浮気

【商品市況概況】

「S&Pの格下げ報道が市場を混乱させる」

昨日の商品市場は上昇後、下落している。独仏が欧州危機打開に向けてEU条約改正の合意を目指すと表明したことや、イタリア モンティ首相の追加緊縮財政対策を好感し、PMI/ISM指数が良い内容ではなかったものの総じて堅調な推移となっていた。しかし夜間にS&Pが欧州諸国の格下げを検討すると突如発表したことから、取引序盤の上昇を吐きだす形となった。今回の発表では今週のEU首脳会議の結果を見て格下げの判断がなされるようである。以前、このコラムで指摘したが格付け会社の格付け変更は、特に今の様な市場環境だと市場に著しい混乱事由をもたらすことになるため、一段の配慮が必要なのではないだろうか。


エネルギー価格は上昇後下落。材料は冒頭の通り、ミクロ材料よりもマクロ材料が重視された形。非製造業ISM・PMIが発表され、若干の悪化が確認されたが殆ど市場はこれを織り込んでおり材料とはならなかった。ミクロ材料(個別材料)に目を移すと、リビアの増産が市場予想を上回るペースとなっているものの引き続き原油在庫の水準は低く、少なくとも冬場に相場が大きく下がる材料は見当たらない。総じて堅調な推移が続くと予想している。ベースメタルも上昇後下落している。朝方発表されたHSBC中国サービス業PMIは50を上回っているものの前月から悪化、週末発表された中国サービス業PMIが49.7(前月57.7)と大幅に悪化していることを鑑みると、中国当局の金融緩和の可能性は徐々に高まっていると考えられ、独仏の危機対策と相俟って堅調な推移となっていた。しかしS&Pの格下げ検討報道を受けて水準を切り下げる展開となった。時間的にこのニュースは十分材料として織り込まれていないため、本日は下落余地を探る動きとなるだろう。貴金属は下落。S&P報道を受けた急速なドル高の進行で利益確定売りに押されたため。




「ネガティブ・ループ」

商品相場は個別材料よりもマクロ材料が価格の変動要因として意識されている。特に欧州問題と格付けの方向性が市場を混乱に陥れていると言っても言い過ぎではないだろう。
昨晩の相場も欧州当局と格付け機関のせめぎ合い、という感じであった。欧州、特にドイツの危機対応は市場の期待を十分に裏切るものである。昨晩...


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コモディティインデックス】

MRA CVIX(MRAコモディティ恐怖指数):29.14(+0.27)
MRA RMI(MRAレアメタルインデックス):270.54(+0.00)



【雑感】

とあるFB友達の書き込みを読んでいたら



「お客さんのところで別のお客さんに会ってしまった」



という書き込みを発見した。
ありますよねぇ。営業をしているとこういうことって。
特に私が働いていたコモディティ業界は登場人物が極めて少ないので
注意していてもこんなことが良く起きる。



お客さんのところで別の証券会社の人間と会うと
別に何が有るわけでもないんだが
なんとなく気まずい気持ちで一杯である。



話がそれた。
そのFB友達は女性なのだが、そのシチュエーションに関して



「浮気がばれたような感覚」



と、コメントしていた。
分かる分かる(←って、「なんで分かるのよッ」ってカミさんの突っ込みがある可能性が...まぁいいや)。
でも、私はかつて



「お客さんのところに営業に行ったら、別の証券会社がそこにいて、一緒に彼らと座って提案をした」



ことがあります。
これは「浮気がばれた状態」に対して、どう表現するのが適当なのでしょうか?
FB友達曰く、「それは合コンと同じですね」とのこと。
確かに...1人しかお目当てがいない状態の合コンはこんな感じなんだろう。



でも、その証券会社の人と反省会はやりませんでした...