅調な推移となっていたが、NY時間に入ってから急落し、大幅に水準を切り下げた。この下落により100?の心理的サポートラインをトライする展開となった。イールドカーブーブは全ゾーンパラレルに低下している。Brentも同様にNY時間に急落している。イールドカーブは全ゾーンパラレルに低下している。直近限月の騰落率はWTIが▲4.1%、Brentが▲3.6%。
 石油製品も大幅下落。RBOBは限月交代のタイミングであることもあり、四半期末・月末の手仕舞い売りに押されNY時間に入ってから大幅に下落し、30日移動平均線でサポートされて引けた。イールドカーブは期近の下げ幅が大きい。ヒーティングオイルも下落。こちらも期末・月末要因で売られた。イールドカーブは全ゾーン低下しているが、期先の下げ幅が大きい。直近限月の騰落率は▲1.9%。ガスオイルは小幅高。イールドカーブは期先の下げ幅が大きい。直近限月の騰落率は+0.7%。

(ひとりごと)
新入社員の皆さん。
桜が咲いていてくれてよかったですね。皆さんの成功をお祈りしてます。
ですので、私の成功もお祈りしてください。

あ、してくれないですか。そうですか。

さて。

無職の間に、いろいろと考えた。
どうでもいい事を。
むかーし流行ったもので、今使わないものってなんだろう?

学生の頃、無意味に「サイドバッグ」なるものを持ち歩いていた記憶がある。その中に手帳とか、ハンカチとか、まぁ、女の人のハンドバッグみたいなものですな。
なぜか知らないけど、大学生の頃はあれを持っている人が多かった。
考えてみると、便利なように思えてちっとも便利ではない。
だって、例えば本を持ち歩くとき、結局サイドバッグの中には文庫本しか入らないから。

こう見えても結構勉強は嫌いではないので、B5サイズの勉強チックな本を持ち歩く事が多いのだが、あの大きさではサイドバッグには入らない。
平積みの新書だって、殆どがB5サイズである。
結局自分はサイドバッグを捨てて、リュックを持ち歩くようになった。
はっきりいってサイドバッグは無用の長物。
何で流行ったのか、何であれを持っているとちょっとカッコいいと思っていたのか。
時代の変遷とともに移り変わる「流行」は本当に不思議なものである。