コンタクトレンズ

(商品市況概況)
「下落」
 昨日のコモディティ価格は軒並み下落した。米銀行への資本注入に関して米政府が前向きなコメントを実施したものの、株の下落に歯止めが掛からなかったことから全体のセンチメントが株の下落を通じて悪化、軒並み調整売りに押された。しかしながら価格の下落は期近のみに留まっているものも多く、期先は上昇するコモディティが目立った。


(経済関連ニュース)
・タイQ408GDP 前年比▲4.3%、市場予想▲2.8%。
・米金融監督当局は、大手銀行に追加資本を注入し、破綻を阻止する方針を発表。
・「おくりびと」「つみきのいえアカデミー賞受賞!

・ドルは対ユーロで上昇。米金融当局の銀行への資本注入策発表を受けて、ドルが選好された。
日本株は下落。世界的な金融不安の拡大(というよりも不安が払拭されない状態)を受けて金融株が売られた。ノンバンクの破綻等も市場のマインドを冷やした。米国株は続落。米金融当局の銀行への資本注入策にも関わらず、景気悪化懸念が強まっていることから。

非鉄金属関連ニュース)
・NY金は小幅下落。ドルが対ユーロで久しぶりに上昇したことが嫌気された。ただしETFを通じた市場への資金流入は継続しており、下値は限定された。銀も安全資産として貴金属が物色される流れに乗っている。結果的にドルユーロの水準からの乖離が大きくなってきた。

・NYプラチナ価格は下落。自動車会社の経営状況悪化やドル高といったマイナス材料を受けて一旦10日移動平均線の下値を固める動きとなった。パラジウムは投機対象になっていないことから株安を受けて小幅安となった。

(エネルギー関連ニュース)
・米在庫統計市場予想 原油+1.0MB、ガソリン±0.0MB、ディスティレート▲1.5MB、稼働率▲0.1%。
・IEA田中事務局長 「世界経済の成長を加速させるために原油価格は今の水準に留まるべきであり、OPECの減産が景気回復の足枷になる恐れがある」

(非鉄金属)
 昨日の銅価格は上昇した。LME在庫が久しぶりに減少したことや、中国政府の銅備蓄積み増しの動きを受けて堅調な推移となった。ファンダメンタルズについては先々コンセントレートが継続的に不足する可能性が高い環境に変りはないものの、企業や生産者の在庫調整圧力を受けてLME在庫が増加、短期的な需給がルーズになってきていることや中国政府や米国の経済対策が実体経済に影響を及ぼし始めるのは春先以降になると見られることから急速に上昇することは考えにくいが、チャート的には100日移動平均線となる3,750ドルを見てもおかしくない環境になっている。LME在庫は▲950Mt減少、(FSCは10.9日)、(キャンセルワラント率は3.7%)。売買高は7,488枚(※現時点で確認できる前日の3Mの出来高)。イールドカーブは期先の上げ幅が大きく、ブルフラットニングしている。C-3(Cash vs 3M Fwd)は35ドルコンタンゴと前日と変わらず。
 昨日の亜鉛価格は下落した。LME在庫が減少に転じていることや銅の上昇もあって10日移動平均線レジスタンスを試す動きとなったが、この水準を上抜けできなかったことや株式市場の調整を受けて引けに掛けては水準を切り下げ、結果的に全慈悲マイナスとなった。チャート的には一目均衡表の雲の薄い部分を結局上抜けできず、しばらくは1,200ドルが上限として意識されることになると考える。LME在庫は▲3,125Mt減少、FSCは11.3日(キャンセルワラント率は6.5%)。売買高は3,129枚。イールドカーブはパラレルに低下している。C-3は26ドルコンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
 昨日の鉛価格は下落した。株価の調整が大きかったことやLME在庫の増加、50日移動平均線を目指して買いが入ったものの買いが続かなかったことから水準を切り下げる動きとなった。電気自動車、電気オートバイ、電気自転車向けのバッテリー需要が堅調で大幅な調整なく冬場を乗り切ってきた鉛であるが、再び自動車企業の経営先行き、特に米系自動車企業の経営懸念が取り沙汰される中、地合いが悪化し始めている。LME在庫は+325Mt増加、(FSCは2.4日、キャンセルワラント率は2.9%。)。売買高は1,486枚。イールドカーブは略パラレルに低下している。C-3は12ドルコンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。
 昨日のアルミ価格は下落した。米自動車業界を中心とする需要の減少観測を受けて期近を中心に水準を切り下げる動きとなり、とうとう1,300ドルを割り込んでしまった。今後は実態経済の悪化を受けて低い水準での推移が続くと考えられるものの、コストベースで見た場合、限界レベル(1,750ドル程度)を大きく下回って価格が下落している状態が長く続くとは考えにくく、企業の在庫整理も進捗していると予想されることからそろそろ底入れするのではなかろうか。期先は引き続き高い水準での推移が続いている。LME在庫は+12,650Mt増加、(FSCは29.4日)。(キャンセルワラント率は0.5%)。売買高は6,734枚。イールドカーブは期近の下げ幅が大きく、ベアスティープニングしている。C-3は36ドルコンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。
 昨日のニッケル価格は小幅上昇した。昨日の下落幅が大きかったこともあって買い戻しから上昇したものの、株式市場の大幅調整やLME在庫の大幅上昇もあって地合いが悪化し、朝方の上昇分を吐き出す形で下落して引けた。弊社は2009年のニッケルの限界生産コスト水準を7,289〜9,729ドルと想定しており、生産調整が比較的進んでいたニッケルも再び限界コスト水準まで価格を切り下げる動きとなっている。LME在庫は+1,476Mt増加、(FSCは25.9日)、キャンセルワラント率は1.3%。売買高は704枚。イールドカーブは期先が上昇しているが略形状に変化はない。C-3は80ドルコンタンゴと前日と変わらず。
 昨日の錫価格は下落した。LME在庫の減少はあったものの、株価の下落に伴う地合いの悪化を受けてジリ安の展開となった。但しLME在庫の減少は高いキャンセルワラント率を維持しながら続いており、下値は限定されていると考えてよかろう。今後も在庫の減少が見込まれる。恐らく金融危機の影響で生産者の稼働率も低下し、需要家の(限定的な)買いが需給をタイト化させていると見られる。イールドカーブバックワーデーションの状態が続いていることが、需給が逼迫していることを示している。LME在庫は▲35Mt減少、(FSCは8.5日)、キャンセルワラント率は6.84%。売買高は117枚。イールドカーブはパラレルに低下している。C-3は245ドルバックとバック幅を縮小した。

(エネルギー)
 昨日のNY原油は下落した。原油ETFの乗り換えに伴う期近の売りと第二限月の買いが入ったものと見られ、WTIは期近のみ下落、それ以外の限月は上昇している。特に期先の上げ幅が大きい。直近限月の騰落率は▲1.3%。Brentも小幅下落。OPEC減産の効果が限定的なものに留まるとの見方から期近が売られた。イールドカーブは期近が下落、期先が上昇しツイストする形でスティープニングしている。直近限月の騰落率は▲2.2%。Brent/WTIのネガティブスプレッドは小幅縮小している。
 石油製品も下落。RBOBは取引序盤、50日移動平均線レジスタンスを試す動きとなったが、このラインを上抜けできなかったことから引けに掛けては水準を切り下げる動きとなった。イールドカーブは期近の下げ幅が大きいが、期先は略パラレルに低下している。直近限月の騰落率は▲3.1%。ヒーティングオイルも下落。相場展開はほぼ同様であるが、週半ばの米在庫統計で、需要がとうとう前年比プラスに回復したことから下値も堅くなってきた印象。しかしながらFSCベースでの在庫水準が高い状況には変化なく、10日移動平均線を回復するまでの力強さは見られない。イールドカーブは期近の下げ幅が大きくベアスティープニングしている。直近限月の騰落率は▲1.0%。ICEガスオイルは上昇。イールドカーブはパラレルに上昇。直近限月の騰落率は+3.0%。

(ひとりごと)
本木雅弘主演のおくりびと、がアカデミー賞を受賞した。
何でも、現代映画として日本映画が受賞する始めてのオスカーだとのこと(アニメは別)。
映画が好きなので、毎年この賞がどうなるのか横目でチラッとみていたが
主演の本木雅弘じゃないけど、どうせイスラエルの映画が賞を取るんだろうと思っていたら
日本の映画が受賞するとは、欧米人主導の映画祭の中で、非常に感慨深いものがある。

さて。

この前自宅で夕飯を食べていたら
洗面所から、カミさんの小さな悲鳴が
何事かと思って行ってみると

「コンタクトをなくした」

とのこと。
良くやるんですよね。コンタクトを落してしまうのって
絶対に下に落した、とのカミさんの主張を受けて
慎重に床を探る。
面白いもので、日本中恐らくそうであろうが
コンタクトを落して探している人は
例外なく動きがスローになる
コンタクトを探しているカミさんも、中腰で怪しい動き。

でも結局床には落ちておらず、次の標的になったのが我が子である
子供はパジャマに着替え済みであったが
コンタクトが体に付いているだろう疑惑を掛けられ
オムツだけの状態に。
そもそも裸で居るのが好きな我が子は、オムツのみにされたことに興奮しているが
君、明らかに勘違いなので興奮しないように
子供を裸にひん剥いて見たもののコンタクトは見当たらず

カミさんの機嫌が悪くなってきた。
こうしている間にも私の夕飯のラーメンは冷えて伸びていく
嗚呼
本当にこの人はコンタクトを落したんだろうか?

「目の中に入ってるんじゃないの?」

と聞いてみると

「ありました」

もぅ。
大体ですね、コンタクトを落したとき殆どの場合が目の中に入ったままなんですよね
しかし、何で人間、目の中に異物が入っているのにも関わらず気づかないのでしょうかね。
この前、隣に座っている後輩は、「コンタクトなくした」って言ってソフトコンタクト2つも目の中に入れてたし。

教訓。

まず身内から疑え。