ブルータスお前もか

(経済関連ニュース)
・2007年日本マンション市場動向、2007年のマンション販売は前年比▲14.2%の136.67千戸。
・1月中国PPI 前年比+6.1%(前月+5.4%)、市場予想+5.7%。エネルギー価格の高騰等の影響が大きい。
・2月米NAHBホームビルダー協会住宅指数 20(前月改定19(速報比変わらず))、市場予想19。
日本株は金融中心に上昇。中東の政府系ファンドが日本株への投資を増やす方針であることを表明したことから。NY株は大幅上昇後に下落。ウォルマートの好決算等を材料に上昇していたが、原油価格の急騰に伴い、引けにかけて急速に地合いを崩し前日比マイナスで引けることとなった。
・米ドルは下落。ノワイエ仏中銀総裁がユーロ圏経済の先行きに楽観的な見通しを表明したことや、NY時間の株の下落を受けて軟調に推移した。

穀物市場サマリー)
・大豆は小幅高。取引序盤から堅調に推移し、金・原油の高騰を受けて大幅に水準を切り上げる展開となった。輸出検証高は事前予想の範囲内。
・トウモロコシも続伸。エネルギー価格の高騰を受けて上昇していたが、中国の1月の輸出が30KMtに留まったことや、輸出検証高が予想を上回ったことから堅調に推移した。
・小麦は小幅高。エネルギー価格の上昇等で。

非鉄金属関連ニュース)
・貴金属は大幅続伸。エネルギー価格の急騰や南アの電力障害の継続といった材料が重なり、大幅な上昇となった。しかしながら引けにかけてはNY株式がエネルギー価格の高騰を受けて調整したことから上げ渋った。銀は金価格の急上昇を受けて反発している。
・プラチナは大幅続伸し、史上最高値を更新。南アの電力障害が長期化する可能性があることから投機の買いも含めて買いが先行した。特段目だった売り材料が存在しない中、当面下落は望みにくい。パラジウムも上昇。
・Zambia大統領 外資系銅鉱山会社と25%の超過利潤益課税と、0.6%の資源ロイヤルティ課税を3.0%に引き上げるとの方針に関し、交渉には応じない、とコメント。
・Anglo Platinum 2008年のプラチナ生産は電力障害の影響で120KOz減少する見通しであることを発表。
・ITRI、中国とインドネシアが世界の錫生産の70%を占めるが、中国はアルミなどと同様錫の純輸入国に転じる可能性が高い。


(エネルギー関連ニュース)
・米在庫統計市場予想 原油+2.3MB、ガソリン0.5MB、ディスティレート▲2.0MB、稼働率±0.0%
アルジェリア・イランの石油相「3月5日の総会で減産を決定する可能性がある」。米景気失速懸念を背景とした需要減少観測を受けて減産の意向強い。
・ナイジェリア、ニジェールデルタ解放軍のリーダー Henry Okahが銃殺された、との報道を受け同国内の緊張高まる(ナイジェリア政府はこれを否定)。
・露Luke Oilは2月のドイツ向けの輸出を停止。通常520KMtの石油をDruzhbaパイプラインで同国に輸送しているが、価格引き上げを目的として供給を見送っている。
・Alon Big Spring製油所爆発事故で停止。

(商品市況概況)
「急騰」
 昨日の上昇した。南アの電力障害に端を発する供給懸念で、金・プラチナといった貴金属、アルミや銅といった非鉄金属が物色される中、「相対的な」割安感が出てきたエネルギーも結果的に物色された。穀物価格が堅調なのも従来どおりである。やはり伝統的な金融市場が調整した際の資金の避難場所として商品市場が利用されていると言わざるを得ない。年初からの価格の変化、といった意味で市場商品の価格の推移を見てみると、各商品の明暗がはっきりと出ている。株式は年初から軒並みマイナスである一方、貴金属>非鉄金属穀物>エネルギー>債券、の順に年初の水準を上回っている。結局のところ株式市場からの資金はこちらに退避していると考えてよさそうである。もちろん南アの問題といった供給懸念が存在することから、ファンダメンタルズの強いために資金が流入している、ということは忘れてはなるまい。全てのコモディティについていえることであるが、需給は非常に微妙なバランスの上に成り立っており、生産障害が発生した場合には容易に価格が上昇し易い地合いが継続しているのだ。
 小職の懸念は商品価格の急騰が、下降局面にある米経済を直撃した際の、大幅な景気失速懸念である。引き続きインフレ関連統計、経済統計には注目しておくべきであろう。

(非鉄金属)
 昨日の銅価格は上昇した。中国の電力障害に端を発する供給懸念でLME在庫の減少傾向が継続(昨日も特に韓国を中心に、全世界で在庫が減少している)していることがファンド等も含めた買いを誘った。報道では一部の市場参加者が価格上昇を見込んでワラントを買い集めている、との指摘もある。キャンセルワラント率も22.4%に達し、将来的な在庫減少のリスクが高まっていることも相場を押し上げた。NY時間の取引序盤は株価が堅調に推移していたことも支援材料となった。LME在庫は▲4,025Mt減少、(FSCは2.7日)、(キャンセルワラント率は22.4%と上昇している(下グラフのオレンジ色の部分参照))。売買高は10,771枚(※現時点で確認できる前日の3Mの出来高)。イールドカーブは期近を中心に上昇し、ブルスティープニング。C-3(Cash vs 3M Fwd)は83?バックとバック幅を拡大した。
 昨日の亜鉛価格は上昇した。LME在庫の増加(引き続き米国)を受けて現状レベルでのもみ合いを続けていたが、NY時間に入ってから銅価格が急騰したことを受け、亜鉛も連れ高となった。銅価格の上昇はファンダメンタルズもあるが、CTA等のショートスクィーズが相場を押し上げている側面も否めない(以前中国の劉容疑者事件の時と価格の上昇の感じが似ている)。但し亜鉛はファンダメンタルズが銅ほど強くはないため、上げ幅も限定された。LME在庫は+625Mt増加、FSCは3.6日(キャンセルワラント率は4.8%)。売買高は3,569枚。イールドカーブは期近を中心に上昇し、ブルスティープニング。C-3は14?コンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
 昨日の鉛価格は上昇した。LME在庫の減少(シンガポール・米国)を受けて堅調に推移していたが、100日移動平均線レジスタンスラインを上抜けしたこととNY時間の銅価格の急騰を受けて鉛も連れ高となり、大幅な上昇となった。とうとう主要なチャートポイントであった100日移動平均線一目均衡表の雲を上抜けしてしまった。LME在庫は▲525Mt減少、(FSCは1.9日、キャンセルワラント率は9.9%ここ数週間でキャンセルワラント率は上昇している。)。売買高は2,226枚。イールドカーブは期近を中心に上昇しブルスティープニング。C-3は12?バックとバック幅を拡大した。
 昨日のアルミ価格は上昇した。南アの電力公社のアルミ精錬所向け電力供給停止報道を材料に供給懸念が台頭、韓国・シンガポールを中心にLME在庫減少が継続していることからファンダメンタルズが最も強い非鉄金属となってしまった。これを受けて堅調な推移が続いており、株価低迷に伴う一時的な資金避難場所として流動性が高いアルミが選好されている側面も否めない事実である。正直上値の目処を立てにくい状況。昨日のNY株の下落は価格に織り込んでいない。LME在庫は▲700Mt減少、引き続きシンガポール・韓国で大幅に減少している。(FSCは8.3日)。(キャンセルワラント率は3.3%)。売買高は8,734枚。イールドカーブは全ゾーンパラレルに大幅に上昇。C-3は36?コンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
 昨日のニッケル価格は上昇した。前日クローズレベルで寄り付いた後、LME在庫の増加を受けて下落する局面もあったが、NY時間に入ってから銅・アルミが急騰したことを受けてニッケルも連れ高となった。但しLME在庫の絶対水準が高いことやニッケルが流動性を重視するファンドの積極的な投資対象となりにくいことから上げ幅は限定された。引き続き50日移動平均線のサポートラインでサポートされ堅調な推移となっている。LME在庫は+150Mt増加、(FSCは11.0日)、キャンセルワラント率は2.1%。売買高は1,141枚。イールドカーブは期近を中心に上昇し、ブルスティープニングしている。C-3は225?コンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
 昨日の錫価格は下落した。最大生産国中国の生産が滞っている状況が相場を堅調にさせているが、やはり投機対象となりにくい非鉄金属である、ということもあって一旦利食いに押された。しかしながら第二位の生産国インドネシアの生産回復の足取りも重く、地味にファンダメンタルズの強い非鉄金属である。LME在庫も昨日はシンガポールで減少、LME在庫も下グラフのとおりだらだらと水準を切り下げてきている。LME在庫は▲330Mt減少、(FSCは10.6日)、キャンセルワラント率は7.79%。売買高は194枚。イールドカーブは全ゾーンパラレルに低下している。C-3は50?コンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。

(エネルギー)
 昨日の原油価格は著しく上昇し、引けベースで始めて100?を突破した。ベネズエラの対米向け輸出停止措置やOPECの減産観測、ロシアのドイツ向けの輸出停止といった供給問題が背景。価格上昇の過程でショートポジションのアンワインドも入ったのだろう、著しい上昇となった。しかしながら上のほうのページのパフォーマンスグラフを参照していただきたいが、年初を100としたときの各市場商品の価格は、株式は軒並み100以下となっているのに反し、コモディティは軒並み100を越えている。WTIはその中でも(年初対比で見た場合)割安感があったことから物色されたと見ている。イールドカーブは期近を中心に上昇し、ブルスティープニング。BrentoもNY時間NY一段上昇した。直近限月の騰落率はWTIが+4.3%、Brentは+3.6%。
 石油製品も急上昇。RBOBも供給問題やファンドの買い等を受けて前日比プラスで寄り付いた後、大幅な上昇となった。イールドカーブは全ゾーンパラレルに大幅に上昇。直近限月の騰落率は+4.0%。ヒーティングオイルも爆騰。こちらも材料は同じであるが、NY時間に入ってからの上げが顕著であった。直近限月の騰落率は+4.0%。イールドカーブは全ゾーンパラレルに上昇しているが、期近の上げが大きいようだ。ガスオイルも上昇。イールドカーブは全ゾーンパラレルに上昇。直近限月の騰落率は+2.8%

(ひとりごと)
皆さん、朝起きたとに歯を磨きますね。
おはようございます。

その時、どうやって磨いていますか?
私は非常に不精なので、家を出る数分の間少しでもいいから寝ていたいのだ
そう。それがたとえ本当に寝ていなかったとしても
横になっているだけで良いのである。

なので昔は歯ブラシに歯磨き粉を付けた後でベッドに戻り
布団の中で磨いていたのだ。
なので眠いときは入念に、そうでないときはそれなりに磨いていた。

しかし、である。
最近子供が生まれ、朝方はぐずるので川の字になって寝るのだが
私が歯磨きをしに外に出た瞬間
私のベッドに横向きに寝て、ベッドを占領するのだ

昔、新婚の頃、夜遅くに家に帰るとカミさんがダブルベッドに真横に寝ていたのを思い出した
あの時はベッドの隅に縮こまって、ちんまりと寝たものだ...

それはさておき。

いずれにせよベッドが占領されているのでどこか別の場所で磨かねばならない
え?
洗面所で磨けって?
そりゃまぁそうなんですけど
洗面所で磨くってことは、朝の横になる時間を完全にギブアップすることを意味するため
私としては到底許容できないのだ。

なので、暖房がついていない寒い居間に赴き
そこで横になって磨くのだ
え?寒くないかって?
大丈夫なんですよ。
朝方、水を飲みに起きたときに床暖をつけてあるですから


と、思って居間にひっくり返ったら死ぬほど寒い

「朝方、水を飲みに起きたら、床暖がついていたので消しといた」

とはカミさんの談。
ブルータス。お前も水を飲みに来ていたのか。。。