ヒゲ

(経済関連ニュース)
・3月米耐久財受注 前月比▲0.3%(前月改定▲0.9%(速報比+0.8%))、市場予想+0.1%。
・3月米新築住宅販売 前月比▲8.5%の526千件(前月改定 575千件(速報比▲15千件))、市場予想580千件。
・Q108韓国GDP 前期比+0.7%(前期+1.6%)、市場予想+0.9%。
・Q108英GDP速報 前期比+0.4%、Q105以来の低成長。市場予想+0.4%。
・4月米消費者マインド指数確報 62.6(速報比▲0.6)、市場予想63.2。エネルギー価格の上昇や失業率の上昇で。
・4月独消費者物価指数速報 前年比+2.6%(前月改定+3.3%)、市場予想+3.1%。
・4月米消費者信頼感指数 62.3(前月改定65.9(速報比+1.4))、市場予想61.0。
・日銀政策金利を据え置き。
・3月日本鉱工業生産指数速報 前月比▲3.1%(前月+1.6%)。北米向け輸出の減少が生産を下押し。
・米FOMC 政策金利25bp引き下げて2.0%に。米経済活動は引き続き弱く、家計と企業の支出は抑制され労働市場も一段と軟化、金融市場は圧迫を受けており与信条件の厳格化と住宅収縮の深刻化がこの先数四半期にわたって経済成長を圧迫する可能性が高い。インフレは幾分落ち着きが見られるものの、エネルギー価格の上昇の影響でここ数ヶ月インフレ期待が上昇した。しかしながらこの先数四半期でこのインフレが沈積化すると考えている。とはいえインフレに対する先行き不透明感は根強く、物価動向には注意をする必要があると考える(景気下ぶれリスクに関する声明が今回は削除されている)。
・米MBA住宅ローン申請指数 前週比▲11.1%の567、借換指数▲16.7%の1,905.2、購入指数▲4.8%の340.1。2003年2月以来の低水準。
・4月米シカゴ購買部協会製造業景況指数 48.3(前月48.2)、市場予想47.5。
・Q108米実質GDP速報 前期比年率+0.6%(前期改定+0.6%)、市場予想+0.5%。個人消費は+1.0%と前期の+2.3%から減速。輸出がGDPを押し上げ。
・Q108米雇用コスト指数 前期比+0.7%(前期+0.8%)、市場予想+0.8%。

・ドルは対ユーロで上昇。FOMCの利下げ打ち止め観測を受けてドルが強含んでいたがFOMCでの利下げ実施後にドルは軟調に推移し、上げ幅を削る展開となった。対円では日本の鉱工業生産悪化等でやはり強含んでいる。

日本株は下落。商社や海運、自動車株が売られた。FOMCを控えてのポジション整理の売りが入った様子。米国株は下落。FOMCでは先行きの見通しに関して弱気なトーンであったことや、GDPで米個人消費の減速が確認されたことから売られた。


穀物市場サマリー)
・大豆価格は上昇。NY時間に発表されたGDPを受けて一旦弱含む局面はあったものの、アルゼンチン農家と政府の交渉が不冴えであったことから上昇した。昨日はアルゼンチン農家と政府の交渉経緯で一喜一憂の相場展開であった。

・トウモロコシは振れ幅の大きな相場展開であったが結局前日比プラスで引ける。アルゼンチン農家の動向を受けて不安定な大豆市場と、ドル高の進行で下落が進むエネルギー価格動向を受けて振れ幅の大きな相場展開となった。結果、下落局面でも10日移動平均線を下回らなかったことから買い安心感が広がり上昇している。今後は作付面積が減少する見込みであることから中期的も買い材料が多く、30日移動平均線をサポートラインとして堅調な推移が続く見込み。

・小麦価格は下落。アルゼンチン政府が牛肉と小麦に関して輸出税を緩和する方向で歩みよりが見られたことなどが材料視された。小麦価格は3月末の作付予想からセンチメントが悪化しており10日移動平均線レジスタンスラインとして水準を切り下げる動きが続いている。

非鉄金属関連ニュース)
・金は乱高下した後、前日比マイナスで引けた。FOMCでの利下げ打ち止め観測でドル高が進行、基本ロングポジションが大きく積みあがっていることから利食い売りが入り易い環境下、10日移動平均線レジスタンスラインを上値に不冴えな相場展開が続いたが、FOMCが先々の利下げ実施に関して具体的なコメントを回避したことや米GDPの低調さから再びドル安が進行、引けに掛けて下げ幅を削る相場展開となった。金価格はドル・ユーロが1.64程度まで低下した場合には1,100㌦までの上昇があってもおかしくないと考えており、米経済が減速懸念を強める中、引き続き年末に向けて金価格の上昇を予想している。銀も同様の材料で乱高下し、結果的に前日比マイナスで引けている。

・プラチナは乱高下の結果、下落。FOMCを控えてポジション調整の取引が中心となる中、FOMCでの利下げ打ち止め観測でドル高が進行、水準を切り下げる動きが続いてたがFOMCでの利下げが実行されたことでドル安が進行し再び騰勢を強め、引けに掛けて上昇し上げ幅を削る展開となった。ファンダメンタルズに大きな変化のない中、一目均衡表の雲の下限でサポートされている。
 今後に関してはプラチナは、為替・ファンダメンタルズの両要因で堅調な推移になると考えている。2008年の需給は711キロオンスの、2009年に関しても458キロオンスの供給不足になると考えられ、年内については米金利低下を背景としてドル安傾向が持続すると見られるためである。価格上昇に対するリスクシナリオは、プラチナ価格が上昇し、代替品としてパラジウムが代用品として利用されるリスクであろう。今のところディーゼル車向けに用いられているパラジウムは全体の10%程度であり、これは将来的には25%程度まで上昇すると考えている。
 パラジウムも乱高下の後、下落して引けている。

・チリ Antofagasta、Q108の銅生産114.6KMt(前期比▲0.7%、前年比+8.2%)。前年比プラスは維持するも、コストの上昇で生産量が鈍化。
Rio Tintoは豪州でのボーキサイト生産を拡大。Chinalcoと共同で。

(エネルギー関連ニュース)
・米在庫統計 原油+3.8MB、ガソリン▲1.5MB、ディスティレート+1.2MB、稼働率▲0.2%
カタール石油相「経済状態とドル安の状況によっては何でもありだ。年内に200㌦に原油価格が上昇する可能性もあれば、そうでもない可能性もある」
(何が言いたいんでしょうか...?)
・ナイジェリアの石油関連施設労働組合ストライキは終了の見込み。
クウェート石油相「価格上昇で必要ならば9月の総会前に会合の可能性も」
・米下院司法委員会、燃料価格高騰に関する公聴会OPECのバドリ事務局長に証言を求める方針。

(商品市況概況)
「引き続き周辺材料に振らされる相場。日本は大丈夫か」
 昨日の商品相場は総じて軟調な推移となった。米GDPが発表されたが略予想通りの不冴えな内容で市場は材料として折込済の感である。この数日商品相場を動かしたのはやはり為替レートであった。一昨日からの下落はFOMCでの利下げ打ち止め観測によるものであり、ロングに傾いていたポジションは月末を控えて手仕舞い売りに押されて縮小したと見られる。このままのドル高傾向が持続するとは思えないため、先々は米景気悪化に焦点が当たり、ドルは軟調な推移になる可能性が高くやはり商品相場は下支えされることとなろう。商品市場では一旦需給の均衡が崩れるとそれが元に戻るまでにはそれなり以上の時間がかかってしまうことは、カトリーナ以来市場参加者は経験済である。足許の商品価格高騰はドル安の進行の影響によるところも大きいが、一旦上昇した価格は急速には調整しにくい。つまり下落にはそれなりの時間がかかる、ということである。
 足許、いろいろな商品の日本国内の価格が引き上げられているが、現物のオペレーションでのコストコトロールが困難な環境下、激変緩和のためにも日本企業はデリバティブ等の選択肢も考慮に入れるべきタイミングに来ていると考えている。

(非鉄金属)
 昨日の銅価格は上昇した。FOMCでの利下げ打ち止め観測でドル高が進行していたことから取引序盤は軟調な推移となったが、上海在庫が大幅な減少となっていることなどが改めて材料視され、反発。その後発表された米GDP個人消費を中心に不冴えな内容であったことから下落。更にその後、ドル高の進行がFOMCでの利下げの影響で反転したことから結局下げ幅を削り、結果的に前日比プラスとなった。結果的に30日移動平均線と10日移動平均線のレンジワークとなった。LME在庫は+875Mt増加、(FSCは2.1日)、(キャンセルワラント率は9.7%とオンワラントの増加とキャンセルワラントの行使の影響で低下している)。売買高は7,679枚(※現時点で確認できる前日の3Mの出来高)。イールドカーブの形状は略変わらず。C-3(Cash vs 3M Fwd)は149㌦バックとバック幅を縮小した。
 昨日の亜鉛価格は下落した。特段目立った新規材料のない中、一昨日から続くドル高の進行や米GDPの悪化といったマイナス材料を受けて終始不冴えな相場展開となった。今のところ亜鉛の生産コストは1,800㌦程度まで上昇していると考えられることから下げ幅も限定される状況が続いている。LME在庫は▲400Mt減少、FSCは3.8日(キャンセルワラント率は3.8%)。売買高は2,356枚。イールドカーブは全ゾーン小幅低下している。C-3は17㌦バックとバック幅を拡大した。
 昨日の鉛価格は下落した。Magellan鉱山からの生産再開期待観測と、ドル高の進行が売り材料視され、今月初めから3,000㌦の心理的レジスタンスを上値として軟調な推移が続く中での下落であった。今のところ10日移動平均線を上値として頭重い推移が続いている。LME在庫は+200Mt増加、(FSCは2.4日、キャンセルワラント率は1.0%)。売買高は1,687枚。イールドカーブは全ゾーン低下している。C-3は20㌦コンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
 昨日のアルミ価格は大幅に下落した。そもそも先週末の米住宅関連統計が大幅な悪化となったことを切っ掛けに50日移動平均線のサポートライン(今年1月の中国の電力障害発生からずっと上回ってきたライン)を割り込んだことや、10日移動平均線が50日移動平均線を上から下に抜ける中期的な下落トレンド入りしている中で、ドル高の進行や米GDPが不冴え、といったマイナスの周辺材料が発表されたことから一貫して軟調な推移となった。アルミは他の非鉄金属に比べて通貨動向の影響を受け易い。またドル高の影響でエネルギー価格が軟調に推移していることもセンチメントを悪化させたようだ。LME在庫は▲1,400Mt減少、(FSCは9.1日)。(キャンセルワラント率は4.3%)。売買高は13,786枚。イールドカーブは全ゾーン略パラレルに低下。C-3は46㌦コンタンゴと前日と変わらず。
 昨日のニッケル価格は下落した。取引序盤はLME在庫の大幅減少を材料に200日移動平均線をトライする動きとなったが夜間に発表された米GDPが市場予想比プラスであるものの不冴えな内容であったことから急速に地合いが悪化、大幅に水準を切り下げて結局前日比マイナスで引けることとなった。LME在庫は▲246Mt減少、(FSCは12.0日)、キャンセルワラント率は1.7%。売買高は969枚。イールドカーブは殆ど形状が変わらず。C-3は155㌦コンタンゴと前日と変わらず。
 昨日の錫価格は下落した。供給不安が続く中先週24,000㌦の節目を大幅に上回ってしまったが、FOMCでの利下げ打ち止め観測に伴うドル高の進行で利食い売りが先行し、昨日も米GDPの悪化といったマイナス材料を受けて利食い売りに押され、10日移動平均線のサポートラインまで水準を切り下げる動きとなった。但し、インドネシアの輸出が不安定であるといった供給環境の悪化が持続しており、LME在庫の取り崩しも昨年8月から継続しており、大幅に水準が下がる環境にはない状況。LME在庫は▲20Mt減少、(FSCは0.0日)、キャンセルワラント率は6.41%。売買高は351枚。イールドカーブは全ゾーンパラレルに低下。C-3は37㌦バックとバック幅を縮小した。

(エネルギー)
 昨日の原油価格は下落した。英グレンジマウス製油所のストが一昨日終了したことや、FOMCでの利下げ打ち止め観測から一昨日の流れを引き継ぎ、水準を切り下げる動きとなっていたが、夜間に発表された米在庫統計が予想外の原油ベアな内容(詳細は統計速報参照)であったことや米GDPが不冴えな内容であったことから地合いが悪化、急速に水準を切り下げる展開となった。しかしながら引けに掛けてはドルが対ユーロで軟調に推移したことから結果的に引けに掛けては下げ渋った。イールドカーブは全ゾーン大幅に低下、Brentも全ゾーン大幅に低下している。直近限月の騰落率はWTIが▲1.9%、Brentが▲1.9%。
 石油製品も下落。RBOBも前日の流れを受けて軟調に推移していたが、夜間に発表された米在庫統計で予想外の在庫減少となったことから急速に下げ渋り、前日比小幅安で引けた。但し原油価格が大幅な下落となったことから全体的に頭重い推移であった。イールドカーブ限月交代目前の直近限月の下げは限定されたが、期先については4㌣/ガロン程度水準を切り下げている。直近限月の騰落率は▲0.3%。ヒーティングオイルは大幅に続落。前日までの流れを受けて軟調な推移であったが、米在庫統計が予想外の在庫増加となったことから下げが加速、30日のサポートラインをトライする動きとなった。ドル高進行を受けた原油の下落で取引序盤は水準を切り下げる動きであったが、米在庫統計が予想外にブルな内容であったことから急速に下げ幅を削る展開となった。ディーゼルオイルなどの輸送燃料の需要が堅調に推移している可能性が高いことが相場を下支えしたようだ。イールドカーブ限月交代の影響もあって期先の下げ幅が大きいが、略全ゾーン5㌣/ガロン程度低下している。直近限月の騰落率は▲2.2%。ガスオイルも下落。イールドカーブは期先が大幅に低下している。直近限月の騰落率は▲1.2%。
(ひとりごと)
私が買って帰った漫画雑誌。
表紙にJINという漫画の主人公が書かれている。
それをみた我が子が

「パパ」

といって、指を指して喜んでいる。
男の人の絵や写真を見るとパパ、といっているんだろうと思い
他の写真や絵を見せても無反応。
表紙を見せるとまたパパという。

何が違うのか?
どうもヒゲに反応しているらしい。
この主人公は私と略、同じ形のヒゲをはやしているのだ。
いまやヒゲは珍しいものではなくなったが、やはりヒゲはそれなりに特徴的なものなのだ。
この前弊社コモディティ部門の海外の人々とミーティングがあったが、40人参加している中でヒゲをはやしているのは私だけ。

「ヒゲ」

というあだ名を拝領することになった。
実はそれぐらい、ヒゲは珍しいのである。
我が子はパンダのリンリンの映像を見て、あごの下に黒い部分があるため、あれすら「パパ」と言っているし。

と、いうことで近々ヒゲを一回そってみて子供の反応を見てみることとしたい。
泣くかしら。