パスタ

(商品市況概況)
「株の上昇を受けてまちまち」
 昨日のコモディティ価格はまちまち。株価の上昇を受けてリスク許容度が増した投資家の買いや、株の上昇に伴う景気底打ち期待から買われた。但し本格的な景気回復には時間がかかると見られることから戻りも弱く、結局のところ現状レベルでのもみ合いが続いている情況である。

(経済関連ニュース)
・1-2月中国固定資産投資 前年比+26.5%、市場予想+21.5%。
・1月独製造業受注 前月比▲8.0%(前月改定▲7.6%(速報比▲0.7%))、市場予想▲2%。
・米MBA住宅ローン申請指数 前週比+11.0%の723.4、借換指数 前週比+13.0%の3,470.7、購入指数 前週比+7.1%の253.3。
・2月米財政収支 1,928億ドルの赤字、市場予想2,050億ドルの赤字。
・NZ中銀、政策金利である公式キャッシュレートを0.5%引き下げ、3.0%に。
・2月中国鉱工業生産 前年比+11.0%(前月+5.7%)、1-2月 前年比+3.8%。景気刺激策の効果等で。
・1月インド鉱工業生産 前年比▲0.5%(前月改定▲0.6%)、市場予想▲0.9%。
・1月ユーロ圏PPI 前年比▲0.5%(前月改定+1.2%(速報比▲0.6%))、市場予想+0.5%。
・米新規失業保険申請者数 前週比+9千人の654千人(前週改定645千人(速報比+6千人))、市場予想644千人。
・1月米企業在庫 前月比▲1.1%(前月改定▲1.6%(速報比▲0.3%))、市場予想▲1.0%。
・スイス中銀「フラン上昇を抑制するために外貨買い介入を開始した」

・ドルは対ユーロで下落。BOAが2009年は黒字決算を予想していると発表されたことが金融株への買い安心感を誘い、株式市場が上昇、換金売りに伴うドル需給の逼迫懸念が薄らいだ。ドルは対円でも上昇している。
日本株は下落し、TOPIXは700を25年ぶりに割り込んだ。各国の景気対策が進捗している中、日本では実効性のある対策が殆ど打たれていないことから、嫌気された。米国株は上昇。BOAの決算予想が通期で黒字を見込んでいる、と報じられたことが金融株への買い安心感を広げた。

非鉄金属関連ニュース)
・NY金は上昇。株の上昇等のプラス材料はあるが、ドル安が進行していることや、そもそも経済危機を脱しているわけではないことから潜在的な金の需要は大きく、50日移動平均線を下値に堅調な推移となり10日移動平均線を回復した。但し株価の上昇が本格化し、景気の底割れが回避されればこのコラムでも指摘しているが「株売り→ETFを通じての金買い」が中断し、昔の需給均衡価格に収斂するならば金は700ドル程度まで下落してもおかしくない。しかしながら本当に金融危機が終焉を迎えたわけではなく、少なくともこの上半期は安全資産としての金物色の動きに大きな変化はないと考えている。銀も上昇。200日移動平均線で頭を抑えられた。

・NYプラチナ価格は小幅安。株価が上昇していることや、ドル安の進行はあったものの自動車向け需要が不透明であることから上昇できず、逆に下落して引けている。パラジウムも小幅安。

(エネルギー関連ニュース)
・米在庫統計 原油+0.7MB(市場予想▲0.5MB)、ガソリン▲3.0MB(▲1.0MB)、ディスティレート+2.1MB(+0.2MB)、稼働率▲0.4%(±0.0%)。
アルジェリア ヘリルエネルギー相「OPEC総会では追加減産で合意する可能性が高い」
OPECはロシアの加盟受け入れる可能性ある。


(非鉄金属)
 昨日の銅価格は下落した。中国の輸出減少等で大幅に下落した前日の流れを受けて下落して始まったが、100日移動平均線でサポートされたことやNY時間の株の上昇を受けて切り返した。ファンダメンタルズについては先々コンセントレートが継続的に不足する可能性が高い環境に変りはなく、各国政府の追加経済対策への期待が高まっていることから堅調な推移が続くと見られる。但し、景気が回復しているわけではないこともあって、現時点での大幅な上昇は想定していない。LME在庫は+2,450Mt増加、(FSCは10.1日)、(キャンセルワラント率は7.4%)。売買高は8,787枚(※現時点で確認できる前日の3Mの出来高)。イールドカーブは期近が下落、期先が上昇し、ツイストする形でスティープニングしている。C-3(Cash vs 3M Fwd)は32ドルコンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。
 昨日の亜鉛価格は下落した。前日の大幅安の流れを受けて水準を切り下げたが、LME在庫の減少やNY時間の株の大幅上昇を受けて、買い安心感が広がり引けにかけては買い戻しが入って下げ幅を削った。そもそもコスト割れの状態が続く中、生産調整が進捗し、加えて中国政府による市中余剰在庫の買い上げの動きを受けて、需給が改善しつつある。チャート的には各種移動平均線を上抜け、上値としては1月12日の高値1,322ドルが次のシーリングとして意識されることになりそうだ。LME在庫は▲2,900Mt減少、FSCは11.1日(キャンセルワラント率は10.0%)。売買高は3,321枚。イールドカーブは期近の下げ幅が大きい。C-3は24ドルコンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
 昨日の鉛価格は下落した。一昨日の流れを受けて水準を切り下げる動きとなったが、LME在庫の減少やNY株の上昇といったプラス材料を受けて引けに掛けては下げ幅を限定する動きとなった。一昨日からの下落で、非常に短期的な上値は1,305ドルが意識されることになろう。LME在庫は▲500Mt減少、(FSCは2.5日、キャンセルワラント率は4.1%。)。売買高は1,552枚。イールドカーブは期先の下げ幅が大きく、ベアフラットニングしている。C-3は7ドルコンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
 昨日のアルミ価格は上昇した。米BOAの業績改善観測を受けた株の上昇、原油の上昇が相場を押し上げた。但し引き続きLME在庫の増加は続いており上げ幅は極めて限定されている。今後は実態経済の悪化を受けて低い水準での推移が続くと考えられるものの、コストベースで見た場合、限界レベル(1,750ドル程度)を大きく下回って価格が下落している状態が長く続くとは考えにくく(といってもう3ヶ月経ちますが...)、企業の在庫整理も進捗していると予想されることから底入れは近いと見る。期先は引き続き高い水準での推移が続いている。LME在庫は+3,250Mt増加、(FSCは30.6日)。(キャンセルワラント率は1.6%)。売買高は8,320枚。イールドカーブの形状は期先の下げ幅大きベアフラットニング。C-3は34ドルコンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。
 昨日のニッケル価格は下落した。LME在庫の減少、株価の上昇といったプラス材料が重なったものの、10日移動平均線を下回って寄り付いていたこともあって売りに押された。足許、ニッケル価格は限界コスト近辺まで水準が低下しており(弊社は2009年のニッケルの限界生産コスト水準を7,289〜9,729ドルと想定)、下げ余地は限定されている。LME在庫は▲144Mt減少、(FSCは27.4日)、キャンセルワラント率は1.3%。売買高は853枚。イールドカーブは期近の下げ幅が大きく、ベアスティープニングしている。C-3は81ドルコンタンゴと前日と変わらず。
 昨日の錫価格は下落した。LME在庫の増加と、10日移動平均線を下回って寄り付いたことから一旦下値を探る動きとなったが、株の上昇といったプラス材料もあり下げ幅は限定された。LME在庫は+210Mt増加、(FSCは9.0日)、キャンセルワラント率は3.66%。売買高は266枚。イールドカーブは期近の下げ幅が大きい。C-3は278ドルバックとバック幅を縮小した。

(エネルギー)
 昨日のNY原油は大幅に上昇した。OPECによる減産の可能性が高まっている上、米金融機関の強気な業績見通しの発表を受けて株価が上昇したことから、将来の消費の増加ならびにリスクマネーのリスク許容度の改善が相場を押し上げることとなった。但し景気の著しい悪化に徐々に歯止めが掛かりつつあるようには見えるものの、本格的な需要回復には時間を要すると見られることから、需要よりは生産の調整動向が原油価格に影響を与えている。イールドカーブOPECの減産への期待もあり、期近の上げ幅が大きい。直近限月の騰落率は+9.1%。Brentも上昇。材料はWTIと同様、OPECの減産観測と株価の上昇。イールドカーブは期近の上げ幅が大きい。直近限月の騰落率は+7.6%。WTI/Brentのネガティブスプレッドは水曜日の統計でもクッシング在庫が減少していることもあって解消している。
 石油製品も上昇。RBOBは週半ばの統計で、「回復していたと思われた需要が減少」したことから軟調な推移になっていたものの、株の上昇、原油の上昇もあって大幅に上昇することとなった。FSCが低いことから100日移動平均線を下値に堅調な推移が続いている。イールドカーブは期近の上げ幅が大きく、ブルフラットニング。直近限月の騰落率は+6.6%。ヒーティングオイルも上昇。原油の上昇に連れる形となった。但しFSCの水準の高さと、水曜日の統計での需要の減少を受けて上値は重い。イールドカーブは期先の上げ幅が大きくブルフラットニング。直近限月の騰落率は+7.1。ICEガスオイルは期近は変わらず。イールドカーブは期近の下げ幅大きく、ベアスティープニングしている。直近限月の騰落率は±0.0%。

(ひとりごと)
この前、近所のイタリア素材店に行った
イタリアの素材、というよりもヨーロッパの素材や食材が置いてある店で

イタリアのワインとか
フランスのチーズとか
フォアグラのペーストとか

が、置いてある。
そこにですね、「だまされたと思って買ってみてください」
という札が立てかけてあるものを発見
何かというと、パスタである

800円ぐらいするやたらと高いパスタなのだが
でも、お店の人も「だまされたと思って、どうしても買ってください」と強く推奨してくるので
その熱意に負けて1個(500g)、買ってみた。


その日の夜は私が久しぶりに夕飯を作ることになっていて
と、言うよりもカミさんが私の作るウニのクリームパスタが好きなので
久しぶりに作ってあげる約束になっていたのだ

で。

せっかくなので今回買ったパスタを使ってみる
正直、「そこまで違いなんかないでしょう」と思っていたのだが


本当に別物


であった。
レストランで食べたパスタでも、ここまで美味しいものは出会ったことがなく
今までパスタだと思って食べていたのは何だったんだろうか?
と思うほどの味の違いである(まぁ、好みもあるのですが)

昔、美味しんぼの連載が始まったときに「本物の素材を使えば、料理はここまで洗練される」というコメントを見て以来の衝撃であった
どうもこのパスタ、無農薬・有機農法で作っているらしいのだ

LATINIというパスタである。
是非、お試しあれ