だっこ

(経済関連ニュース)
・トリシェECB総裁「多くはインフレ期待が安定化するかどうかにかかっている。原油高に関してはECBは何もできないが、それ以外のコスト上昇には対応が可能」
・6月ニュージーランド住宅販売 前年比▲42.4%の4,305戸、4ヶ月連続の減少。
・6月独卸売物価指数 前年比+8.9%。
・5月インド鉱工業生産 前年比+3.8%。
・6月米輸入物価指数 前月比+2.6%(前月改定+2.6%(速報比+0.3%))、市場予想+2.0%。ドル安とエネルギーコストの上昇で。
・5月米貿易赤字 598億?(前月改定605億?(速報比▲4億?))、市場予想625億?の赤字。
・7月米消費マインド指数速報 56.6(前月改定56.4)、市場予想55.5。市場予想、前月ともに小幅上回る。
バーナンキ議長「ファニーメイフレディマックは連銀窓口貸し出しを利用できるようになるだろう(CNBC)」

・ドルは下落。米当局者がファニーメイフレディマックは国営化の危機に直面していないとコメントしたと報道された後、不動産関連の損失が更に拡大するのではとの憶測から売られ、大幅な下落隣1.59?を下抜けするに至った。円も対ドルで上昇している。
日本株は小幅下落。原油価格の高騰や世界景気ならびに日本景気の悪化懸念が強まる中、輸出関連株を中心に下げた。上海A、インドSensex、ブラジルBovespa等の新興国株も軒並み下落、DAX、FTも軒並み値を下げた。米国株は下落。ファニーメイ、フレディーマックの経営の先行き不透明感が強まる中、もみ合いながら水準を切り下げる動きとなった。

穀物市場サマリー)
・大豆価格は総じてしっかり。10日移動平均線を下値として堅調な推移となった。USDAは7月の在庫予想を6月の175百万Buから140百万Buに引き下げたことから統計発表後から堅調な推移となり、10日移動平均線を回復した。イールドカーブは期近の上昇幅が大きい。
・トウモロコシ価格は小幅上昇。USDAが発表した世界のトウモロコシ需給で期末在庫が増加する見通しとなったことから急落したが、原油価格が高騰していることやドル安の進行もあって引けに掛けて急速に買い戻しが入り、30日移動平均線を下値として堅調な推移となった。イールドカーブエタノール需要の影響で価格が上昇すると見られる期先の上げ幅が大きく、期先の上げ幅は比較的限定されている。
・小麦価格は冴えない展開で小幅上昇。USDAのレポートでは予想通り生産の増加と在庫の増加の見通しが発表されたことから軟調な推移となったが、エネルギー価格の高騰やドル安の進行、他の穀物と比較した場合の割安感から買いが入り、行って来いで結局前日比プラスで引けている。イールドカーブの形状は全ゾーンパラレルに上昇している。
非鉄金属関連ニュース)
"・金は上昇。イスラエルのイラン上空での軍事演習(イスラエル政府は否定)報道や、米金融不安が再び材料視されたことによるドル安の進行、原油価格がナイジェリアやブラジル等の供給懸念を材料にして上昇したことから金も10日移動平均線を下値として堅調な推移となった。
 今のところ一次回帰分析の結果では現在のドル価格は比較すると引き続き割安なレベルにあり、テクニカルな買いは入り易い(金価格=1,207×ドル・ユーロ-953.35)。これはもしユーロが1.6?まで下落して場合には978ドル程度までの上昇があってもおかしくないことを意味している(尚、現状の為替レートを用いるならば965?程度であり、上げ余地はそれほど大きくはない)。また同時に著しい金価格の上昇が宝飾品需要を落ち込ませている。WGCの発表によればQ108の宝飾需要は前年比▲21.5%の454.4Mtに、世界最大の金消費国であるインドの需要は前年比▲50%の102.1Mtに落ち込んでいる。このことは価格上昇が需要を減少させることの証左であり、著しい価格上昇に伴う需要減少の可能性は視野に入れておくべきである。
 NY銀も上昇。ドル安・金高を受けて上昇し、一気に18.5?まで値を飛ばした。

・NYプラチナ価格は大幅に続伸した。そもそもドル安が進行している中、イランとイスラエルの軍事的な緊張な高まりや原油価格の上昇といったインフレ材料を受けて金価格が上昇したことからプラチナも連れ高となった。結局この週末の上昇で先週下回った2,000?ラインをあっさりと回復してしまった。
 中期的な見通しについてプラチナは、為替・ファンダメンタルズの両要因で堅調な推移になると考えている。2008年の需給は711キロオンスの、2009年に関しても458キロオンスの供給不足になると考えられ、年内については米金利低下を背景としてドル安傾向が持続すると見られるためである。価格上昇に対するリスクシナリオは、プラチナ価格が上昇し代替品としてパラジウムが代用品として利用されるリスクであろう。今のところディーゼル車向けに用いられているパラジウムは全体の10%程度であり、これは将来的には25%程度まで上昇すると考えている。また地上在庫の多さがこうした不足分を補うと見られることから、結局のところ生産不足分は相殺されニュートラルになる可能性があることも相場の下押し材料となりえよう。もう一つの材料はそもそもの需要減少リスクである。エネルギー価格の高騰が自動車離れを引き起こし始めており、触媒需要の落ち込みの可能性は否定できない。しかしながらやはり南アの生産状態が電力価格の上昇やその他のコストの上昇等で不安定であることから当面、高い水準で堅調な推移が続くことになると考えている。目先2,000?線を下回るかどうかがポイントとなるが、その水準を下回った場合には7月5日の安値である1,930?が意識されようか。
 NYパラジウム価格もプラチナ価格の上昇を受けて上昇した。しかしながら10日移動平均線で頭を抑えれれ比較的小幅な上昇に留まっている。
 今後パラジウムの価格は上昇すると考えている。プラチナ価格の高騰に伴う代用品需要の高まりが期待されるためだ。プラチナのところでもコメントしているように、プラチナ触媒がパラジウム触媒に置き換わることによる需要増加や、宝飾品にパラジウムが用いられる可能性がある。しかしながら非常に多い地上在庫(弊社見積もりではチューリッヒに8百万オンス、ロシアに10百万オンスの地上在庫があると見ている)が、価格の上限を押さえることとなろう。

・中国有色金属工業協会「供給過剰の緩和とオリンピック期間中の電力確保の目的で、少なくとも3ヶ月はアルミニウムの減産を継続する」

(エネルギー関連ニュース)
OPEC 2030年までの需要見通しを下方修正。2015年のCall on OPECは32.3MBD(前回発表時▲4.4%)、2030年は43.6MBD(▲12%)
燃料効率やバイオ燃料の利用に関する消費国の目標達成を理由として下方修正。
需要見通しは2012年は92.3MBD、2020年は122.0MBD、2030年は113MBD(▲4MBD)。

(商品市況概況)
「中東情勢の緊迫が原油価格を再び押し上げ」
 週末のコモディティ市場は軒並み上昇した。急速にメディアに採り上げられ始めた「イスラエル vs イラン」問題が再び中東地区の地政学的リスクを市場参加シャン認識させることとなった。基本、このコラムでも何回か説明しているが(実際にその可能性がなかったとしても)、17MBDのホルムズ海峡閉鎖オプションを持つイランとコトを構える、ということは著しい価格の高騰の引き金を引く、ということでありその軍事関連報道が具体的であればあるほど、詳細であればあるほど価格を押し上げることとなる。
 こうした中東情勢不安に加え、新興国の需要も引き続き堅調であり少なくとも夏場の原油価格下落は見込み難い。実際、中国も燃料価格の高騰に伴う電力供給不足の発生の可能性を懸念して、夏場のオリンピック時期のアルミ減産を決定している。この動きは他の非鉄金属、特に中国の生産比率が高い非鉄金属への影響が大きく(亜鉛や鉛、錫等)、価格を押し上げてしまうこととなろう。オリンピック期間中はアジア回りで在庫の取り崩し→中国流入、が発生する可能性が高くなってきた。
 但し価格高騰が続いた場合には秋口〜年末に掛けての需要減少を引き起こす可能性があるため、年を通じてみれば一本調子の上昇にはならないだろう。

(非鉄金属)
 週末の銅価格は上昇した。取引序盤から中国のオリンピック期間中の電力供給制限に対する懸念や再びのドル安進行が材料視されて堅調な推移となったが、週末ということもあって引けにかけて売られ、上げ幅を削る動きとなった。LME在庫は▲725Mt減少、(FSCは2.4日)、(キャンセルワラント率は4.7%)。売買高は6,749枚(※現時点で確認できる前日の3Mの出来高)。イールドカーブは全ゾーン上昇しているが期先の上げ幅が大きい。C-3(Cash vs 3M Fwd)は181?バックとバック幅を縮小した。
 週末の亜鉛価格は上昇した。取引序盤から30日移動平均線を上回って寄り付き、ドル安の進行やLME在庫の減少といったプラス材料を受けて堅調に推移、とうとう50日移動平均線を上回るに至ったが、週末ということもあって引けにかけて売られ、この水準は下回って引けた。中国で工業向けの電力供給が制限されるとの見方が強まっており、鉛や亜鉛とともに急速に買い戻しが入っている。またコストベースである1,800?を下回った場合の生産者の生産調整への懸念が根強いことも大幅な上昇につながったようだ。LME在庫は▲450Mt減少、FSCは4.5日(キャンセルワラント率は4.5%)。売買高は9,866枚。イールドカーブは略全ゾーンパラレルに上昇している。C-3は10?コンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。
 週末の鉛価格は小幅下落した。相場展開は殆ど亜鉛と一緒であるが、シンガポールの鉛在庫が大幅に減少したことやドル安の進行、キャンセルワラント率の急上昇といったファンダメンタルズ材料に加え、ドル安が進行したことが支援材料となった。しかしながら50日移動平均線でかつ2,000?の節目に当たるポイントは意識されるようで引けにかけてはこの水準まで売られた。中国の電力不足の問題から生産が減少する可能性がない中、再び鉛がが中国に還流し始めた可能性が高い。LME在庫は▲2,225Mt減少、(FSCは4.1日、キャンセルワラント率は10.6%ここ数週間でキャンセルワラント率は上昇している。)。売買高は4,333枚。イールドカーブは期先を中心に小幅低下している。C-3は3?バックとバック幅を縮小した。
 週末のアルミ価格は上昇した。中国の大手アルミ生産者20社が電力コストの上昇を受けて生産量を10%削減、少なくとも3ヶ月程度はこの削減を継続する見込みとなったことや、ドル安の進行、原油の上昇といった周辺材料を受けて堅調な推移となった。しかしながら前日の高値近辺では週末ということもあって手仕舞い売りも多く、引けに掛けて上げ幅を削る相場展開となった。今後もアルミの供給の不安定さ(というよりも、中国の供給不安)が相場の上げを助長する展開が続くことになりそうだ。LME在庫は▲400Mt減少、(FSCは9.5日)。(キャンセルワラント率は2.4%)。売買高は11,059枚。イールドカーブは期近の上げ幅が大きく、ブルスティープニングしている。C-3は46?コンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
 週末のニッケル価格は下落した。中国のアルミ生産の減少報道を受けて非鉄金属全体に買いが入る中、LME在庫の減少やドル安の進行といった買い材料を受けて上昇するも、22,000?と30日移動平均線が意識され引けに掛けては水準を下げ、結局前日比マイナスで引けることとなった。LME在庫は▲288Mt減少、(FSCは10.8日)、キャンセルワラント率は6.1%。売買高は964枚。イールドカーブは期近を中心に全ゾーン低下している。C-3は147?コンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。
 週末の錫価格は上昇した。取引序盤から中国の電力不足に伴うアルミの生産調整報道を受けて中国の錫生産にも影響が及ぶのではとの見方が強まる中、LME在庫がシンガポールで大幅な減少となったことや、ドル安の進行もあって大幅な上昇となった。しかしながら引けに掛けては週末ということもあるせいか売り圧力強く、50日移動平均線を辛うじて下回って引けている。LME在庫は▲530Mt減少、(FSCは5.8日)、キャンセルワラント率は12.47%。売買高は363枚。イールドカーブは期近を中心に全ゾーン上昇している。C-3は83?バックとバック幅を拡大した。

(エネルギー)
 週末の原油価格は大幅に上昇した。イスラエル空軍機がイラク上空で演習を行ったと報道されたことや、ブラジルでのストライキ実施、ナイジェリアの武装勢力と政府の緊張の高まりといった供給懸念に加え、再びドルが軟調な推移となったことから大幅に上昇、一時史上最高値を更新する局面も見られたが各国株価が大幅な調整となっていることや週末ということもあって引けに掛けては手仕舞いと思われる売りも入り、上げ幅を削って引けた。結局木曜日に回復した10日移動平均線を下値として堅調な推移となってしまった。今のところ急速に需要が減少する感じでもなく、供給も急速に増加するわけでもなく引き続き堅調な新興国需要を受けて弊社の予想通り夏場に150?を目指す展開になりつつある。WTIイールドカーブは期近が大幅に上昇しブル・スティープニング。Brentも同様に10日移動平均線を下値として堅調な推移となり、イールドカーブも同様に期近が上昇しブル・スティープニングしている。直近限月の騰落率はWTIは+2.3%、Brentは+1.7%。
 石油製品も上昇。RBOBも相場展開は全く原油と同じく、取引序盤から10日移動平均線を上回って寄り付いて堅調な推移となり、その後のドル安やイスラエル軍の軍事演習報道を受けて原油価格が高騰したことを受け、連れ高となった。今のところ「米国内の」ガソリン需給は徐々にルーズになってきているが、発射台となる原油価格が上昇すればやはり影響は避けられない。イールドカーブは期近を中心に全ゾーン上昇している。直近限月の騰落率は+1.4%。ヒーティングオイルも上昇。材料は同じ。ピークシーズンではないものの、週半ばの米在庫統計でディスティレート需要が季節性を無視して堅調に推移していることが確認されたことから先々週マークした市場最高値を更新、一時415.86セントまで上昇する局面もあったが、週末ということもあって、引けにかけて水準を切り下げる動きとなった。イールドカーブは期近の上げ幅が大きいが全体にパラレルに上昇している。直近限月の騰落率は+1.0%。ICEガスオイルも上昇。限月交代後の窓埋めの動きが見られると思ったのだが、イラン情勢の緊迫化や原油価格の高騰もあって大幅な上昇となった。イールドカーブは略全ゾーンパラレルに上昇している。直近限月の騰落率は+6.3%

(ひとりごと)
会社を辞めて海外でワイン作りをしている友人夫妻が拙宅に滞在していたが
今日、ニュージーランドに帰国して行った。
非常に大変な仕事のようである。上手くいって欲しいと心から思う。

さて。

最近子供が本当に良く喋るようになってきた。
人の喋ったことをマネするだけではなく
場面場面でそれなりのことを言うから面白い

しかしながら彼の口から出てくる言葉の半分ぐらいが

「だっこ」

である。
ちょっと前は「だっこ」だけだったのだが、最近は「ママ、だっこ」になり
私の抱っこを余り受け付けなくなってきた。
私が抱っこしていても全力で母親の所に行こうとするのだ。
まぁ、仕方がないんだが。

で。

今朝方も自宅でパソコンを見ていたが、子供がカミさんに抱っこをねだっていた

「ママ、だっこ」

またか、と思ったが

「ママ、だっこ。こっちおいで」

...カミさん呼びつけられてますよ(笑)。
こっちおいで、ってねぇ...