池上彰作?

【商品市況概況】

「ECBの危機対策強化で上昇」

昨日の商品市場は軒並み大幅な上昇となった。一昨日のADP雇用統計の改善を受けたリスク回避の動きが後退する中、注目のECBで資産買い取りプログラム、市中銀行への長期流動性の供給の2つの施策の再開が決定されたこと、予想に反し英中銀が資産買い取りプログラムの規模を拡大したことが材料となり、金融システム不安を材料としたリスク回避の売り手の買い戻しが入ったため。


エネルギーは大幅に続伸。材料は金融システム不安の後退である。これによりWTIは80ドル台を回復、需給逼迫が続くBrentもこの2日間の上げで100ドルを回復している。しかしながらこのまま上昇が続くか否かは、今晩の雇用統計の内容によることになるだろう。雇用改善(というよりは過度な悲観の後退)とギリシャ問題がこの数日噴出していないことが原油上昇の最大の材料であるが、米金融政策、エネルギー消費の指標である米雇用統計の内容によってはこれらの買いの前提が崩れる可能性があるためだ。今のところ民間部門雇用者数の増加は9万人程度が予想されている。


石油製品も大幅に上昇。軽質・中間留分クラックは拡大している。但し独製造業受注の悪化等もあり、欧州ガスオイルの上昇はやや緩慢であった。重油クラックは拡大。


ベースメタルは大幅に上昇。材料はエネルギーと同様である。独製造業受注の悪化等のマイナス材料はあったが、ここまでのベースメタルの下落は金融システム不安に因るところが大きく、昨晩のECBの決定が材料となった。特に銅・錫はオフワラント率が高く需要は旺盛であり、クライシスが無ければ上昇し易い。但しこれもエネルギーと同様、今晩の雇用統計次第である。尚、今後の価格の方向性は、今週の一連のイベントを受けた休み明けの中国勢の動向によって決定されるだろう。


貴金属は軒並み上昇している。材料はECBの追加対策と先々の金利引き下げ観測である。結局のところ金融システム不安が無い状態でなければ、安全資産である金も物色し難いということだろう。PGMはよりコモディティ性が高いため、昨晩は金を上回る上昇となった。



「金銀価格の想定レンジ」

(本日発表の米雇用統計に関するコメントは、昨日のレポートをご参照下さい)急速にリスク資産が下げ幅を回復してきている。米経済統計が市場予想よりも悪いなかったことに加え、危機の発信源である欧州が金融危機対策を強化していることが材料である。これは殆ど全ての商品に当てはまっており、安全資産として物色されていた金・銀にも買いが入っている(この間、もう1つの安全資産である債券には売りが入り、金利水準が上昇している)。弊社は年末までの金価格の予想レンジを...


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コモディティインデックス】

MRA CVIX(MRAコモディティ恐怖指数):38.22(+1.31)
MRA RMI(MRAレアメタルインデックス):292.57(+0.44)



【雑感】

この前
子供向けの「食べ物の本」を見たら



白い食べ物:エネルギーとなる
緑の食べ物:体の調子を整える
赤い食べ物:体を作る



とあった。
なるほど。分かり易い。
米とかパンはエネルギーだし
赤身の肉は体を作るし
野菜はビタミンとか繊維質だ



でも、相当分かり易いんだけど
こんなに分かり易くしてしまっていいものだろうか?



と、思って考えた(←嫌な性格...)



白い食べ物でエネルギーにならなさそうなもの・・・



だいこん、カブ



...あれれれれれ
他にエネルギーにならなさそうな、白い食べ物って思いつかんぞ
緑の食べ物で、バランスと関係なさそうなものはええと...



...ないな。少なくとも思いつかない。



赤い食べ物で体を作らなさそうなもの



唐辛子...ぐらいしかないぞ。



うーむ。
この相当「ざっくりした分類」は相当正しいような気がしてきた。
池上彰さんが作ったんだろうか?



違いますかそうですか。