【商品市況概況】
「政策金利の変更。でもまだ出口は先」
昨日の商品価格は高安まちまちであった。中国が預金準備率を2カ月連続で引き上げた。年初から国内のインフレ・バブルが懸念されていたが、中国当局がこれに速やかに対応している。おそらく今週末の統計発表前後に政策金利も引き上げられる可能性が高く、金利引き上げに伴う需要減少観測が商品相場の上値を重くすることとなった。
一方で欧州不安が、3国の国債入札が無難にこなされたことから若干後退しており、加えてトリシェ総裁が金融政策変更に踏み込んだ発言をするなど、ユーロ安一辺倒の動きが変化、ドルキャリー取引の復活に伴うリスクテイクの動きと、ドル安の進行が商品相場を押し上げることとなった。
これらの金融政策関連の対応を商品市場は処理しきれず、結果的に高安まちまちとなった。尚、ECBの金融政策の変更は実質マイナス金利を解消するため、金等に投資されているキャッシュポジションは解消される可能性が高い。この数カ月では米マイナス金利よりも、欧州のマイナス金利のほうが貴金属価格への影響が大きかったようだ。印象としては、今のところ金融当局の対応はうまく機能しており、金融政策変更に伴う極端な相場下落は回避されている。ただし本番は夏の米量的緩和終了時の対応であり、出口の議論はまだ先である。
「豪州の水害」
豪州の水害が続いている。これに伴いクィーンズランド州の多くの鉱山はフォースマジュールを宣言している。今回の水害の影響が大きいのは、豪州が海上輸送の半分を占める原料炭である。原料炭は鉄鋼の原料として用いられるが、日本の海上輸送原料炭需要に占める比率は中国と並んで高い(2国の合計で4割を占める)。今後の見通しは各リサーチハウスとも別れているが、概ね世界生産の10%弱(15百万トン〜20百万トン)の供給が滞ると見られ、さらに豪雨の影響が大きく、鉱山再開が長引けばさらに供給が下振れする可能性が高い。その一方で中国の鉄鋼生産は増加を続ける見込みであり、原料炭価格の上昇を映じて、鉄鋼価格は上昇する可能性が高い。また、原料炭の使用を避けるために鉄スクラップを用いる動きも加速すると見られ、鉄スクラップ価格も押し上げることになるだろう。
今のところ小麦などの穀物国際価格に大きな影響は出ていない。これは在庫水準の高さ(在庫日数ベースで80日程度)によるものと見られる。しかし、豪州単体で見た場合では価格に影響が出ている。豪州小麦の指標であるAPW価格は11月末から1.5倍近くに急騰している。同地区の全豪に占める生産量の割合は5%程度と実は然程高くはないが、日本は製麺用小麦の多くを豪州から輸入しており、豪雨の影響が長引けば価格のみならず数量確保にも影響が出るのではないだろうか。
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【コモディティインデックス】
MRA CVIX(MRAコモディティ恐怖指数):26.3(+0.23)
MRA RMI(MRAレアメタルインデックス):308.92(+0.55)
【雑感】
昨晩、ウルトラマン好きの例のザ・ガマンの先輩と
その会社の方々、ご友人の方々と新年会があった。
で。
一次会では、ウルトラマンシリーズのタイトルを言って
登場する怪獣の名前をあてる(又はその逆)
といったゲームが行われた。
自分でも異常だな、と思うが、相当覚えている。
ザ・ガマンの先輩も普通ではない。
カルトQに出場しているかのようだ
で。
なんとなくその勢いをかってカラオケに行ったのだが
当然、そういった類の歌を歌うことになる。
そしたらですね、凄い発見があったんですよね
なんと、ウルトラマンタロウの歌の作詞が
阿久悠
なんですよね。
宇宙戦艦ヤマト、だけだと思っていたら意外な発見
結構、歌詞がかっこいいなぁと思ったら
そういうことだったのか...
って、どうでもいいですか。そうですか。