だいぶまし

(経済関連ニュース)
BOE 政策金利を5.75%で据え置き(市場予想通り)。
・米週間新規失業保険申請者数 前週比+16千人の317千人(前週 301千人(速報比+3千人))、市場予想310千人。
・8月米製造業受注 前月比▲3.3%(前月改定+3.4%(速報比▲0.3%))、市場予想▲2.8%。除く輸送機器では▲1.7%(前月+1.7%)。
・8月米耐久在受注 前月比▲4.9%(前月改定+5.9%(速報比変わらず))
・小麦は上昇。深刻な供給不足を受けて。大豆も小麦の上昇に連れ高。トウモロコシはテクニカルな売りで下落。
・USDA発表 週間輸出成約高
大豆 661.1KMt(前週745.6KMt)、市場予想600KMt〜850KMt
トウモロコシ 1,150.7KMt(前週1,697.7KMt)、市場予想800KMt〜1,300KMt

非鉄金属関連ニュース)
・貴金属は総じて上昇。米統計を受けたドル安の進行を受けて金・プラチナ・パラジウム・銀、全て上昇している。
・Harmony Gold Mining, 南アフリカの鉱山に閉じ込められた3,200人のうち、1,500人を救出。

(エネルギー関連ニュース)
・Petroleos de Venezuela El Palito製油所(135KBD、ベネズエラ)、電力障害で稼動停止していたがCCUを再稼動。
・Valero, ConocoPhillips、カリフォルニアのプラントの一部を電力障害で一時停止していたが、その影響で同地区のガソリン価格上昇。
・ExxonMobile Torrance製油所(150KBD、カリフォルニア、P5)、電力障害で一時停止していたが再稼動。

(商品市況概況)
「まちまち。非鉄金属・貴金属が安くエネルギーは高い」
 昨日の商品価格はまちまち。一昨日とは逆で、非鉄金属は週末を控えたポジション調整と思われる売りに押されて下落、貴金属は引き続きドル安を受けて堅調な推移、エネルギーはここ3日間調整を続けていたため、やはりポジション調整と思われる買いがNY時間に入り大幅に上昇した。
 今のところ商品市場はFOMCでの「更なる」利下げを織り込もうとしていることから相場は一時期の悲観論が後退している。今晩発表される米雇用統計を控えてアジア〜欧州時間にかけては積極的に動きにくい展開となろう。"

(非鉄金属)
 昨日の銅価格は下落した。直近の価格上昇幅が大きかったことから利食い売りで下落すると見ていたが、予想通り値を下げた。アジア〜欧州時間にかけてはLME在庫の増加もあってジリ安の展開であったが、米国時間に発表された製造業受注が悪化したことで大幅に水準を切り下げたが、引けにかけてはファンダメンタルの強さもあって下げ幅を削った。ただし大幅な下落局面でも10日移動平均線のサポートラインを割り込むには至っていない。LME在庫は+700Mt増加、(FSCは2.6日)、(キャンセルワラント率は0.5%)。売買高は4,961枚(※現時点で確認できる前日の3Mの出来高)。イールドカーブは略全ゾーンパラレルに低下。C-3は59?バックとバック幅を縮小した。

 昨日の亜鉛価格は下落した。LME在庫の減少はあったものの、50日移動平均線レジスタンスラインが強く意識されているうえ、銅価格が調整したこともあって連れ安となった。但しこちらもこのコラムで指摘している10日移動平均線のサポートラインを割り込むには至らなかった。亜鉛は短期的に買い材料が多いが、中期的には売り材料が多く方向感が出にくくなっている。亜鉛流動性の観点から銅に比して投機の対象となりにくいこともあり、行き過ぎた価格上昇があれば修正され易い。LME在庫は▲250Mt減少、FSCは1.9日(キャンセルワラント率は12.0%)。売買高は2,676枚。イールドカーブは期近を中心に全ゾーン低下し、ベアフラットニング。C-3は8?バックとバック幅を拡大した。

 昨日の鉛価格は下落した。LME在庫の減少はあったがやはり週末を控えたポジション調整の売りに押されて水準を切り下げたが、LME在庫が減少したことや一昨日の上げ幅の半値近く(3,550?近辺)では押し目買いもはいり、米国時間に発表された統計とは関係なく、引けにかけては下げ幅を削る展開となった。基本、新規材料が出ない中10日移動平均線を下値としてレンジワークとなった。LME在庫は▲50Mt減少、(FSCは1.0日)在庫水準の低さやキャンセルワラント率の高さ(キャンセルワラント率は2.0%)を背景に、ファンダメンタルは非常に強い。売買高は1,286枚。イールドカーブは全ゾーンパラレルに低下。C-3は102?バックとバック幅を拡大した。

 昨日のアルミ価格は予想に反し大幅に下落した。10日移動平均線のサポートラインを小幅上回ってオープンしたものの、10日移動平均線のサポートラインを割り込んだところから下げが加速、NY時間に発表された製造業受注の悪化を受けて略一貫して水準を切り下げるう動きとなった。LME在庫は+300Mt増加、(FSCは9.1日)しているが、需給は他非鉄金属と比べてタイトではない。(キャンセルワラント率は3.9%)。売買高は11,692枚。イールドカーブは期近が大幅に下落し、略全ゾーン綺麗なコンタンゴになってきている。C-3は53?コンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。

 昨日のニッケル価格は大幅に下落した。週末を控えたポジション調整の売りが入ると思っていたが、予想以上であった。今のところ10日移動平均線レジスタンスラインを上値として、中期的には一目均衡表の雲の上限を上値として頭重い推移となっている。LME在庫は▲36Mt減少、(FSCは8.3日)、キャンセルワラント率は3.1%。売買高は734枚。イールドカーブは期近を低下し、ベアフラットニングしている。C-3は310?コンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。

 昨日の錫価格は大幅に下落した。LME在庫の減少はあったが、ニッケル価格が調整したこともあって大幅に水準を切り下げた。しかしながら10日移動平均線のサポートラインを割り込むまでには至らず、下値では押し目買いも優勢で引けにかけて下げ幅を削った。今のところ10日移動平均線を割り込む気配はない。LME在庫は▲25Mt減少、(FSCは13.3日)、キャンセルワラント率は5.89%。売買高は272枚。イールドカーブは全ゾーンパラレルに低下。C-3は130?コンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。

(エネルギー)
 昨日のNY原油は大幅に上昇した。一旦下値を固めるべく30日移動平均線まで水準を切り下げると考えていたが、まったく逆の動きとなってしまった。WTIは目新しい材料がない中、前日引けレベルでもみ合っていたのだが、米国時間に入って大幅に上昇。おそらくCTA等の買戻しが入ったものと考えられるが、結果的に10日移動平均線を回復して引けることとなった。結局のところ原油を巡るファンダメンタルに大きな変化はなく需給はタイトであることから、このコラムで指摘しているように下値は堅いということなのだろう。但し、引き続き高値に対する警戒感も根強く、上昇余地が限られている、という感じである。イールドカーブは期先を中心に全ゾーンパラレルに上昇している。Brentも同様、NY時間に入ってから大幅に上昇し、10日移動平均線のサポートラインを回復するに至った。このタイミングで大きく買いを入れる材料はあまり見当たらないため、やはりファンド等の買いが入ったと考えられる。イールドカーブは全ゾーンパラレルに上昇している。WTIとBrentのスプレッドは、期近と超期先でポジティブ、中期先でネガティブの状態が続いている。
 石油製品も上昇。RBOBもNY時間に入ってから大幅に上昇。水曜日の統計でファンダメンタルの強さが確認されていることや、一目均衡表の雲の下限で価格が支えられていることから買いが優勢となり、10日移動平均線レジスタンスラインを回復した。イールドカーブは略全ゾーンパラレルに上昇。ピークシーズンが過ぎたものの、ガソリン需要は旺盛であり、加えて在庫水準も低いため積極的には売り込みにくく、堅調な推移が続いている。ヒーティングオイルも大幅に上昇。目先のサポートラインとなっている30日移動平均線を下値として大幅に水準を切り上げ、10日移動平均線を回復して引けた。イールドカーブは期近を中心に全ゾーン上昇。ICEガスオイルも上昇。イールドカーブは期先を中心に全ゾーン上昇している。

(ひとりごと)
沢尻エリカが叩かれている。
個人的にはあまり興味はないのだが、何でも舞台挨拶の態度がなっていなかった、とのこと。
確かにニュースを見ていると、「ちょっとなぁ」と思うし、反省するべきだろうと思う。

が、しかし。

彼女まだ21歳なんですよね。自分が彼女ぐらいの年齢のころ、どうだったか思い返してみると、

酒を飲んで暴れるのはしょっちゅうで
事務ができなくて、お店の七夕飾りに先輩から「ちゃんと事務ができるようになりますように」とか書かれたり
お店の窓口で、彼女に別れ話を切り出されたり

おおよそ、社会人としてはいかがなものか?
と思うようなことしかしていなかった。
正直、彼女を悪く言えるような立場ではない。

新しいほうの「明日がある」では

近頃の若いやつはと よく言うけれど
自分のころより 大分まし

というくだりがあったが、まさにそのとおりだな、となんとなくニュースを見ていて恥ずかしくなった。