バレンタインデー

(経済関連ニュース)
・1月英失業率 前月比▲18千人の794.6千人、市場予想▲5千人。1年4ヶ月連続で失業者数が減少。失業率は2.5%に。
・米MBA住宅ローン申請指数 前週比▲2.1%の1,063.5、購入指数▲0.3%の40.3.9、借換指数▲3.0%の4,901.5。
・1月米小売売上高 前月比+0.3%(前月改定▲0.4%(速報比変わらず))、市場予想▲0.3%。予想外のプラス。
・12月米企業在庫 前月比+0.6%(前月改定+0.4%(速報比変わらず))、市場予想+0.5%。
・ドルは対円・対ユーロで強含み。経済指標の好転を受けて株が続伸したことを受けて。米国株は続伸。ハイテクやエネルギー関連業種が物色された。
・砂糖価格が2006年8月以来の高値に上昇。バイオ燃料の原料として用いられるほか、米生産者の火災による供給減が材料に。
・映画監督の市川崑監督が死去。享年92歳。東京オリンピックビルマの竪琴犬神家の一族等を手がけた。

穀物市場サマリー)
・大豆は上昇。小麦価格が高騰していることから小麦の作付けが増加、大豆の作付けが減少すると見られたことなどから。USDAの発表に拠れば、大豆の作付け面積は2008年は71.0百万エーカー(全ね比+7.4百万エーカー)となる見通し。
・トウモロコシは続落。取引序盤は小麦の下落やエネルギー価格の下落を受けて軟調な推移となっていたが、米株の反発を受けてエネルギーが切り返したこと等から下げ幅を削った。
・小麦は続落。ブラジルに次ぐ世界第2位の小麦輸入国であるエジプトが、80KMtの入札による購入を見送ったと発表したことや、日本の小麦購入が当初予定の17KMtから13.44KMtに削減されたことなどが圧迫要因となった。但しこちらもエネルギーや株価の反転といった材料を受けて引けにかけて上昇、前日比小幅マイナスで引けた。

非鉄金属関連ニュース)
・貴金属はまちまち。金は原油軟調に推移していたことから軟調な推移となり、ドル高の進行もあって不冴えな展開であったが、南アの電力障害が長期化するとの見方が示されたことで切り返し、下げ幅を削った。銀も南アの問題や中国の電力障害の影響で堅調な推移となった。
・プラチナは大幅上昇し、一時2,000㌦を突破。南アの国営電力公社が、鉱山向けの電力不足は向こう4年は継続するとの見方を発表したことが端的に支援材料となった。南アのプラチナ生産は世界生産の75%を占める。パラジウムもプラチナ上昇を受けて上昇している。

(エネルギー関連ニュース)
・米在庫統 原油+1.1MB、ガソリン+1.7MB、ディスティレート▲0.1MB、稼働率+0.7%

(IEA月報要旨)
・2008年石油需要 87.6MBD(前回月報比▲200KBD)、GDP成長率の鈍化の影響で。ただし中国や中東といった地区の需要は引き続き堅調
・1月の石油供給 87.2MBD(+745KBD)、ブラジルを初めとする非OPECの生産が増加した。2008年のOPECのNGLの増加は、365KBD(同+250KBD)となる見込み
 FSUやアジア太平洋地区、ブラジル、バイオ燃料の生産増加で2008年の非OPEC生産は+0.97MBDとなる見込み。
・1月OPEC供給は32.0MBDの高い水準を維持。アンゴラUAEサウジアラビアクウェートの生産増加がイラク、ナイジェリア、カタールの生産減少を相殺した。
 1月のOPEC実効スペアキャパシティは2.4MBDに増加したが、2008年のCall on OPECは+0.1MBDと増加。
・1月2月の処理量減少はこの5年で最も大きなものとなった。2月の処理量は74.0MBD(前月比▲0.6MBD)。
ただし中国やその他のアジア地区、ロシアの処理量増加が、Q108の処理量を前年比+0.9MBDに押し上げることとなろう。
・12月のOECD在庫は39.5MBの減少。OPEC等の生産抑制や製油所の季節要因による稼働率の上昇が要因。
 Q407のOECD在庫は1.15MBDの減少と、過去10年平均を750KBD上回るハイペースの減少。 OECD工業在庫のFSCは50.7日と2004年12月以来の最低水準となった。
 1月の米国、日本、EU-15とノルウェーのデータでは1月のOECD在庫は22.1MBの増加となっている。

(商品市況概況)
「まちまち」
 昨日の商品価格はまちまちであった。エネルギーは欧州時間のIEA月報で需要減少の見通しとなったことから軟調に推移していたが、米在庫統計やベネズエラ問題で上昇している。非鉄金属春節明けの中国勢の買いで上昇すると見られたが逆に数日間の上げ幅が大きかった非鉄金属も多く、高安まちまちの展開。穀物は3月末の作付け見通し発表が近づいていることもあり、商品間の作付け比率変更観測でまちまちとなった。貴金属は特にプラチナが上昇。南アの電力障害が長期化する見通しが需給をタイトなものにしている。
 全てのコモディティについていえることであるが、需給は非常に微妙なバランスの上に成り立っており、生産障害が発生した場合には容易に価格が上昇し易い地合いが継続していることは忘れてはなるまい。また同時に米国経済が悪化する可能性が高まっていることも忘れてはならない。

(非鉄金属)
 昨日の銅価格は下落した。中国休み明けの中国勢の買いや株価の上昇を受けて上昇すると見ていたが、先週1週間の上げ幅が1,000㌦近くなることもあって利食い売りに押された格好。但し欧州時間〜NY時間の早朝にかけてはインドなどの新興国株の上昇や、米国の経済統計が予想を上回る良い内容であったことからNY株も上昇したことが好感され、下げ幅を大幅に削る展開となった。LME在庫は▲2,125Mt減少、欧州、米国、韓国で減少している。(FSCは3.0日)、(キャンセルワラント率は23.5%と上昇している(下グラフのオレンジ色の部分参照))。売買高は8,627枚(※現時点で確認できる前日の3Mの出来高)。イールドカーブは略全ゾーンパラレルに低下している。C-3(Cash vs 3M Fwd)は29㌦バックとバック幅を縮小した。
 昨日の亜鉛価格は下落した。予想とは裏腹に寄付きから前日比マイナスで寄り付き、大幅に水準を切り下げた。しかしながらNY時間に入ってからは株価の上昇もあって下げ幅を削る展開となった。LME在庫は+975Mt増加、米国で大幅に増加、ドバイ、シンガポールで減少している。FSCは3.5日(キャンセルワラント率は3.7%)。売買高は2,802枚。イールドカーブは全ゾーンパラレルに低下。C-3は19㌦コンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。
 昨日の鉛価格は下落した。鉛も価格上昇を予想していたが、大きなチャートポイントである3,080㌦を上抜けすることができず、水準を切り下げる動きとなった。但し引けにかけては米経済指標の好転といったプラス材料を受けて下げ幅を削る展開。LME在庫は▲850Mt減少、シンガポール、米国で減少している。(FSCは2.0日、キャンセルワラント率は7.4%ここ数週間でキャンセルワラント率は上昇している。)。売買高は1,767枚。イールドカーブは期近を中心に低下し、ベアフラットニング。C-3は9㌦バックとバック幅を縮小した。
 昨日のアルミ価格は上昇した。寄り付きは銅等と同様に前日比マイナスとなったが、新興国株が上昇していることや、NYでの株価上昇を受けて大幅な上昇となった。また、中国の生産障害の影響が継続しており需給が短期的にタイト化していることが相場を支えている。繰り返しになるが、弊社は2008年はアルミは最も上昇する非鉄金属の1つであると予想している。LME在庫は+1,750Mt増加、シンガポールで減少、米国で増加するという「需要の地区によるバラつき」が顕著になってきている。(FSCは8.3日)。(キャンセルワラント率は3.6%)。売買高は11,801枚。イールドカーブは中国問題で期近の需給がタイト化する中、期近を中心に上昇しブルフラットニング。C-3は39㌦コンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
 昨日のニッケル価格は下落した。といっても、前日比マイナスで寄り付いた後、LME在庫の減少(ロッテルダム)や、予想比強めの米経済統計の発表等を受けて終始一貫して堅調に推移した。LME在庫は▲174Mt減少、(FSCは10.9日)、キャンセルワラント率は2.0%。売買高は675枚。イールドカーブのj形状は期先の下げ幅が大きい。C-3は222㌦コンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。
 昨日の錫価格は上昇した。他のメタルと同様、取引序盤は下落し10日移動平均線のサポートをトライする動きとなったが、LME在庫の減少(シンガポール)や株価の好調、経済指標の好転といったプラス材料を受けて引けにかけて略一貫して水準を切り上げる動きとなった。精錬錫の最大生産国である中国の生産が、電力障害でストップしていることやインドネシアの輸出鈍化の影響で錫も高値で推移しやすい。地味にであるが錫の需給はタイトなのである。LME在庫は▲10Mt減少、(FSCは11.0日)、キャンセルワラント率は15.37%。売買高は369枚。イールドカーブは期近が上昇、期先が小幅低下している。C-3は50㌦コンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。

(エネルギー)
 昨日の原油価格は上昇した。欧州時間早朝に発表されたIEA月報で、2008年の需要が下方修正されたこと等を受けて軟調に推移していたが、ベネズエラエクソン向けの輸出を停止すると発表したことや、若干であるが予想比ブルな米在庫統計、株価の上昇を受けてNY時間に入ってから大幅に上昇し、前日比プラスで引けることとなった。結果的に50日移動平均線WTIはサポートされている。イールドカーブは全ゾーンパラレルに上昇している。Brentも上昇。こちらは一目均衡表の雲の下限を下抜けできなかった。同時に雲も上抜けはしていない。イールドカーブは全ゾーンパラレルに上昇。騰落率はWTIが+0.5%、Brentは+0.5%。
 石油製品も上昇。RBOBも原油と同様の材料で、在庫統計発表後に上昇することととなった。イールドカーブは全ゾーンパラレルに上昇。直近限月の騰落率は+0.9%。ヒーティングオイルも上昇。こちらもIEA月報を受けて軟調に推移していたが、米在庫統計を受けて水準を切り上げる動きとなった。直近限月の騰落率は+0.9%。イールドカーブは全ゾーンパラレルに上昇。ガスオイルも上昇。限月交代に伴う窓埋めと、米在庫統計を受けて上昇することとなった、但しイールドカーブは期近のみ上昇し、期先は低下している。

(ひとりごと)
今日はバレンタインデーである。
いわずと知れた、女性が男性に愛の告白と義理を果たす日である。
過去にも何回かバレンタインデーの話を書いたことがあるが
男からするとやっぱりもらえるか、もらえないかは非常に重要なことなのだ
そりゃやっぱり。


でも、日々営業をやっていて思うが、こういうとき女性の方がいいよな、と思う。
もし、もしもですよ。
私が突然

「気持ちだけ」

っていってチョコレートを持っていったら、やっぱり気持ち悪いですよね。
そりゃやっぱり。
それとか、お客さんの誕生日に

「ほんとにちょこっとだけ、お手紙書こうと思って」
っていってカードを持っていったら、二度とこないでくれって、思いますよね。


なので、毎年大量にチョコレートを準備している女性は本当に大変だと思うが
女性から他人(女性→女性も含む)へのプレゼント、ってのは極めて自然な行為なのだ。
と、思っている。

え?
そんなことないですか。
そうですか。


まぁ。いいや。
やはり人間、いや、男ですね。
結局のところ女性からのプレゼントは、男にとって無上の喜びなのである。