うらみノート-その2

(経済関連ニュース)
・4月米中古住宅販売成約指数 前月比+6.3%(前月改定▲1.0%(速報比変わらず))、市場予想▲0.4%。
・4月英製造業生産指数 前月比+0.1%(前月▲0.5%)、市場予想±0.0%。
・4月米貿易赤字 609億?(前月改定565億?(赤字幅速報比▲17億?))、市場予想600億?の赤字。
ベトナム中銀 生産金利を2%引き上げ14%に。インフレ抑制を狙い。

・ドルは対ユーロで急伸。場議長が9日の公園で、米景気後退リスクが縮小したようだ、と述べたことや、米財務長官のドル防衛のために為替介入も辞さない、とのコメントがドルを強気にさせた。また中国を始めとするアジア諸国の相次ぐ利上げが、流動性通貨の選好度合いを強めたようだ。同様の理由で円も対ドルで下落。

日本株は続落。アジア株の急落を受けて。米国株は総じて軟調。ドル防衛・インフレ防衛のための米利上げ懸念が再燃する中、エネルギー価格の再度の調整を受けてエネルギー関連株が下落した。
穀物市場サマリー)
・大豆価格は期近が下落。アルゼンチン農家のスト中止報道や、ドル高の進行、エネルギー価格の調整やスプレッド取引の解消といった様々な材料のあわせ技で下落した。取引序盤は米作付の遅れを好感して上昇していたものの、長続きしなかった。但しチャート的には依然、10日移動平均線を維持しつつしっかりの展開。

・トウモロコシ価格は上昇。4日連続の上昇となった。生産地の豪雨や気温低下といった生育上のマイナス材料が重なり、相場上昇となった。運用資金流入による上昇を指摘する向きもあるが、現状のトウモロコシ市場は比較的ファンダメンタルズを強く反映した相場展開となっている。

・小麦価格も上昇。トウモロコシの上昇に連れる形で物色された。テクニカルな買いの側面が強い。生産の増加が見込まれている小麦はトウモロコシや大豆に比して不冴えな推移が続いている。現状10日移動平均線をサポートラインとしてしっかりの展開ではあるが大幅な上昇も見込みにくい環境。

非鉄金属関連ニュース)
・金は大幅に下落。バ議長を始めとする米高官のドル防衛発言を受けてドル高が進行、アジア各国の利上げもあって流動性選好が発生し、ドルが物色される中金が売り込まれた。
 著しい金価格の上昇が宝飾品需要を落ち込ませたようだ。WGCの発表によればQ108の宝飾需要は前年比▲21.5%の454.4Mtに、世界最大の金消費国であるインドの需要は前年比▲50%の102.1Mtに落ち込んでいる。このことは価格上昇が需要を減少させることの証左であり、著しい価格上昇に伴う需要減少の可能性は視野に入れておくべきであろう。このことは宝飾品に用いられるプラチナ等の貴金属でも同様である。しかしながら一次回帰の結果を受けると現在のドル/ユーロの水準でも970?程度までの上昇余地がある。金価格はドル・ユーロの動向である程度説明が可能であるが、今のところ一次回帰分析の結果と比較すると引き続き割安なレベルにあるため、テクニカルな買いが入り易い(金価格=1,314.2×ドル・ユーロ-1,106)。弊社は引き続きドルが中期的な視点で軟調な推移が続くと見ており金価格はドル・ユーロが1.64程度まで低下した場合には1,000?までの上昇があってもおかしくないと考えている。
 銀価格も下落。材料は金と略同様。50日移動平均線を下回って寄り付いた後、略一貫して水準を切り下げる動きとなった。

・プラチナ価格も下落。ドル防衛観測やアジア金利引き上げを受けた流動性選好でドルが強含む中、プラチナ価格も大幅な下落となった。工業品として用いられるプラチナは、株価の調整の影響も受けやすいとみられ、新興国を始めとする各国株価の調整が下押し材料となった。
 中期的な見通しについてプラチナは、為替・ファンダメンタルズの両要因で堅調な推移になると考えている。2008年の需給は711キロオンスの、2009年に関しても458キロオンスの供給不足になると考えられ、年内については米金利低下を背景としてドル安傾向が持続すると見られるためである。価格上昇に対するリスクシナリオは、プラチナ価格が上昇し、代替品としてパラジウムが代用品として利用されるリスクであろう。今のところディーゼル車向けに用いられているパラジウムは全体の10%程度であり、これは将来的には25%程度まで上昇すると考えている。パラジウムも下落

(エネルギー関連ニュース)
・米在庫統計市場予想 原油▲1.5MB、ガソリン+1.5MB、ディスティレート+2.0MB、稼働率+0.3%
OPEC事務局 22日にサウジで生産者・消費者会議を開催。ゴールドマン・サックスモルガンスタンレーにも出席を要請。
(IEA月報)
2008年石油需要は前回調査時比▲80KBDの86.77MBD。価格高騰に伴う補助金の撤廃の動きなどで。
5月の石油供給は86.6MBD(前月比+490KBD)、OPECの生産増加によって。5月のOPEC生産は32.3MBD(前月比+395KBD)、サウジ、ナイジェリア、アンゴライラク
増産で。スペアキャパシティは2MBDを下回る。
4月のOECD在庫は2,562MB(前月比▲8.1MB)、米ガソリン在庫が▲11MBとなったうえ、米欧でディスティレート需給が逼迫していることなどから。在庫は53.4日。
リファイナリの処理量は5月は73.3MBD(前月比+0.2MBD)、米、ロシア、中東の処理量の増加が中国と欧州の減少を相殺。
・Petroplus Antwarp製油所で火災。複数のユニットが停止。
・ナイジェリアで武装勢力が、石油関連船舶を襲撃。


(商品市況概況)
「総じて軟調
 昨日のコモディティ市場は総じて下落したいる。材料は米ドル防衛に伴うドル高進行と、アジア各国の金利引き上げに伴う株価の調整によるセンチメントの悪化である。株が下落すると市場のマインド自体が冷え込むためやはりマイナス材料となりえる。原油は週末の行き過ぎた上げが修正される形で下落している。今後については実体経済の減速感と需給の綱引きとなろう。

(非鉄金属)
 昨日の銅価格は下落した。一昨日の下落で8,000?を割り込んだが、昨日もドル防衛に絡む発言があり、株の下落もあったため銅は続落となった。結局、100日と200日移動平均線の間でのレンジワークが継続することとなっている。基本、株が調整色を強めていることから相関性の高い非鉄金属はベアトレンドとなっている。LME在庫は▲600Mt減少、(FSCは2.3日)、(キャンセルワラント率は8.2%)。売買高は6,475枚(※現時点で確認できる前日の3Mの出来高)。イールドカーブは全ゾーンパラレルに低下。C-3(Cash vs 3M Fwd)は132?バックとバック幅を拡大した。
 昨日の亜鉛価格は下落した。じりじりと水準を切り下げてきている10日移動平均線がとうとう2,000?の節目を下回っている。チャート的にも更に下押ししやすい環境になっている中、ドル高の進行や新興国株の下落が地合いを悪化させたようだ。結果、亜鉛価格は終始軟調に推移した。LME在庫の減少は殆ど材料視されていない。但し明らかに現在の亜鉛価格は生産コストを下回っており、「そろそろ底値」との見方から下値での打診買いがあるのも事実であり、比較的しっかりしているとの印象も否めない。LME在庫は▲325Mt減少、FSCは4.3日(キャンセルワラント率は3.2%)。売買高は3,749枚。イールドカーブは全ゾーンパラレルに低下している。C-3は313?バックとバック幅を拡大した。
 昨日の鉛価格は上昇した。こちらも亜鉛と同じく、10日移動平均線が2,000?の節目を下抜けており、チャート的に売りが入りやすい状況であり、株の調整やドル高の進行といったマイナス材料が多い中、軟調な推移となったが、1,900?が先週から意識されており、この水準を下回ることはなかった。LME在庫は▲225Mt減少、(FSCは3.0日、キャンセルワラント率は3.2%ここ数週間でキャンセルワラント率は上昇している。)。売買高は1,027枚。イールドカーブは期近が上昇、期先が小幅低下している。C-3は14?コンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
 昨日のアルミ価格は上昇した。ドル高の進行を受けて軟調な推移となっていたが、100日移動平均線でサポートされたことから結局100日〜50日移動平均線のレンジワークを継続している。基本、エネルギーが高止まり、中国からのアウトフローが略なくなっていることから地合いは堅調ではあるのだが、インフレの進行を背景に株が調整色を強めており、上昇しきれていない状態。LME在庫は+625Mt増加、(FSCは9.3日)。(キャンセルワラント率は4.5%)。売買高は9,545枚。イールドカーブは期先を中心に全ゾーン上昇している。C-3は46?コンタンゴと前日と変わらず。
 昨日のニッケル価格は上昇した。ドル安の進行を受けて取引序盤は買いが優勢となったが、米雇用統計の悪化を受けて株化が大幅に下落したことからニッケルもセンチメントが悪化、大幅に水準を切り下げコストベースで節目となる22,000?まで水準を切り下げて引けることとなった。LME在庫は▲144Mt減少、(FSCは11.0日)、キャンセルワラント率は1.7%。売買高は2,197枚。イールドカーブは全ゾーンパラレルに低下。C-3は55?バックとコンタンゴからバックに転じた。
 昨日の錫価格は下落した。取引序盤から前日比マイナスで寄り付き、その後ドル高の進行や新興国株の調整を受けて下値を試す展開となった。一時期の極端な価格上昇が一変、株の下落傾向と相俟って、価格レンジが20,000〜22,500?に変わったようである。LME在庫は▲150Mt減少、(FSCは0.0日)、キャンセルワラント率は7.53%。売買高は416枚。イールドカーブは全ゾーンパラレルに低下。C-3は10?コンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。

(エネルギー)
" 昨日の原油価格は大幅続落。火災の報やナイジェリアの武力攻撃の影響等で強い含む局面もあったが、IEA月報で需要の減少見通しが示されたことや、ドル高の進行、週末2日間の大幅な相場上昇に対する利食い売りが入り水準を大幅に切り下げることとなった。やはり週末の上昇はさすがに行き過ぎであったようだ。この週末2日間で大きく原油を押し上げる材料ははっきり言って皆無であり、唯一材料として挙げられるのがドル安の進行であったが、この2日間でドル防衛に関するコメントが発表されたことからもしこのドル安進行のみを材料に上昇していたのなら、ドル高の進行で下落してもなんら不思議はない。野村監督流にいえば、上げに不思議の上げあり、下げに不思議の下げ無し、といったところか。チャート的には10日移動平均線となる129?近辺がWTIでは意識されることになろう。イールドカーブは期近を中心に大幅に低下し、フラットニング、Brentmo同様。直近限月の騰落率はWTIが▲2.4%、Brentが▲2.3%。
 石油製品も大幅に下落。RBOBは上昇した後、原油価格の下落を受けて下落。行き過ぎが修正される形での下落で、結局週末の極端な上げ分を半分吐き出す形となった。イールドカーブは期近の下げ幅が大きい。直近限月の騰落率は▲2.3%。ヒーティングオイルも下落。同様に週末2日間はドル安の進行が材料となって流動性の高い商品が物色されたが、ドル高の進行を受けて下落した。イールドカーブは期近の下げ幅が大きいが。直近限月の騰落率は▲1.7%。ガスオイルは小幅高。イールドカーブの形状は略変わらず。直近限月の騰落率は+0.1%。"





(ひとりごと)
結局毎日12時近くまで残業することになるのだが。
時々この上司も飲みに連れて行ってくれることがある。

嬉しい、というよりはたっぷり説教が終った後でのみに行くので、仕事が何も片付かないまま退社するのだ。
個人的には何も話すことはないのだが。

で。

お店に行って彼が話を始める

上司「毎日」

ご苦労さん、といってくれるのかと思うと

上司「毎日、俺に説教させて、もう少し反省しろ」

...って、ここまで来ると反省する時間だってないんですけど。
ここに既に上司と私の間での意識の差が発生している。
で、思い切って聞いてみた。

私「あのですね、毎日説教していただいて、ありがとうございます。ですが」
上司「ああ」
私「毎日、よくそんなに説教するネタがありますよね。相当細かいことまで覚えていらっしゃるし」
上司「そうだろう。すごいだろう。でも、俺は記憶力がよくないので」
私「?」
上司「君に対して腹が立ったことを、『全て』ノートにまとめているんだ。もう2冊ぐらいになるかな」

!!!
そんなヒマあったら、仕事手伝ってくれっつーの。

ノートに書いてある恨みが、翌日以降に必ず実現する「デスノート」ならぬ「うらみノート」
デスノートは、実は私を題材に書かれた作品なのではないかと、たった今、気がついた。


ちなみに私はネタを忘れないように、ネタ帳はつけていますが。