サンダー

【商品市況概況】

「弱めの中国統計と弱気なFRB議長発言でまちまち」

【昨日の市場動向総括】

昨日の商品市場は高安まちまち。増産観測が強まっているエネルギーはドル高進行もあって調整。中国の統計の減速が確認された非鉄金属には買い戻しが入った。

ここに来てコロナのデルタ株の感染拡大を受けて世界経済がこのまま期待通りの回復にならず、政策面でのサポートが必要なのではないかという見方が強まっている。テーパリング開始で金融相場から実需相場への脱却が見込まれていたが、それが遅れる可能性が出てきた。

ただし、テーパリングは過剰に踏み込んだアクセルを緩める動きであるためこの状態でも想定通り行われると予想される。

 

それにもかかわらず米長期金利が低下しているのは、欧州の金利低下などで明らかに米国債が割安であるため、比較感からの買いが入っているためと考えられる。テクニカルな要因だろう。

とは言え、この動きは金融面で資源価格を押し上げることになる。なお、資源価格の上昇が業績に影響、という記事を多数目にするようになった。ただしこれは価格が既に上がり、いわゆる「火事の状態」であるため今から保険には入れない。

価格上昇への対応は「上昇前から」行う必要があるため、こうなると打ち手が限られる。そのため現状は使用量を減らしたり、業態によっては価格転嫁を進めるなどして対応する必要が出てくる。本体価格が上昇しているので、値下げ交渉で削減できるコストは限定される。とは言え、テーパリングの進捗で価格は一旦調整するだろう。

しかし、価格が下落したとしても、この後も再び資源価格が上がる可能性があるため何らかの対応を検討すべきと考える。脱炭素で資源需給が今までとは異なる動きとなり、上昇リスク/下落リスクが顕在化する中で価格リスクへの対応は重要な経営課題の1つである。

今月から企業決算が本格化するが、「資源価格の上昇で営業利益が圧迫され」る企業が増えると予想されるが、こうした価格リスクに対してどのような対策を講じたか、あるいは今後どのような対策を講じて行く予定であるかがより重要になると考える。

 

昨日の動きではないが、香港で炭素取引のオンライン取引が開始される。キャップアンドトレード方式を用いて発生した排出権を売買する仕組み。欧州ではリーマンショック前からこの仕組みが稼働している。

地域毎に価格が異なり、制度や規制も異なるので世界的に統一された価格での売買が行われるには相当な時間がかかると予想されるが、限界的なレベルまで二酸化炭素の削減が進めば、後はこの排出権取引が主体になると考えられる。

欧州勢はそもそもここに照準を当てていた可能性は高く、金融商品や運用商品への加工も想定され、「新たなバブル」「新たな価格リスクマネジメントの対象資産」となる可能性は否定できない。


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【雑感】

【サンダー】

この前、非常事態宣言の前に
相当久しぶりに寿司屋に家族で行きました
我が家は寿司が大好きで...
と、思っていたら実は寿司が好きなのは私だけで
カミさんや子供達は

「別にそれほどでも」

らしい。
ラーメンとか、中華とか、焼き肉の方がいいらしい
ちぇっ
いいよ、もう俺だけで食べるから。

と、それが言いたいわけじゃなく
この前ネットニュースを見ていたら

アニサキスを放電で駆除」

というニュースが出ていた。
そう、鯖とかの内臓、イカの身に寄生していて
死んじゃうと魚の身のところに移動し
きちんと処理してないと大変なヤツです

ちゃんとしたお店だと、目視で確認しながら捌くので
釣り好きで魚の処理に長けている兄曰く

「まず当たることはない」

らしいです。
ですが、人間がやることなので漏れがあるので
アニサキスにやられるケースがあるわけですね。
そうしたら、

「電流を流すことで、鯖の身に仕込んだアニサキスが全滅した」

とあった(コレ↓下の方にアニサキスの映像があるので、注意してください)
https://www.j-cast.com/trend/2021/07/05415391.html?p=all

おぉ...
これなら安心して食べられるじゃないですか。
日本人、魚や肉などを生で食べることに命を賭けてるよなぁ...
と、ふと思った。

ちょっと前に読んだベルセルクもそうだったけど
主人公のガッツは強いんですが敵が余りに多いと
さすがに無理なんですよね。
そこで登場するのが魔法使いのシールケ。
彼女が魔法を唱えると、何百と魔物をやっつける訳ですよ。
これに似てる。

指輪物語だって、結局騎士よりもガンダルフの方が強いし
ファイナルファンタジーだって、敵が多いときはやっぱり魔法だ。
イメージ、魚に対して「サンダー」の魔法を唱えているようなもんか。

ということで、そのうち「サンダー鯖」の名前で
商品化されるとみた。