〇〇マン-最終回

(商品市況概況)
「山高ければ、谷深し」
 昨日の商品価格は軒並み調整している。発表された経済統計は悪い内容のものがあまりなく、ドル高の進行が売り材料となった。とはいっても経済統計が悪い内容ではなかったことから下げ幅は限られている。今後の相場はどうなるのだろうか。
 このコラムでも指摘してきているが、春先から初夏までの価格上昇は、各国の経済対策の効果と金融政策の効果に伴う「行き過ぎた下落が修正される形での上昇」であり、ある意味健全な価格上昇であった。例えば原油を例に挙げれば60ドル程度までは速やかに価格が戻ってもおかしくなったわけである。しかしながらこの価格上昇の過程で、チャート上買いサインを示す商品が増えたことや、価格上昇に伴い「ショートポジションを継続保有できない投機筋の買い戻し」も相場を押し上げることとなり、商品相場で見られる「上昇時/急落時」のオーバーシュートが起きている。その一方で、景気は底割れが回避された可能性が高いものの、回復には至っていない。そうなるとこの価格上昇は夏場のピークを過ぎた後、一旦下落することになると考えておいたほうが自然である。
 引き続き、景気回復のメインシナリオは各国の経済対策の影響で一旦景気が上ぶれ、その後二番底をつけて本格的な景気回復になる、という展開を想定しているが、FRBバーナンキ議長が年後半の景気回復に自信を示したり、今まで各国の経済対策に対して辛口のコメントをしていたクルーグマン教授が米経済は9月に底を打つ、といったコメントを出すなど、徐々に市場を取り巻く環境が変ってきたこともまた事実であり、「調整局面での下落幅」が限られる可能性も高くなってきた。但し商品価格がこのままのペースで急騰し、インフレリスクが高まれば「山高ければ、谷深し」の例にあるとおり、秋口の調整幅が大きくなる可能性も同時に高いことは忘れてはならないだろう。


(経済関連ニュース)
・WHO パンデミックを宣言。国境封鎖等は行わず。
・4月日本鉱工業生産 前月比+5.9%(速報比+0.7%)、前月改定+1.6%。
・5月米輸入物価指数 前月比+1.3%(前月改定+1.1%(速報比▲0.5%))、市場予想+1.4%。
・6月米ミシガン大学消費者マインド指数速報 69(前月68.7)、市場予想69.5。
・鳩山総務大臣、辞任。西川社長は続投。


NY Dow  :8,799.26(+28.34)
S&P500   :946.21(+1.32)
NIKKEI225 :10,135.82(+154.49)
JPY/USD :98.26(+0.4)
USD/EUR :1.402(▲0.0071)

・ドルは対ユーロで上昇。与謝野財務大臣がドルの機軸通貨体制は揺らがないとコメントしたことなどが好感された。米経済統計が徐々に改善していることも買い材料となっている。ドルは対円でも上昇している。
日本株は大幅に上昇し、10,000円台を回復。世界的な景気底割れ回避観測の強まりを受けて買いが先行した。米株は総じて上昇。BOAの業績上方修正が好感された。夜間発表された経済統計に大きなマイナス要因が見られなかったことも買い安心感を誘った。


穀物市場サマリー)
Cbot Wheat :584.75(▲10)
Cbot Corn :425.50(▲15.5)
CSCE Sugar :15.20(▲0.15)

・大豆価格は下落した。3月の量的緩和実施から略一貫して水準を切り上げてきたがドル高の進行や週末を控えたポジション調整、生産地の悪天候の影響がそれほどでもないとの見方から調整売りが入ったようだ。結果的に10日移動平均線でサポートされて引けている。イールドカーブは略パラレルに低下している。 先週のCFTC Non-Commercialポジションは、ロングが303,745(前週比 ▲3,541)、ショートが93,378(前週比 ▲7,202)となったことから、ネットで210,367(前週比 +3,661)となった。インデックスファンドのポジションは289,846(前週比 ▲322)となっている。
・トウモロコシ価格も下落。ドル高の進行等を受けてエネルギー価格が調整したことから、ファンドの手仕舞い売りに押された。結果10日移動平均線を割り込んで大幅な下落となっている。イールドカーブは期近の下げ幅が大きい。今後に関してはFSC水準の低さから引き続き堅調な推移になると見込んでいる。尚現在のFSCは1970年代半ばの最低水準に近づきつつある。 先週のCFTC Non-Commercialポジションは、ロングが157,798(前週比 +6,026)、ショートが29,378(前週比 +3,016)となったことから、ネットで128,420(前週比 +3,010)となった。インデックスファンドのポジションは131,577(前週比 +673)となっている。
・小麦価格も下落。ドル高の進行に伴いファンドの手仕舞い売りが続いているようだ。イールドカーブはパラレルに低下している。 先週のCFTC Non-Commercialポジションは、ロングが86,529(前週比 ▲13,605)、ショートが79,056(前週比 ▲5,532)となったことから、ネットで7,473(前週比 ▲8,073)となった。インデックスファンドのポジションは142,674(前週比 ▲157)となっている。


非鉄金属関連ニュース)
Comex Gold :940.10(▲21.2)
Nymex Platinum :1,258.7(▲14.4)

・NY金は大幅に下落した。株価が堅調に推移していること、ドル高の進行が材料となった。金は株と逆相関の関係にあり、株価が上昇(下落)する局面では売り(買い)が入り易い。但し過剰な質への逃避への動きが終了した後に、ドルユーロとの従来の関係が回復したとすると900ドル程度までの下落はあってもおかしくない。但し足許の商品価格の上昇幅が大きすぎると景気に悪材料となり先々の株価の急落を誘発する可能性もあるため、こうした環境になると再び金が物色されやすくなることには注意したいところ。今のところQ209の間は金価格の急落は想定していない。昨日の引けは(東京時間0:00価格) 940.10(▲21.2)。
 銀価格は金と同様、大幅に下落した。工業品としての色彩の強い銀であるが、株価が堅調に推移していたものの昨日は10日移動平均線を下回って寄り付いたこと、金価格が急落したことが地合いを悪化させた。昨日の引け(東京時間0:00価格)は 1,487.50(▲61.8)。"

・NYプラチナ価格は下落した。ドル高の進行に伴い貴金属セクターに売りが入る動きにつられた。しかしながら10日移動平均線がサポートラインとして意識されていることから大幅な下落とならず、辛うじて10日移動平均線で維持されて引けている。大手自動車メーカーの経営問題が一旦終息したことから自動車向け脱硫触媒として用いられるプラチナには買い安心感が広がっているのも事実であり、堅調な推移が続いている。プラチナは比較的ドルユーロとの相関が高いが、今のところ一次回帰線上に価格が安定しており。昨日の引け(東京時間0:00)は1,258.7(▲14.4)。
 パラジウムも小幅。プラチナの代替品としてのパラジウムは、プラチナが下落した場合には当然影響を受ける。但しこちらも環境面から需要は堅調であり小幅な調整に留まった。昨日の引け(東京時間0:00)は253.05(▲1.9)。"


(非鉄金属)
Copper 3M :5,235.00(▲141:23C)
 昨日の銅価格は大幅に下落した。上海在庫がまとまった増加となったことやドル高の進行、そもそも高値警戒感が強まっていることから週末を控えて調整売りが入った。中国固定資産投資の水準が高水準なことやLME在庫の増加といったプラス材料はあるものの、上げピッチのあまりの速さにさすがに警戒感が強まっている。とはいっても足許10日移動平均線でサポートされながら堅調な推移となっている。ファンダメンタルズについては先々コンセントレートが継続的に不足する可能性が高い環境に変りはなく、各国政府の相次ぐ景気対策の発表に伴い、市場参加者のセンチメントも好転しており価格は底を打ったと考えられ、当面5,000ドルを挟んで高い水準での推移となろう。但し、景気が回復しているわけではないこともあって、夏場に掛けて一旦調整で下落すると見ているが、その下落は、年後半以降の価格上昇の前の調整と見ておくべきだろう。LME在庫は▲2,900Mt減少、(FSCは61.6日)、(キャンセルワラント率は8.5%)。売買高は11,517枚(※現時点で確認できる前日の3Mの出来高)。イールドカーブは期近が大幅に下落し、ベアフラットニングしている。C-3(Cash vs 3M Fwd)は23ドルコンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。昨日の引けは5,235.00(▲141:23C)。

Zinc 3M   :1,690.00(▲30:28.75C)
 昨日の亜鉛価格は下落した。極端な価格上昇に伴う高値警戒感から取引序盤より軟調な推移となったが、上海在庫の減少といったプラス材料もあり下げ渋り、1,700ドル挟みの展開となった。実需に伴う価格上昇が続いていたが、ここ数週間の価格上昇は投機筋の買いといっても差し支えない。需給はイールドカーブが示すようにタイトではなく、更なる上昇にはやや材料不足の感は否めないものの、当面は現状の高い水準でのもみ合いが継続しそうだ。LME在庫は+900Mt増加、FSCは11.1日(キャンセルワラント率は2.2%)。売買高は4,460枚。イールドカーブは期近と期先の下げ幅が大きい。C-3は29ドルコンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。昨日の引けは1,690.00(▲30:28.75C)。

Lead 3M   :1,785.00(▲35:24.75C)
 昨日の鉛価格は下落した。LME在庫が高止まりしている状況下、ここまでの価格上昇は何回かこのコラムでも指摘したが、正当化できずドルの上昇を切っ掛けに調整することとなった。但し商品相場全体の強センチメントに大きな変化はなく小幅な調整に留まっている。尚、この状況においても大手生産者の生産再開やそもそも景気回復に至っていないことから、上値は限られるとの見方は変更したくはないのだが、相場がオーバーシュートする中で大幅に上昇することは多く、1,700ドル程度まで上昇する可能性を指摘していたが、あっさりこの水準を抜け、1,800ドルを上回ってしまった。相場がオーバーシュートしやすいことを鑑みればさらに1,900ドルまでの上昇も否定できなくなってきた。LME在庫は+375Mt増加、(FSCは3.6日、キャンセルワラント率は0.1%。)。売買高は2,132枚。イールドカーブは期近の下げ幅が大きく、ベアスティープニングしている。C-3は25ドルコンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。昨日の引けは1,785.00(▲35:24.75C)。

Aluminum 3M :1,644.00(▲50:27.5C)
 昨日のアルミ価格は下落した。露生産者の経営悪化に伴う供給不足観測から相場は大幅に上昇してきたが、上昇ピッチが早いこと、200日移動平均線レジスタンスが視野に入ってきたこと、ドル高の進行からLME在庫の減少といったプラス材料はあったものの、さすがに調整売りに押された。今後はGMのChapter11申請後の関連業種への影響、露生産者の生産動向を見極めながら神経質な動きが予想されるが、景気底打ち期待感から多くの商品価格が上昇している環境下、コストベースとして一般に意識されている1,750ドル(弊社の2009年見通しは1,358ドル〜1,454ドル)までの価格上昇は、金融市場の安定もあってその可能性は高いと考えている(というか、目前ですが...)。LME在庫は▲3,025Mt減少、(FSCは42.0日)。(キャンセルワラント率は3.0%)。売買高は9,085枚。イールドカーブは期近の下げ幅が大きくベアスティープニングしている。C-3は28ドルコンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。昨日の引けは1,644.00(▲50:27.5C)。

Nickel 3M :15,690.00(▲110:89C)
 昨日のニッケル価格は下落した。LME在庫の増加、ドル高の進行を受けて週末を控えた調整売りに押された。LME在庫は+336Mt増加、(FSCは29.2日)、キャンセルワラント率は3.5%。売買高は1,541枚。イールドカーブは期近の下げ幅が大きくベアスティープニングしている。C-3は89ドルコンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。昨日の引けは15,690.00(▲110:89C)。

Tin 3M   :15,650.00(▲100:37.5B)
 昨日の錫価格は下落した。ドル高の進行を受けて週末を控えた調整売りが入った。しかしながら積極的な売買材料があるわけではないことから小幅な調整に留まっている。原油や非鉄気に俗には投機による買いが入っている可能性が高いが、そもそもそういった対象となりにくい錫に更に買いが入る余地は少なく、16,000円の節目を上値として小動きとなっている。比較的現在の純粋な需給を反映した価格で取引されやすいのだが、足許のバック形状が示唆する需給のタイトさを反映して堅調な推移となっている。LME在庫は+40Mt増加、(FSCは15.6日)、P596は3.43%。売買高は220枚。イールドカーブは期先の下げ幅が大きく、ベアスティープニングしているが殆ど変化していない。C-3は38ドルバックとバック幅を縮小した。昨日の引けは15,650.00(▲100:37.5B)。


(エネルギー関連ニュース)
WTI :72.04(▲0.64)
Brent :70.92(▲0.87)

(エネルギー)
 昨日のNY原油は下落後、上昇したが前日比マイナスとなった。景気回復期待と、金融機能の回復に伴う実需の買いに伴って各種チャートポイントを上抜けて原油相場は上昇してきたが、それに伴いCTA等のファンドの買いも相場の上げを助長していたが、そもそも景気が回復していないことから週末を控えて手仕舞い売りに押された。CFTCのデータを見るに、CTA等の投機筋の買い(ショートポジションの買い戻し)が相場を堅調にしていると考えられる。イールドカーブは期近が大幅に低下し、ベアスティープニングしている。直近限月の騰落率は▲0.9%。昨日の引けは72.04(▲0.64)。 Brentも同様の相場展開で下落後上昇し、前日比マイナスで引けた。イールドカーブは期近の下げ幅が大きくベアスティープニングしている。直近限月の騰落率は▲1.2%。昨日の引けは70.92(▲0.87)。 WTI/Brentはポジティブスプレッドは拡大。クッシング在庫の減少もあって、一時期の「WTIの指標性の低下」は改善しつつあるようだ。
 石油製品も調整。RBOBは欧州時間からNY時間にかけて下落したが、200?の心理的節目を割り込まなかったことから引けにかけて買い戻しが入った。しかしながら前日比マイナスで引けている。そもそもドライブシーズンであるのだが、FSCの水準が低いこともあって堅調な推移となっている。イールドカーブは略パラレルに低下している。直近限月の騰落率は▲1.1%。昨日の引けは204.31(▲2.18)。 ヒーティングオイルも下落。ベースとなる原油価格が軟調に推移したことから、そもそものFSCの水準が著しく高いことから調整売りに押された。そもそもヒーティングオイル在庫の水準は極めて高い状態が続いており、原油価格の上昇がないと積極的に上値を狙える環境にはない。イールドカーブは期近の上げ幅が大きくベアスティープニングしている。直近限月の騰落率は▲0.9%。昨日の引けは183.75(▲1.59)。 ICEガスオイルも上昇。イールドカーブは期近が上昇、期先が低下しフラットニングしている。直近限月の騰落率は+2.9%。昨日の引けは582.00(+17.5)。


(ひとりごと)
「誰かに嘘をつくような人に なってくれるな」 父の願いと
「傷ついたって 笑い飛ばして 傷つけるより全然いいね」 母の愛
「まっすぐにやれ よそ見はするな へたくそでいい」 父の笑顔と
「信じる事は簡単なこと 疑うよりも気持ちがいいね」 母の涙

いい歌詞書きますね
子供ができたせいでしょうか
こういう歌詞にジンときてしまいます

さて。こっちも負けずに、いい話行きますよ。

で。何でしたっけ?

あぁ、済みません。
マンの話、でしたね。
情けない...

さて。
6文字のマンがこの世に定着しているのはどうも、真実のようである。
ウルトラマン、スーパーマンアンパンマン、ショクパンマン、バイキンマンキッコーマン、皆人気があるマンは6文字だ。
帰ってきたウルトラマン
に至っては、「帰ってきた」も6文字である。
ちょっと前にドラマでやってた「働きマン」も6文字だ。
ちなみに、業界のライバルのゴールドマンも6文字だ。
これに関しては人気が有る、ってのはちょっと簡単には受け入れられないが。
うちの会社も最後にマンをつけて6文字にすると、もっと世に広く浸透するんだろうか?


それはさておき。


ただここにいくつかの例外があることが分かった。

キン肉マンシリーズ

は例外だらけである。
あれは、登場する超人に「マン」を付けるルールがあると考えられるため
ブロッケンジュニア、ロビンマスク等の例外を除けば、マンが付いている超人が多い
6文字でない超人は

バッファローマン(7文字)
アシュラマン(5文字)
テリーマン(5文字)
ウルフマン(5文字)


これは漫画の設定上のルールの問題なので、致し方ない。

その他、6文字でない「マン」の例は

スパイダーマン(7文字)
パンツマン(5文字)

等があるが、済みません。
何でこれらの名前が浸透しているのか良く分からんです。
パンツマンに至っては、中学生の頃の修学旅行で時々出現する程度であり
何で広く日本中に普及しているかは謎である。

いずれにしても、「マン」の名前が浸透するためには6文字である必要があるのは、略間違いない。
認定。


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