婚活

(商品市況概況)
「大英断」
 昨日のコモディティ価格は下落後、上昇した。材料は殆どのメディアでも報じられている「FOMCでの量的緩和実施」。6ヶ月間の期間限定ではあるものの、サブプライムショック〜金融危機を経てわずか1年半での量的緩和実施となったことが素直に好感されることとなった。これに伴い市中へのドル供給が増加し、教科書どおりであれば株高・債券高・ドル安・ドル資産高(コモディティ高)、ということになる。通貨の供給量が増加するということはインフレを誘発する可能性をはらんでいるため、以前日銀が実施をためらったように、根本的にはインフレを抑制したい立場の中央銀行がそれを実施する、ということはある意味大英断である。但し、景気回復に向け不退転の決意でFOMCが政策を実施していることが市場に強いインパクトを与えたようだ。今回の量的緩和実施に関してはすでに賛否両論出ているのだが、個人的には米金融・政策当局は相当本気だ、との印象を受けた。


(経済関連ニュース)
・米MBA住宅ローン申請指数 前週比+21%の723.4、借換指数 前週比+30%の4,497.6、購入指数 前週比+1.5%の257.1。
・2月米消費者物価指数 前月比+0.4%(前月改定+0.3%)、市場予想+0.3%。コア指数 前月比+0.2%、市場予想+0.1%。
・Q408米経常赤字 1.328億ドルの赤字(前期改定1,813億ドルの赤字(速報比+72億ドルの赤字幅拡大))、市場予想1,371億ドル。
・ECBトリシェ総裁「2010年は緩やかな回復の年となる可能性がある。2009年の見通しは厳しい」
・日銀 白川総裁「長期国債の買い入れ額を1.4兆円から1.8兆円に増額。但し買い取り額はかなり限界に近い(日銀券発行残高の範囲内に収めるルールの上限に
達している可能性があることを意味する)」。政策金利を0.1%に据え置き。

FOMC声明要旨
 1月以降の経済データは経済の縮小が継続していることを示している。短期的な経済見通しは弱いものの、金縫う市場と金融機関の安定化を目的とした政策行動と財政・金融刺激策が、持続的な経済成長の緩やかな再開に寄与すると予想する。インフレ率は長期的な経済成長と物価安定を促進する上での最適な水準を一定期間、下回り続けるリスクがある。FOMCは誘導目標であるFFレートを0%〜0.25%のレンジで据え置く。住宅ローン担保証券の購入規模を7,500億ドル増額し、1兆2,500億ドルとし、政府機関債の購入枠も1,000億ドル増枠の2,000億ドルとした。また民間信用市場の改善を支援するため、今後6ヶ月で長期国債を最大3,000億ドル買い取ることを決定した。


WBC日本、韓国に敗れる。

・ドルは対ユーロで大幅に下落。FOMCで長期国債の買い入れ実施が決定され、米長期金利が急低下。欧米金利の拡大を背景にユーロが物色されることとなった。ドルは対円でも急落している。
日本株は4営業日続伸。日銀続伸。各国株式に買い戻しが入る中、割安感の強い日本株も積極的に物色された。米国株は上昇。FOMCで3,000億ドルの長期国債買い入れが発表されたことから、金利の低下を受けて株式は大幅に上昇することとなった。

非鉄金属関連ニュース)
・NY金は大幅に下落後、上昇。FOMC量的緩和が決定されたことからドル安が大幅に進行、インフレの加速への期待感から金が再び物色されることとなった。今までは安全資産としての金物色、という感じであったが今回はどちらかというと通貨の要因の方が大きいようだ。下のグラフにもあるように、直近の金価格とドル/ユーロの散布図では金価格は右方向にシフトしている。安全資産としての金ニーズは減少したとはいえ、しばらくはその需要が大幅に落ち込むことがないと見られることから、今回のドル安を受けて再び金価格は1,000ドルラインをトライする可能性が高まってきた。銀価格は大幅に下落。株価が堅調に推移していることから安全資産として物色されてきた銀にも手仕舞い売りが入った。しかしながらFOMCでの量的緩和を受けて銀も金同様、上昇する可能性が高い。

・NYプラチナ価格は小幅安。株の上昇に伴う金売りでパラジウムも連れ安となった。パラジウムも小幅安。

(エネルギー関連ニュース)
・米在庫統計 原油+1.9MB(市場予想+1.0MB)、ガソリン+3.2MB(▲1.5MB)、ディスティレート+0.1MB(+1.0MB)、稼働率▲0.6%(±0.0%)。
サウジアラビア ヌアイミ石油相「OPEC加盟国の枠遵守率が3月に改善するだろう。追加減産は不要」
・IEA田中事務局長「世界の経済情勢が一段と弱含んだ場合、世界石油需要の見通しを更に引き下げる可能性を排除することはできない」

(非鉄金属)
 昨日の銅価格は下落した。LME在庫の減少はあったものの、FOMCの結果待ちで調整売りに押されていたが、夜間のFOMCでの量的緩和実施決定を受けて引け際に大幅に上昇し、下げ幅を削る動きとなった。ファンダメンタルズについては先々コンセントレートが継続的に不足する可能性が高い環境に変りはなく、各国政府の追加経済対策への期待が高まっていることから堅調な推移が続くと見られる。但し、景気が回復しているわけではないこともあって、現時点での大幅な上昇は想定していない。LME在庫は▲325Mt減少、(FSCは9.9日)、(キャンセルワラント率は4.5%)。売買高は7,835枚(※現時点で確認できる前日の3Mの出来高)。イールドカーブは期近が低下し、ベアスティープニングしている。C-3(Cash vs 3M Fwd)は13ドルバックコンタンゴからバックに転じた。
 昨日の亜鉛価格は下落した。LME在庫の増加を受けてじりじりと水準を切り下げ、10日移動平均線を下回ったところから下げが加速、50日移動平均線をトライする動きとなった。その後引け際にFOMC量的緩和が発表されたことから若干下げ幅を削る動きとなった。コスト割れの状態が続く中生産調整が進捗し、加えて中国政府による市中余剰在庫の買い上げの動きを受けて、需給が改善しつつある。チャート的には各種移動平均線を上抜け、上値としては1月12日の高値1,322ドルが次のシーリングとして意識されることになりそうだ。LME在庫は+4,250Mt増加、FSCは11.1日(キャンセルワラント率は7.1%)。売買高は3,322枚。イールドカーブは期近が低下しベアスティープニング。C-3は18ドルバックコンタンゴからバックに転じた。
 昨日の鉛価格は下落した。LME在庫が減少したものの、3月に入ってからの上昇幅が大きいことから他の非鉄金属同様余り材料視されず、じりじりと水準を切り下げる動きとなったが、FOMC量的緩和決定を受けて下げ渋った。LME在庫は▲125Mt減少、(FSCは2.5日、キャンセルワラント率は5.3%。)。売買高は2,241枚。イールドカーブは期先の下げ幅が大きく、ベアフラットニング。C-3は52ドルバックコンタンゴからバックに転じた。
 昨日のアルミ価格は上昇した。LME在庫の増加が続いており、欧州時間からジリ安の展開であったが、FOMCでの量的緩和決定を受けて急速にドル安が進行、アルミも物色されることとなった。しかしながら50日移動平均線が意識され、この水準を引けで上回ることはできなかった。やはり在庫の増加は継続しており上値も重く、50日移動平均線が意識されている。今後は実態経済の悪化を受けて低い水準での推移が続くと考えられるものの、コストベースで見た場合、限界レベル(1,750ドル程度)を大きく下回って価格が下落している状態が長く続くとは考えにくいこと、景気悪化の一因である金融機関の業績見通しに若干明るさが見え始めていることから、底打ちは近いと考えている。LME在庫は+5,475Mt増加、(FSCは31.4日)。(キャンセルワラント率は1.6%)。売買高は11,533枚。イールドカーブは期先が上昇し、ブルスティープニングしている。C-3は42ドルコンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。
 昨日のニッケル価格は下落した。LME在庫の大幅増加が嫌気され、ジリジリと水準を切り下げる動きとなったが、夜間に発表されたFOMCでの量的緩和を受けて、下げ渋り、10日移動平均線でサポートされて引けた。弊社はニッケル価格の限界コストを7,289〜9,729ドルと予想しており、この価格水準がニッケル価格の下値として意識されると考えている。LME在庫は+876Mt増加、(FSCは27.8日)、キャンセルワラント率は1.6%。売買高は767枚。イールドカーブは期近の下げ幅が大きく、ベアスティープニングしている。C-3は142ドルバックコンタンゴからバックに転じた。
 昨日の錫価格は下落した。マレーシアで在庫が大幅に増加したことが嫌気され、力なく水準を切り下げる動きとなったが、引け際の米FOMCでの量的緩和決定を受けて下げ渋った。但し10,000ドルの心理的サポートは下回ってしまっている。LME在庫は+620Mt増加、(FSCは9.9日)、キャンセルワラント率は6.1%。売買高は400枚。イールドカーブは期近の下げ幅が大きい。C-3は200ドルコンタンゴとバックからコンタンゴに転じた。

(エネルギー)
 昨日のNY原油は下落後、上昇した。夜間に発表された米在庫統計は、原油が市場予想比ベアな内容であったことから統計発表後に下落したものの、引け際に発表されたFOMCの大幅な量的緩和実施の報道を受けて株高・債券高・ドル安が進行、同時に原油も買われることとなった。しかしながら50ドルのシーリングは強く意識されており、この水準は引き続き上抜けできずに引けることとなった。イールドカーブは期近が低下、期先が上昇。直近限月の騰落率は▲2.2%。Brentも期近が下落。材料はWTIと同様であるが、やはり50ドルを上抜けるには至らなかった。イールドカーブは期近が低下、期先が上昇している。直近限月の騰落率は▲1.2%。WTI/Brentのポジティブスプレッドは小幅縮小。
 石油製品も上昇。RBOBは大幅に下落後、上昇。夜間に発表された米統計でガソリン在庫が大幅に増加、需要も不冴えであったことからFSCの上昇と相俟って急落。しかし10日移動平均線のサポートを割り込まなかった上、引け際に発表されたFOMC量的緩和を受けて下げ幅を削る展開となった。イールドカーブは期近の下げ幅が大きく、ベアスティープニングしている。直近限月の騰落率は▲0.7%。ヒーティングオイルも下落。夜間に発表された米在庫統計では在庫の大幅増加と需要の大幅減少に伴うFSCの上昇を受けて急落、その後FOMC量的緩和を受けて大幅に買い戻しが入り、下げ幅を削る動きとなった。イールドカーブは期近が低下、期先が上昇している。直近限月の騰落率は▲0.9%。ICEガスオイルは上昇。イールドカーブは期先の上げ幅大きく、ブルフラットニングしている。直近限月の騰落率は+0.6%。

(ひとりごと)
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20,575位でした...


さて。


最近、婚活なる言葉が普通に用いられるようになってきた
何でも、男女の出会いの場がないために
あたかも就職活動をするかのように、出会いの場を探さねばならないらしい

確かに。

会社内の恋愛はいろいろ面倒なので皆したがらないし
かといって自分の会社の外の人と出会うチャンスも、仕事が忙しい適齢期の人々からすると少ないに決まってるし
かといって仕事上で知り合う取引先の人と付き合うと、上手くいかなかったときにいろいろあるし

あれだけ美男美女がそろっている芸能界ですら、大体が職場結婚である。
上記のように、職場近辺を敬遠した場合、出会いのチャンスは略ない、ということになってしまう。
前の前の会社の後輩が、7〜8年ほど前に独立して、ネットで結婚相手を紹介する会社を立ち上げ、成功を収めている。
銀行員辞めて、結婚相談の会社って、ピンと来なかったのだが
彼の選択は相当正しかったわけだ。

「自然な形で出会って結婚」

というのが我々ぐらいの世代の人間の理想であるが
どうもこの厳しい世の中、そんなささやかな理想も叶いにくい環境になってしまってるみたいだ
何でもかんでも活動しないと何もできないってのは、辛いっすよね。