【商品市況概況】
「リスク・オンモード」
昨日の商品価格は軒並み上昇した。ギリシャ緊縮財政法案が可決され、EU等による支援が実行される運びとなり、市場の安心感が急速に広がったことが材料となった。夜間に発表された米シカゴ購買部協会指数が予想外の改善(震災からのサプライチェーン回復とみられる)もアップサイドのサプライズをもたらすこととなった。この数週間〜今後数週間、市場の方向性を決めるのはこうした「政治イベント」であることを確認する数日間となっている。足元市場は「リスク・オン」モードに入っている。しかしこれがいつ「リスク・オフ」モードになってもおかしくない。来週は景気の方向性をみるうえで重要な雇用統計やISM等、主要統計が相次いで発表される予定である。
エネルギーは高値圏を維持。ギリシャ問題が進捗を見せたから急速に買い戻しが入り、IEAの戦略備蓄放出時の下げを完全に取り戻してしまった。前回の戦略備蓄放出時との違いは、「停止している生産ラインが回復するのかしないのか」であろう。理由がどうあれIEAの備蓄放出はリビアの減産によるものであり、同国の生産は紛争が終了したとしてもすぐには回復しない(と少なくとも市場はそう見ている)と判断されている。追加でIEA備蓄を放出する可能性はあるが、現時点においては効果がみられていないこと、OPECを刺激してしまうことから追加放出は慎重にならざるを得ないのではないか。
ベースメタルは軒並み上昇している。ギリシャ問題、中国の利上げ終盤、実質新四半期入り、といった材料が重なった。QE2の終了はあるものの、最大消費国である中国の動向がベースメタルの方向性を決めやすく、温首相がインフレ抑制策が終盤に差し掛かっていることを示唆するような発言をしていること等、買い戻しを入れやすい環境になりつつあるのは事実である。またベースメタルはQ211中最も下げ幅が大きかったセクターであり、投機資金が買いを入れやすい地合いになっていることも上げを助長したようだ。但し世界景気の足踏み懸念、夏場の不需要期突入、中国の大規模停電の懸念等マイナス材料は多く、上値は抑えられるとの見方を維持している。
貴金属はまちまち。金はギリシャ問題の進捗を受けて手じまい売りに押された。PGMはリスクオンモードの中、小幅上昇している。
「再びファンダメンタル指標に回帰」
ギリシャ問題がとりあえず進捗する中、再び市場は経済動向に注目することになるだろう。来週は月初の需要な統計が相次いで発表される。ちなみに本日、メタルの重要指標である中国PMIが発表されるが...
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【コモディティインデックス】
MRA CVIX(MRAコモディティ恐怖指数):27.44(+0.29)
MRA RMI(MRAレアメタルインデックス):305.25(+0.37)
【雑感】
ついに弊社の隣のファミリーマートがオープンした
以前いたオフィスはすぐそこサンクスが最寄りであったが
恐らく距離的にはこっちの方が近い。
何と便利になったことか。
しかし、弊社(というか私)にとって重要なのは
「アイスを売っているかどうか」
である。
ちょうど弊社のアイス在庫も底をついたところなので
朝一番で行ってみた。
店内は広く、いい感じ。
入ってすぐ左手にアイスの冷凍庫が
でも、なんかちっちゃいな...
と、思ったら、素晴らしいっ!!
沢山あるじゃないの、アイス!
思わず
をオトナ買いしてしまいました。
うーん。ちゃんとリサーチしてるんだなぁ
ファミリーマート(本当か!?)
これで残念ながら、近所のローソンと
もう一軒あるファミリーマートには
行かなくなっちゃうだろうなぁ...
店の近さとアイスは、極めて重要なのであります。