お財布ケータイの意味

(経済関連ニュース)
・3月独生産者物価 前年比+4.2%(前月改定+3.8%)、市場予想+4.0%。
米米先物価格は大幅に上昇し、史上最高値に。

・ドルは対ユーロで続伸。Q108のシティグループの決算がアナリスト予想ほど悪い内容ではなかったことから信用収縮懸念が後退、ドルユーロのレベルが割安圏に来ていたこともあり、ドル続伸となった。この流れを受けて対円でもドルは大幅に上昇している。

日本株は上昇し、今年初の4連統。特に米国金融株が落ち着きを取り戻しつつあることが好感された。米株は大幅上昇。シティグループキャタピラーのQ108決算がアナリスト予想を上回ったことが好感された。

穀物市場サマリー)
・大豆価格は上昇。アルゼンチンからの輸出が不安定なことやトウモロコシから大豆への作付変更が予想を下回っていることなどが材料視された。しかしながら急速にドル高が進行したことが圧迫材料となった。CFTC Non-Commercialのファンドは売りこし、インデックスファンドは買い越し。

・トウモロコシは下落。作付予想発表後略一貫して水準を切り上げてきたことから、ドル高の進行もあって週末を控えた利食い売りが出た。但し降雨の影響でトウモロコシの作付が例年この時期では18〜20%のところが5〜9%程度しか進んでいないなど、短期的にも中期的にも引き続きファンダメンタルズの強さに変わりはない。CFTC Non-Commercialポジションは、ファンド、インデックスファンドとも大幅な買い越しとなっている。

・小麦価格は下落。2008年の小麦生産の大幅増加観測や、3月末の作付面積予想発表後から水準を切り下げる動きが続いているが、週末は長らくサポートされてきた9?の心理的節目を下回って引けた。ドル高の進行も一定の売り材料になったようだ。CFTC Non-Commercialポジションはファンドは売りこし幅が拡大、インデックスファンドは小幅買い越し幅を拡大している。


非鉄金属関連ニュース)
・金は下落。ドルが米株の大幅上昇を受けてドルが急伸したことを嫌気し、金は売られた。そもそもCFTC Non-Commercialのロングポジションが歴史的な大幅買い越しとなっていたこともあって手仕舞い売りが先行したようだ。この下落で10日移動平均線を割り込み、一目均衡表の雲も下抜けしてしまった。銀価格も同様に下落している。

・プラチナは小幅上昇。ファンダメンタルズの強さと原油高の進行といったプラス材料と、ドル高の進行、金の下落といったマイナス材料が混在する中、ポジション整理の取引等で小幅上昇して引けたようだ。パラジウムも上昇している。

・Codelco Ardina銅山のスト、3日目に突入。

(エネルギー関連ニュース)
・ナイジェリア武装勢力、Shellの運用するニジェールデルタのパイプラインを攻撃。
・フランス港湾労働組合のスト、週末も継続。

(商品市況概況)
「株価の急速な上昇の影響を受ける商品市場」
 週末の商品相場は軒並み下落した後、上昇する展開であった。週末の商品市場の課題は為替と株。通常、株価が不冴えな時に商品市場に資金が逃避してくるものであるが、週末の株価上昇は先週通じて発表された米金融機関の決算がそこまで悪いものではなく、先々の景気後退の可能性は高いものの流動性不安が後退したことから商品市場での買い安心感を広げたようだ。現に代替通貨として用いられる金はドル高の進行で売り込まれ、その後の株価上昇でも回復していない。流動性危機、ドル危機が若干後退したことの証左であろう。しかしながら、サブプライムに端を発する一連の問題解決には今しばらく時間がかかる見込みであり、こういった株上昇に伴う商品価格の上昇(ある意味ポジティブな価格上昇)が今後続くかどうかは、引き続き発表される経済指標を待ちたちところである。

(非鉄金属)
 週末の銅価格は下落した。略予想通りであったが、取引序盤はユーロ高が小幅進行したことから上昇したものの、欧州時間に掛けてドルが急速に上昇したことが嫌気され、30日移動平均線のサポートラインを試す展開となった。ところがNY時間に発表された企業決算が予想を上回ったことを受けて株高が急速に進行、株と非鉄金属は相関性が高いため銅も引けに掛けて急速に買い戻しがはいって下げ幅を削る展開となった。LME在庫は▲2,325Mt減少、(FSCは2.2日)、(キャンセルワラント率は13.7%とオンワラントの増加とキャンセルワラントの行使の影響で低下している)。売買高は9,405枚(※現時点で確認できる前日の3Mの出来高)。イールドカーブは全ゾーンパラレルに小幅低下している。C-3(Cash vs 3M Fwd)は94?バックとバック幅を縮小した。
 週末の亜鉛価格は下落した。取引序盤は銅価格の上昇等もあって小幅上昇する局面はあったものの、欧州時間から急速にドル高が進んだことを受けて軟調な推移となった。上昇時でも10日移動平均線レジスタンスラインは上回っていない。LME在庫は▲250Mt減少、FSCは3.9日(キャンセルワラント率は3.5%)。売買高は3,245枚。イールドカーブは全ゾーン低下している。C-3は33?コンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
 週末の鉛価格は上昇した。他非鉄金属と変わらず、小幅進んだドル安を材料に序盤は堅調な推移となり、欧州時間に急速に進んだドル高の影響で大幅に水準を切り下げ、NY時間の株価上昇で下げ幅を大幅に削る、という展開で結果的に前日比プラスとなった。但し100日移動平均線は回復せずに引けている、ひとえにドル高の進行が圧迫材料になったようだ。LME在庫は▲200Mt減少、(FSCは2.2日、キャンセルワラント率は0.9%ここ数週間でキャンセルワラント率は上昇している。)。売買高は1,427枚。イールドカーブは期中を中心に全ゾーン上昇している。C-3は12?コンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。
 週末のアルミ価格は上昇した。欧州時間にドル高が急速に進行したことから大幅に水準を切り下げ、一目均衡表の雲を試す動きとなったが、相当雲が暑いことやNY時間に入ってからの大幅な株高や、エネルギー価格が市場最高値を更新したことから急速に下げ幅を削り、10日移動平均線のサポートラインを結局維持して引けている。週末は為替要因が株動向にCompeteされた相場であった。LME在庫は▲1,600Mt減少、(FSCは9.0日)。(キャンセルワラント率は4.4%)。売買高は9,749枚。イールドカーブは全ゾーン小幅上昇。C-3は47?コンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
 週末のニッケル価格は下落した。取引序盤は為替の影響で50日移動平均線レジスタンスを試す動きとなったが、欧州時間にドル高が急速に進行したことが嫌気され大幅に水準を切り下げ、100日移動平均線まで水準を切り下げた。その後NY時間に入ってから企業好決算を背景に株が大幅に上昇したことから下げ幅を削る動きとなった。商品市場で為替動向が非常に重要な価格決定要素となっていることが浮き彫りになった一日であった。LME在庫は▲54Mt減少、(FSCは12.1日)、キャンセルワラント率は1.6%。売買高は723枚。イールドカーブは全ゾーンパラレルに低下している。C-3は172?コンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。
 週末の錫価格は上昇した。為替動向や株動向は殆ど関係なく、堅調な推移となった。LME在庫は▲55Mt減少、(FSCは0.0日)、キャンセルワラント率は9.92%。売買高は418枚。イールドカーブは全ゾーンパラレルに上昇している。C-3は?フラットとバックからコンタンゴに転じた。

(エネルギー)
 週末の原油価格は上昇し、史上最高値を再び上回った。予想通り一旦利食い売りに押される形で下落し、10日移動平均線のサポートラインまで水準を切り下げる動きとなったのだが、米株がシティの決算が予想よりも悪くなかったことから大幅に上昇したことを受け、急速に信用収縮懸念が後退結果的に原油価格を押し上げることとなった。ここしばらくのテーマであった為替レートであるが、株の上昇幅が大きかったこともあって今回は無視されたようだ。ナイジェリアのパイプライン攻撃も材料ではあるものの、常にナイジェリアの問題は発生しているため、原油価格を史上最高値に押し上げる材料にはならなかったと考えている。イールドカーブは全ゾーンパラレルに上昇。BrentもNY時間の株式市場オープンとタイミングを同じくして上昇している。イールドカーブは期先の上げ幅が大きい。直近限月の騰落率はWTIが+1.5%、Brentが+1.3%。
 石油製品もしっかり。RBOBも取引序盤は一旦10日移動平均線を試しに行く展開となったが、NY時間の株の大幅な上昇がセンチメントを好転させ、週半ばに発表された米在庫統計でも「需要の減少下での需給逼迫」が確認されていることから結局前日比プラスで引けることとなった。イールドカーブはパラレルに全ゾーン上昇。直近限月の騰落率は+1.0%。ヒーティングオイルも上昇。略同様の展開で、一旦10日移動平均線のサポートラインを試した後、原油価格の上昇を受けて水準を切り上げて引けた。イールドカーブはパラレルに全ゾーン上昇。直近限月の騰落率は+0.8%。ガスオイルも上昇。イールドカーブは全ゾーン上昇している。直近限月の騰落率は+1.2%。

(ひとりごと)
週末、カミさんが友人と会うため、子供をつれて出かけていったので
久しぶりに本屋に行って、その後コーヒーショップでコーヒーを飲もうと思い、出かけた。

本屋で本を物色、本を購入する。
値段は820円。
財布を見てみると、100円玉が7個に、10円玉が2個、5,000円札1枚。
なので、5,000円+20円を払って、4,200円を受け取る。
札の枚数は増えるのだが、コインの枚数は純増減無し、にとどめることができた。

本屋を出た直後の私の財布の中身は
100円玉が9個、1,000円札が4枚、という状態に。
人間不思議なもので、できれば小銭の数は増やしたくない、という心理がいつも働いているのだ。

で。

その後コーヒー屋に。
何も考えずコーヒーを頼むと、値段が320円。
店員から、お会計320円になります
といわれ、あ、ちょっと待って...って財布の中を確かめるが、そう。
10円玉、さっきのお店で使っちゃったんですよね。
なので、400円払う。

すると店員が

「すみません、お釣りのほう細かくなりますがよろしいですか?」

えッ?
よろしいですか?って、よろしくないって言ったらどうするんだろう?
50円玉持っていないの!?
と思いつつ
お釣りの「ほう」って、何だおい。正しい日本語を使えッ
と、彼女は別に悪くないのだが言いようのない怒りがこみ上げる。
でも、こみ上げたところでお釣りの枚数が変わるわけではないので、仕方なく10円玉を受け取る。

コーヒーを買い終えた時点での私の財布の中身は
100円玉が5個、10円玉が8個、1,000円札が4枚、という状態に。
実に家を出たときから、コインは4枚、お札は3枚の大幅純増の状態になってしまった。

だから、何だ、というわけじゃないんですけどね。
なんとなく、コーヒーを飲んで買った本をお店で読んでいても、楽しめなかったんですよね。

お財布携帯Edyなんかの人気がある理由が分かった気がした。