シャンパン

(経済関連ニュース)
・11月米消費者物価指数(CPI) 前月比+0.8%(前月+0.3%)、市場予想+0.6%、前年同月比+4.3%は2006年6月依頼最大。
 11月米コア指数 前月比+0.3%(前月+0.2%)、市場予想+0.2%。
・11月米鉱工業生産 前月比+0.3%(前月▲0.7%)、市場予想+0.2%。設備稼働率81.5%(前月81.4%)、反動増加か。
・11月ユーロ圏CPI確定値 前年比+3.1%(速報比+0.1%)。略6年ぶりの高い上昇率。利下げが困難に。
・東京穀物取引所 1月4日からザラバと取引開始(コーヒー、粗糖で)。
・米国株は下落。CPIが予想を上回るインフレ懸念を示すような内容であったことから、利下げ観測が遠のいた。どうも米政府のサブプライム関連の対応策は、不十分との見方が大勢を占めつつあるようだ。為替はこの利下げ観測の後退により、ドル高が進行。

(今週の主な予定)
20日Q307米GDP(市場予想 前期比年率+4.9%)、米景気先行指数(同 前月比▲0.3%)
21日 11月米個人消費支出(同前月比+0.7%)、11月PCEコア価格指数(同前月比+0.2%)、11月米住宅着工件数(同前月比▲4.3%)

穀物市場サマリー)
・大豆は反発。再生燃料の使用増加を求める新エネルギー法案可決や、アルゼンチンの降雨不足を受けて上昇した。
・トウモロコシは続伸。大豆と同様、新エネルギー法案可決を受けた買いが入った。
・小麦も史上最高値に上昇。アルゼンチンの乾燥気候を受けて。

非鉄金属関連ニュース)
・貴金属はまちまち、金は対ユーロ安や原油高を受けて強含む局面があったが、その後ドルが米CPIを受けて強含んだことから下落に転じ、前日比マイナスとなった。銀も同様の内容で水準を大幅に切り下げ、一目均衡表の雲をついに下抜けした。
・プラチナは反発。時間外で上昇した後、高値を維持して引けた。

(エネルギー関連ニュース)
アルジェリア ヘリルエネルギー鉱相「2月1日のOPEC総会で生産枠を引き揚げる可能性がある。」
・IEA 2008年世界石油需要 前年比+2.5%の87.8MBD(11月時点予想比+110KBD)

(商品市況概況)
「米経済再び不安定に」
 週末の商品価格は総じて軟調に推移した。米CPIが予想を大きく上回るインフレ懸念を示す内容であったことからドル高が進行、加えて利下げ観測後退に伴う株価の大幅調整がマインドを冷え込ませた。一時期避難的に商品市場に流入していた資金はクリスマス休暇を控えて積極的な売買を手控えたと見られ、今回は株安が売り材料となりえたようである。
 今後については、欧米金融機関の著しい信用悪化懸念が後退してはいるものの、それとは別に米景気の減速の可能性は引き続き高く、引き続き商品相場全体に下ぶれリスクが高い相場展開が続くと考えておくべきである。

(非鉄金属)
 週末の銅価格は上昇した。新規材料に乏しい中、週末ということもあってもみ合い推移すると考えていたが略予想通りとなった。ドル高の進行やLME在庫の大幅な増加(欧州、米国、韓国で顕著に増加)を受けて総じて軟調であったものの、下値では安値拾いの買いも入り結果的に前日比プラスで引けている。LME在庫は+3,675Mt増加、欧州で減少し、米国で増加している。(FSCは3.9日)、(キャンセルワラント率は1.6%)。欧州で在庫が減少、米国で在庫が増加している。売買高は5,958枚(※現時点で確認できる前日の3Mの出来高)。イールドカーブは全ゾーンパラレルに上昇している。C-3(Cash vs 3M Fwd スプレッド)は54?コンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。
 週末の亜鉛価格は下落した。ドル高の進行と、LME在庫の比較的大幅な減少(ロッテルダム、米国、マレーシア)したことを受けて10日移動平均線を上値としてもみ合い推移して引けた。ただし米国株価がLME在庫は▲300Mt減少、FSCは2.4日(キャンセルワラント率は6.1%)。売買高は2,953枚。イールドカーブはパラレルに低下。C-3は5?コンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。
 週末の鉛価格は上昇した。CPIの上昇に伴うドル高の進行や株安の進行といったマイナス材料と、LME在庫の減少(シンガポール、米国)といったプラス材料が混在する中、現状レベルでのもみ合いとなった。LME在庫は▲625Mt減少、(FSCは1.8日、キャンセルワラント率は7.0%)。売買高は978枚。イールドカーブは期近を中心に小幅上昇し、ブルスティープニング。C-3は19?バックとバック幅を拡大した。
 週末のアルミ価格は下落した。米CPIを受けたドル高の進行と、利下げの可能性の後退に伴う米国株安を受けて下値を探る動きとなった。原油価格の下落もマインドを冷え込ませたようである。LME在庫の大幅減少(シンガポールで大幅減少、米国で増加)によって下支えはされたものの結局極めて小幅ながら前日比マイナスとなった。LME在庫は▲1,975Mt減少、(FSCは9.0日)。(キャンセルワラント率は3.5%)。売買高は6,369枚。イールドカーブの形状は略変わらず。期先が若干下落している。C-3は51?コンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
 週末のニッケル価格は上昇した。米CPIを受けたドル高の進行や株安、LME在庫の大幅増加(シンガポール)といったマイナス材料はあったが、チャートポイントである10日移動平均線を上回ったところから上げが加速、結果、テクニカルな上値として意識されていた10日移動平均線レジスタンスを上抜けすることとなった。LME在庫は+210Mt増加、(FSCは11.7日)、キャンセルワラント率は2.3%。売買高は706枚。イールドカーブは全ゾーンパラレルに上昇している。C-3は225?コンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。
 週末の錫価格は上昇した。前日の下げ幅が余りにも大きかったことや節目となる16,000?で支えられたこともあり、買い戻しが優勢となった。LME在庫の大幅増加(シンガポール)は殆ど材料視されていなかった。LME在庫は+155Mt増加、(FSCは12.2日)、キャンセルワラント率は5.52%。売買高は420枚。イールドカーブは全ゾーンパラレルに上昇。C-3は153?コンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。

(エネルギー)
 週末のNY原油価格は下落した。米CPIが大幅な上昇となる中、米国株式が大幅に調整、ドル高の進行も進んだことからエネルギーも週末を控えてポジション整理の売りが出た模様である。結果、50日移動平均線でサポートされて引けている。イールドカーブは期近のみ下落しそれ以外のゾーンは略変わらず。Brentも殆ど同様の相場展開であったが結果小幅プラス。こちらは30日移動平均線のサポートを試す展開となった。イールドカーブは期近のみ上昇し、そのほかのゾーンはほとんど変わっていない。
 石油製品も下落。RBOBもドル安の進行や米経済の先行き不透明感の高まりから軟調に推移し、30日移動平均線まで水準を切り下げる動きとなった。イールドカーブは全ゾーンパラレルに低下。ヒーティングオイルも下落。ドル高の進行や株の大幅安に伴う先行きの不透明感の高まりから略一貫して水準を切り下げる展開。ただし、下の統計の評価でもコメントしているようにヒーティングオイルは在庫が少なく、下げ幅は限定された(RBOBが▲1.4%、ヒーティングオイルは▲0.3%)イールドカーブは期先の下げ幅が大きい。ICEガスオイルも下落。イールドカーブは期先の下げ幅が大きい。

(ひとりごと)
クリスマスシーズンが近づいてきた、っていうかもうすぐクリスマスだ。
我が家がプレゼント交換をするために毎年買い物に奔走しているのはこの前書いたとおりである。

プレゼントのほかにそろそろ、シャンパン買っておかなきゃだめですよ。
シャンパン、美味しいですよね
おそらく、お酒の飲める日本中の女性はシャンパンが好きだ、というのは間違いないと思う。
なので、男からすると、クリスマスの時期のレストランデートは、高くても頑張ってシャンパンを頼む人が多い。
でもシャンパン、って高いから男からするとレストランでシャンパンを頼むのは、結構背伸びをしているのだ。

ところが実際、レストランで扱われているシャンパンを見てみると、結構種類が限られていることに気がつく
比較的安め(といっても高いが)のシャンパン1種と(安めに価格を設定しているので、モエが供されていることが多い)
後はドンペリとか、ボランジェとか、クリュグとかいかにも有名そうなのが1種類
という組合せである。

実際、シャンパンって、フランスのシャンパーニュ地方で作られたもののことのみを指し
他の地区で作られたものは、ヴァン・ムスーというらしい。
正直味がそこまで違うと思わないので、自分自身としてはヴァン・ムスーで十分なのだが、シャンパンは普通の人はしょっちゅう飲むものでもないので
やはり有名なものを並べなければお客さんは選んでくれない。ヴァン・ムスーの方が遥かに安いのに...
よって、いかにも美味しんぼとかで紹介されました、的な有名なシャンパンのみが並ぶことになるのだ
当然値段も高くなる。

シャンパンを開けるときは、最近は静かにあけるソムリエの人が多いけれど
せっかくこっちは無理して頼んでいるので、エンターテインメントとして音を出してあけてもらいたいな、といつも思う。
何で音を立てないのかというと、泡が吹いて、せっかくのシャンパンがなくなっちゃうリスクがあるからなのだ。

なので、せめて家で飲むときぐらい、と思い大きな音を立ててしまう。
そう、泡が吹いてしまうのもつい忘れて。

この前チームの人間(Mr.K)の家に遊びに行き
K氏がお嬢さんのために「子供用シャンパン」を開けてあげていたのだが
上記の理屈を説明するのを忘れたのでK氏は全く無防備に、盛大な音を出して栓を抜いた
結果、何が起きたか?
華やかな音とともに、床にこぼれ行く子供用シャンパ
半分しかなくなった子供用シャンパンをみて
お嬢さん号泣
という悲しい事態が、楽しい非であるにも関わらず発生したのだ。

今日の結論。
自宅でシャンパンを開けるときは、円満な家庭生活を望むなら、静かにコルクを抜いて下さい。