コンビニ

(商品市況概況)
「上昇」
 昨日の商品価格は軒並み上昇(貴金属は小幅下落)。基本、株式市場が堅調な推移を続けている中、市場参加者、特に投機筋の買いを誘ったと見られる。電子配信される各種レポートを見ると、上がったことに対する様々な理由が書かれているが、皆、理由を見つけるのに苦労しているとの印象で、想像力を相当たくましくしないと現在のマーケットの動きは説明できない。確実に言えることがいくつかあるが、まとめると、?過剰流動性が各中央銀行によって供給されていること、?それはインフレ政策とほぼ同義であり、市中に資金が供給されていれば各種金融市場で価格上昇を促すこと、?この大量の資金供給はいつか終了せねばならないこと、?金融・不動産セクターの不良債権処理は終了していないこと、?とはいっても景気は回復していること、となる。
 正直、どのタイミングで過剰流動性の供給が終了するのかは良く分からないが、最も早いタイミングでこの9月、遅くとも12月には米国の超金融緩和が終了すると見られている。そのときに無事にExitすることができるのかどうか。かつての日本のようにその金融緩和解除が景気を腰折れさせる可能性もある。但し、現在世界の金融市場は、景気回復のための巨大な実験場状態と化しており、何が起こってもおかしくない(日本は既にこういった状態を長期間経験しているので、海外の人々ほど驚きはないと思うが)。引き続き中央銀行のオペレーションが今後の相場を占う上で最も重要なファクターであると言える。

 あともう1つ、最も意識せねばならないのは、新型インフルエンザの拡大に伴う経済活動の停滞に伴う景気悪化であろう。秋口から来年にかけて景気が回復するとの見方が一般的であるが、もし新型インフルエンザが拡大するとするとこの時期である可能性が高い。実は一番意識しなければならないリスクは、「パンデミックリスク」なのかもしれない。


(経済関連ニュース)
・Q209タイGDP 前年比▲4.9%(前期改定▲7.1%)、市場予想▲5.1%。
・米ルービニ教授「金融緩和の出口戦略の影響で、景気腰折れの可能性が米英で高まっている。日本、中国などは回復が始まった」
・英バークレイズ、ETN(天然ガス上場投資証券)の新株発行を停止。

NY Dow  :9,509.28(+3.32)
S&P500   :1,025.57(▲0.56)
NIKKEI225 :10,581.05(+342.85)
JPY/USD :94.51(▲0.02)
USD/EUR :1.433(+0.0006)

・ドルは対ユーロで上昇。米株の下落を受けて一旦リスク資産への資金シフトが止まった(ドルキャリーの中断)。円は同様の理由で上昇している。
日本株は大幅反発。米中古住宅販売が好調であったことなどから米株が大幅に上昇したため、連れ高となった。米国株は総じて軟調な推移。価格の上昇ピッチが早すぎることと、金融・不動産の不良債権問題がまだ解決していないことに対する懸念が再び持ち上がってきたことから。


穀物市場サマリー)
Cbot Wheat :471.75(+11.5)
Cbot Corn :329.50(+7.75)
CSCE Sugar :21.79(▲0.05)



(金属関連ニュース)
Comex Gold :942.30(▲10.9)
Nymex Platinum :1,248.1(▲11.1)

・NY金は下落。株が総じて軟調な推移となったことからドル高が進行、手仕舞い売りに押された。中期的にはソブリンリスクの高まりや、各国が金の保有比率を増加させる動きが見られることが金価格を高止まらせると見ている。昨日の引けは(東京時間0:00価格) 942.30(▲10.9)。
 銀価格は小幅高。個別の材料に乏しい中、30日移動平均線を下値に堅調な推移となった。昨日の引け(東京時間0:00価格)は 1,419.50(+3.1)。"
・NYプラチナ価格は小幅下落。ドル高の進行と株が総じて軟調であったことから。短期的に相場を動かしているのは為替と株の動向である。昨日の引け(東京時間0:00)は1,248.1(▲11.1)。
 パラジウムは小幅高。昨日の引け(東京時間0:00)は285.35(+0.4)。"


非鉄金属
・7月日本電線工業会銅線出荷量速報 前年比▲20.5%の58,200Mt。
・中国 Henan Jinli Lead Groupが60KMtの生産を停止。環境汚染の問題調査で。


・昨日の非鉄金属は総じて上昇している。中国生産者の生産停止が伝えられた鉛は大幅に上昇し、2,000ドルを回復した。銅は実需とファンドの買い両面で上昇、亜鉛は銅の上昇もあって一時高値をトライしたものの、ファンダメンタルズがさほど強くないことから引けにかけて売られた。アルミは新規材料に乏しい中30日移動平均線から10日移動平均線の間でのレンジワークとなり、ニッケル、錫も大幅に上昇している。
 株式市場が経済統計の内容に関わらず騰勢を強めていることが、投機筋(含む現物取引)を強気に傾けているようである。

Copper 3M :6,425.00(+155:4.5C)
Zinc 3M   :1,856.00(+22:27.25C)
Lead 3M   :2,025.00(+162:18C)
Aluminum 3M :1,927.00(▲1:34C)
Nickel 3M :19,600.00(+300:12B)
Tin 3M   :14,375.00(+75:392B)



(エネルギー関連ニュース)
WTI :74.37(+0.48)
Brent :74.26(+0.07)

・米在庫統計市場予想 原油▲2.1MB、ガソリン▲1.4MB、ディスティレート+0.2MB、稼働率+0.1%
 昨日のNY原油は上昇した。騰勢を強める株式市場を背景に上昇したが、きりの良い75ドルが意識され、結局上げ渋った。先週の米在庫統計は原油在庫の減少が確認されたが、石油製品在庫の高止まりに伴う調達(輸入)の調整によるものであり、引き続き米国内の石油・石油製品需給はルーズである。イールドカーブは期近と期先が上昇している。直近限月の騰落率は+0.6%。昨日の引けは74.37(+0.48)。 Brentは小幅上昇。WTIと同様に株式市場が騰勢を強めている中、上値余地を探る動きとなった。但しこちらもWTIと同様、75ドルが意識されることとなった。イールドカーブは期先の上げ幅が大きい。直近限月の騰落率は+0.1%。昨日の引けは74.26(+0.07)。 WTI/Brentはポジティブスプレッドに戻った。
 石油製品も上昇。RBOBは大幅に上昇。米在庫統計で需要が低迷していることが確認されていること、在庫水準が高いことから上げ材料は正直存在しないものの、株が騰勢を強める中、原油価格が上昇したため上値を試す動きとなった。イールドカーブは期近の上げ幅が大きくブルフラットニングしている。直近限月の騰落率は+2.5%。昨日の引けは204.91(+5.35)。 ヒーティングオイルも上昇。原油価格の上昇を受けて。但し、在庫統計で需要低迷が確認されており、ガソリン同様ファンダメンタルズは引き続き弱く、上値は限定された。イールドカーブは期近の上げ幅が大きくブルフラットニング。直近限月の騰落率は+1.0%。昨日の引けは192.34(+1.85)。 ICEガスオイルは上昇。イールドカーブは期近の上げ幅が大きくブルフラットニング。直近限月の騰落率は+1.4%。昨日の引けは610.50(+8.75)。


(ひとりごと)
今日はちょいと時間がなかったっす。

最近、町、特にコンビニやスーパーで買い物してると思うんですが

レジ袋、薄すぎません?

エコなので、別に良いんですけど
買ったモノがスケスケで
ちょっと恥ずかしい週刊誌を買ったときとか


「買うんじゃなかった」


と思ったりする。
それだけじゃなくて
お昼ってコンビニ弁当で済ますことが多くなったんですが

スプーンとかフォークとか

大分、よわっちくなってしまったように思いませんか?
ちょっと鳥のから揚げをスプーンやフォークで半分に切ろうと思うと
逆に折れちゃったりして
食べる気激減である

やっぱり、マイ箸、マイスプーン、マイフォーク、マイナイフを用意して
会社で持っておいたほうが良いのかも知れない


ニュージーランドでワイン造りをしている友人のサイトも宜しくお願いします。
http://ameblo.jp/satowines/