ショ袋

(商品市況概況)
「多くの商品インデックスが年初来プラスに」
 昨日の商品価格はまちまち。非鉄金属はNY時間の株高を受けて上昇し、NY時間の株下落を織り込まずに引けたため、前日比プラスとなっている。エネルギーは米在庫統計での在庫減少が好感されて上昇している。
 昨日の市場で特筆すべきは商品関連インデックスの年初来のパフォーマンスがプラスになったことである。景気悪化懸念の後退を受けて需要が徐々に戻り始めていることが好感されたことの証左であろう。但し昨晩発表されたFOMC議事録の内容は、「春先に政府がコメントしていた内容よりも、先々の景気回復のトーンが後退している」内容となっており、一本調子の相場上昇に一旦警鐘を鳴らす格好となった。景気に楽観的な見方をする政府と、慎重な金融当局、という組み合わせで上手くバランスが取れている、との印象を受ける。いずれにしても本格的に景気が底打ちするのは年末〜来年初にかけてである、と考えている。

(経済関連ニュース)
・ロシア ナビウリナ経済発展相「2009年のロシア経済は最大9%のマイナス成長も」
・4月独PPI 前年比▲2.7%(前月改定▲0.3%)、市場予想▲1.3%。
・米MBA住宅ローン申請指数 前週比+2.3%の895.6、借換指数 前週比+4.5%の4,794.4、購入指数 前週比▲4.4%の254.0。
・Q109シンガポールGDP改定 前年比▲14.6%(前期改定16.4%)。
グリーンスパンFRB議長「米銀は更に大規模な資金調達が必要。未だ資本不足」
FOMC議事録「一部当局者は、追加資産購入の必要性を言及。2009年景気後退はより深く、2010年の回復は一層緩やかに。実質GDPはQ409で▲1.3%〜2.0%。Q409の失業率は9.2%〜9.6%、Q110は9.0%〜9.5%」


・ドルは対ユーロで続落。FOMC議事録で、景気回復を支援するために資産買取を強化するべきとの指摘が一部議員からなされたことが材料となった模様。ドルは対円でも大幅に上昇した。
日本株は続伸。資源価格の上昇を受けて資源関連株が買われた。米株は下落。FOMCで景気後退が更に深くなる可能性があることを示したことが嫌気された。

非鉄金属関連ニュース)
・NY金は大幅に上昇。一時期過剰に盛り上がっていた「景気の回復期待」効果が剥落する中、株も調整したため質への逃避で買われた。このコラムでも何回か説明しているが、現時点では金は株と逆相関の関係にあり、株価が上昇(下落)する局面では売り(買い)が入り易い。但し過剰な質への逃避への動きが終了した後に、ドルユーロとの従来の関係が回復したとすると800ドル程度までの下落はあってもおかしくない。但しQ209の間は金価格の急落は想定していない。昨日の引けは 937.40(+10.7)。
 銀価格も金の上昇に連れ高となった。足許、為替との一次回帰水準から大きくかけ離れたレベルで取引されている。昨日の引けは 1,427.00(+16)。"

・NYプラチナ価格は続伸。ドル安の進行と株高の進行で物色された後、NY時間の後場に株価が大幅に調整したことが嫌気されて上げ幅を削った。自動車会社の業況の先行きに関する不透明感は払拭されていないが、アジア地区の宝飾品需要が旺盛であることも指摘されており、1,100ドルを下値に堅調な推移が続いている。昨日の引けは1,145.4(+0.3)。
 パラジウムも上昇。プラチナの代替品として用いられるためプラチナ価格の上昇に連れ高となった。昨日の引けは235.85(+1.75)。"

・Q109世界アルミ生産 前年比▲8.0%。北米が▲36.1%、欧州▲27.6%、中国▲6.7%(IAI)。

(非鉄金属)
 昨日の銅価格は上昇した。LME在庫の大幅な減少が継続している中、200日移動平均線のチャートポイントを上抜けしたことから上昇余地を探る動きとなった。ファンダメンタルズについては先々コンセントレートが継続的に不足する可能性が高い環境に変りはなく、各国政府の追加経済対策への期待や中国政府による市中在庫買い上げへの期待が高まっていることや相次ぐ景気対策の発表に伴い、市場参加者のセンチメントも好転しており価格は底を打った可能性が高い。但し、景気が回復しているわけではないこともあって、上値は限定されよう。目先は200日移動平均線を挟む攻防になると考える。この水準が維持できれば5,000ドルが視野に入ることになると考える。但し繰り返しになるが、現時点において5,000ドルを更に上回るほどの強い材料は存在しない。LME在庫は▲7,350Mt減少、(FSCは72.5日)、(キャンセルワラント率は14.7%)。売買高は8,758枚(※現時点で確認できる前日の3Mの出来高)。イールドカーブは期先が大幅に上昇し、ブルスティープニングしているここ数週間期先の値動きが激しい。C-3(Cash vs 3M Fwd)は20ドルコンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。昨日の引けは4,640.00(+110:19.5C)。
 昨日の亜鉛価格は下落した。LME在庫の大幅減少もあってアジア〜欧州時間は堅調な推移となっていたがNY時間にかけて大幅に水準を切り下げる動きとなった。その後NY株の大幅上昇を受けて強含み下げ幅を削った。当面は1,400ドルを大きく下回る材料は見当たらない。需給はイールドカーブが示すようにタイトではなく、生産調整の進捗の効果もあって価格の行き過ぎた下落が修正される形で上昇していたのだが、今度は上げピッチが早かったことから下値を固める動きになっていると言える。LME在庫は▲1,800Mt減少、FSCは10.7日(キャンセルワラント率は2.0%)。売買高は4,509枚。イールドカーブは期近の下げ幅が大きく、ベアスティープニングしている。C-3は29ドルコンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。昨日の引けは1,518.00(▲5:28.5C)。
 昨日の鉛価格は下落した。LME'在庫の小幅減少もあって堅調な推移となっていたが、欧州時間にかけて水準を切り下げる動きとなった。その後米株が持ちなおしたことから下げ幅を削っている。当面は4月16日の高値である1,570が上値として、200日移動平均線が下値として意識されよう。中国の貿易統計を見るに、国内の環境基準に配慮して輸入が増加しており、鉛価格の下支え要因となっている。尚、大手生産者の生産再開やそもそも景気回復に至っていないことから、上値は限られるとの見方は変更していない。LME在庫は▲25Mt減少、(FSCは3.3日、キャンセルワラント率は0.4%。)。売買高は1,651枚。イールドカーブは期先の下げ幅が大きい。C-3は8ドルコンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。昨日の引けは1,463.00(▲22:8.25C)。
 昨日のアルミ価格は下落した。LME在庫が大幅に増加したことが嫌気され、アジア〜欧州時間にかけて大幅に下落、30日移動平均線を割り込む動きとなった。その後米株が戻したことから買い戻しが優勢となり、下げ幅を削って引けた。今後は各国金融当局による金融システム安定化対策、信用不安対策が進捗していることで相場の雰囲気が好転しており、実際発表される経済統計も最悪期を脱した可能性を示唆する内容のものが多く、コストベースで見た場合、限界レベル(弊社の2009年見通しは1,358ドル〜1,454ドル)を固める動きになると考えている。また、コストベースとして一般に意識されている1,750ドルまでの価格修正があってもおかしくない状況。LME在庫は+81,075Mt増加、(FSCは40.8日)。(キャンセルワラント率は1.0%)。売買高は12,577枚。イールドカーブは期近の下げ幅が大きくベアスティープニングしている。C-3は37ドルコンタンゴと前日と変わらず。昨日の引けは1,493.00(▲7:36.5C)。
 昨日のニッケル価格は上昇した。季節的なものであるがLME在庫の減少が継続(企業在庫の積み増し時期)していることから上昇していたが、10日移動平均線が意識され200日移動平均線を挟んでもみ合った。足許、コストベース(2009年のニッケルの限界生産コスト予想は7,289〜9,729ドル)を下回って下落するのは難しいと考えている。LME在庫は▲114Mt減少、(FSCは29.4日)、キャンセルワラント率は4.1%。売買高は1,035枚。イールドカーブは期近と期先の下げ幅が大きく、イールドカーブは期近の上げ幅が比較的大きく、ブルフラットニングしている。C-3は79ドルコンタンゴコンタンゴ幅を拡大した。昨日の引けは12,670.00(+190:79C)。
 昨日の錫価格は上昇した。新規材料に乏しい中、もみ合い推移し前日比プラスで引けた。需給は依然としてタイトであり、バックが継続、200日移動平均線も割り込んでいない。LME在庫は+180Mt増加、(FSCは13.4日)、P596は5.61%。売買高は99枚。イールドカーブは期近の上げ幅が大きくブルスティープニングしている。C-3は190ドルバックと前日と変わらず。昨日の引けは13,700.00(+50:190B)。

(エネルギー関連ニュース)
・米在庫統計 原油▲2.1MB(市場予想▲1.2MB)、ガソリン▲4.3MB(▲1.4MB)、ディスティレート+0.7MB(+1.2MB)、稼働率▲1.9%(+0.5%)。

(エネルギー)
 昨日のNY原油は上昇した。夜間に発表された米在庫統計で原油・石油製品(ガソリン)在庫が市場予想を上回って減少したことが好感された。ナイジェリアの情勢不安や米製油所での火災等の地政学・ファンダメンタルズの買い材料があることも相場を押し上げている。イールドカーブは期近の上げ幅が大きく、ブルフラットニングしている。直近限月の騰落率は+3.7%。昨日の引けは62.04(+2.39)。 Brentも上昇。米在庫統計、ナイジェリア、製油所火災が材料となった。イールドカーブは期近の上げ幅が大きくブルフラットニングしている。直近限月の騰落率は+2.7%。昨日の引けは60.59(+1.67)。 WTI/Brentはポジティブスプレッドは拡大。
 石油製品も上昇。RBOBは期近は下落したが、米在庫統計発表を受けて期先が上昇している。足許10日移動平均線を固める動きとなっている。イールドカーブは期先は上昇しブルスティープニング。直近限月の騰落率は▲0.2%。昨日の引けは180.95(▲.3)。 ヒーティングオイルも上昇。材料は原油・RBOBと同じ。10日移動平均線を上回って寄り付いた後、在庫統計を受けて大幅に水準を切り上げた。イールドカーブは期近の上げ幅が大きくブルフラットニングしている。直近限月の騰落率は+3.4%。昨日の引けは154.11(+5.45)。 ICEガスオイルは上昇。イールドカーブは期近の上げが大きくブルフラットニング。直近限月の騰落率は+2.4%。昨日の引けは481.50(+11.75)。


(ひとりごと)
最近知ったのだが

オークションサイト

って、結構使われているんですね。
フリーマーケットのネット版みたいなものである。

で。

知らなくて相当びっくりしたのが
信じられないものに値段がついて売買されていることだ

その対象はなんと


お店の紙袋


なんですよね。
あ、でもグッチとかヴィトンなどの有名ブランドのショッピングバッグです。
女子がハンドバッグに入りきらない小物やら何やらを入れるのに使うのだとか。

中でも特に人気なのがD&G(ドルチェ&ガッバーナ)の紙袋らしい。
モノによっては3,000円で売れたりするらしい。

ホントかよ?
と思ったので、実際に自分も出展してみた。
そしたら、

翌日に早速入札の札入れをしている人が!!!


最低落札価格100円で出品したので100円で入札されていたが
応募者が多ければ更に価格が上がる仕組み。
まさにマーケットの基本。
需要があるんだ。

古い紙袋を「もったいない」と思って取っていたカミさんの勝利である。
入札結果は今週末。

またここで報告します。