プロレス

(商品市況概況)
「為替の影響」
 昨日の商品価格は下落後上昇した。足許個別の材料が存在しない(アルミや鉛、ニッケル等はスト等の生産停止の話もあるが)中、為替レートの変動につれる相場展開が継続している。昨晩に関して言うと、NY時間の後場に米系と思しき証券会社のドル・スイスフラン売り(恐らくUBSの政府保有株売却に絡む為替オペレーション)がきっかけとなりドル安・ユーロ高が進行、そのタイミングで原油価格は急騰することになった。そこまではむしろ株価が上昇することに伴う価格上昇であったが、取引後半は為替の変動に伴う買いであったと考えている。とにかく、個別の積極的な買い材料が少ない中、「景気回復期待」や「ドル目減りによるドル建資産の買い」が継続しているようだ。
 今後は繰り返しになるが、各国中央銀行のオペレーションに注目したい(政策金利の変更や金融緩和解除等は為替レートにも大きな影響を与える)。



(経済関連ニュース)
・Q209米GDP改定 前期比年率▲1.0%(速報比変わらず)、市場予想▲1.5%。
・米週間新規失業保険申請者数 570千人(前週改定580千人(速報比+4千人))、市場予想565千人。
・8月独消費者物価指数速報 前年比変わらず(前月改定▲0.7%)、市場予想▲0.4%。
・7月日本失業率 5.7%(前月改定5.4%)、過去最悪を更新。有効求人倍率 0.42倍(前月改定0.43倍)。
・7月日本東京都区部物価指数 前月比▲1.6%(前月改定▲1.8%)。コア指数 ▲1.9%(▲1.7%)。エネルギー除く総合 ▲1.1%(▲1.1%)。
・米セントルイス連銀総裁「住宅市場の底入れが近い兆候が見られる」
・CFTCゲンスラー委員長、デリバティブ規制が政治的に支持を得られるようになった。

NY Dow  :9,580.63(+37.11)
S&P500   :1,030.98(+2.86)
NIKKEI225 :10,473.97(▲165.74)
JPY/USD :93.62(▲0.66)
USD/EUR :1.427(+0.0028)

・ドルは対ユーロで急落。東京時間の早朝、スイス政府のUBS株売却に伴うドル売り・スイスフラン買いが欧州通貨を大きく押し上げた。この動きを受けて円も対ドルで大幅に上昇している。
日本株は大幅に下落。中国の設備投資抑制報道を受けて利益確定の売りに押された。米株はアジア時間の株安を受けて朝方下落してオープンしたが、ファンドと思しき買いで反発した。


穀物市場サマリー)
Cbot Wheat :475.00(▲3.75)
Cbot Corn :323.00(+2.5)
CSCE Sugar :22.49(+0.12)


(金属関連ニュース)
Comex Gold :945.50(+1.2)
Nymex Platinum :1,240.5(+2.1)

・NY金は小幅上昇した。ドル安が進行したため。尚、朝方のドル大幅下落は価格に織り込んでおらず、本日は大幅に金価格は上昇することになると考えている。一時はETFのフローが金価格を決定付ける要素の1つであったが、資金流入が落ち着いたことから再び為替が最も重要な材料として注目されるようになっているようだ。中期的にはソブリンリスクの高まりや、各国が金の保有比率を増加させる動きが見られることが金価格を高止まらせると見ている。昨日の引けは(東京時間0:00価格) 945.50(+1.2)。
 銀価格は小幅安。昨日の引け(東京時間0:00価格)は 1,422.00(▲3.5)。
・NYプラチナ価格は小幅高。ドル安の進行で。金と同様朝方のドル安が織り込まれていないことから本日は上昇することになると考えている。昨日の引け(東京時間0:00)は1,240.5(+2.1)。
 パラジウムは小幅安。昨日の引け(東京時間0:00)は285.55(▲0.35)。


Copper 3M :6,270.00(▲21:12.5C)
 昨日の銅価格は下落した。アジア時間は中国の設備投資抑制の報道を受けて軟調な推移となったが、NY時間にはいってからの株価の上昇により再びリスクマネーが市場に流入した。その後、ドル高が進行したため水準を切り下げた(早朝のドル大幅下落は価格に織り込まれておらず)。ファンダメンタルズについては引き続き中国の在庫積み増し意欲が旺盛であることや、コンセントレートが継続的に不足する環境になる可能性が高いことから、中長期的にも上昇トレンド入りしたと考えている。景気は徐々に回復していると見られるが、更なる価格の上昇は株価にとってマイナスのインパクトをもたらすと見られることから、今後の価格は頭打ちになると考えている。秋口にかけて10〜15%程度の調整売りがあってもおかしくないと見る。今後は不況下におけるインフレの進行に対する金融当局の対応、いわゆる出口戦略に焦点が当たることになろう。LME在庫は+1,150Mt増加、(FSCは63.1日)、(キャンセルワラント率は2.5%)。売買高は7,453枚(※現時点で確認できる前日の3Mの出来高)。イールドカーブは期近が下落、期先が上昇している。C-3(Cash vs 3M Fwd)は13ドルコンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。昨日の引けは6,270.00(▲21:12.5C)。

Zinc 3M   :1,831.00(▲15:27.5C)
 昨日の亜鉛価格は下落した。アジア時間は株価が軟調に推移していることもあって大幅に水準を切り下げていたが、NY時間の株高を受けて上昇、その後のドル高で調整、という相場展開であった(早朝の大幅なドル安は織り込まれておらず)。景気は徐々に回復していると見られるが、実体経済の回復の伴わない更なる価格の上昇は結局株価にとってマイナスのインパクトをもたらすと見られることから、今後の価格は頭打ちになると考えている。秋口にかけて10〜15%程度の調整売りがあってもおかしくないと見る。今後は不況下におけるインフレの進行に対する金融当局の対応、いわゆる出口戦略に焦点が当たることになろう。LME在庫は+1,700Mt増加、FSCは14.7日(キャンセルワラント率は2.2%)。売買高は2,798枚。イールドカーブはパラレルに低下している。C-3は28ドルコンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。昨日の引けは1,831.00(▲15:27.5C)。

Lead 3M   :2,010.00(▲40:15.25C)
 昨日の鉛価格は下落した。アジア時間は株が軟調に推移したことから2,000ドルの節目をトライしたが、NY時間の株高を受けて再び上昇、その後のドル高で水準を切り下げる展開となった(早朝のドル安は価格に織り込まれず)。ししばらくは中国の生産停止を材料に上値余地を探る展開にならざるを得ないと見るが、そもそもLME在庫の水準も高く、この状態が長く続くとは考えにくい。景気は徐々に回復していると見られるが、実体経済の回復の伴わない更なる価格の上昇は結局株価にとってマイナスのインパクトをもたらすと見られることから、今後の価格は頭打ちになると考えている。秋口にかけて10〜15%程度の調整売りがあってもおかしくないと見る。今後は不況下におけるインフレの進行に対する金融当局の対応、いわゆる出口戦略に焦点が当たることになろう。LME在庫は+1,625Mt増加、(FSCは5.3日、キャンセルワラント率は1.2%。)。売買高は2,555枚。イールドカーブは期先の下げ幅大きくベアスティープニングしている。C-3は15ドルコンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。昨日の引けは2,010.00(▲40:15.25C)。

Aluminum 3M :1,884.00(+18:33C)
 昨日のアルミ価格は上昇した。アジア時間は株が軟調に推移していたことから軟調な推移となったが、またしてもNY時間に株が上昇したこともあって買い戻しが優勢となった(日本時間早朝のドル安は織り込まれず)。結果、30日移動平均線は上回れずに引けている。欧州や米国でLME在庫が減少するなど、実質的に利用可能な在庫が少ないことから需給は在庫水準に関わらずタイトであり、ロシア生産者の生産減少といった新規材料もあって堅調な推移が続いている。景気は徐々に回復していると見られるが、実体経済の回復の伴わない更なる価格の上昇は結局株価にとってマイナスのインパクトをもたらすと見られることから、今後の価格は頭打ちになると考えている。秋口にかけて10〜15%程度の調整売りがあってもおかしくないと見る。今後は不況下におけるインフレの進行に対する金融当局の対応、いわゆる出口戦略に焦点が当たることになろう。LME在庫は▲4,250Mt減少、(FSCは45.4日)。(キャンセルワラント率は3.1%)。売買高は7,981枚。イールドカーブは期先の上げ幅が大きくブルスティープニングしている。C-3は33ドルコンタンゴコンタンゴ幅を縮小した。昨日の引けは1,884.00(+18:33C)。

Nickel 3M :18,755.00(▲320:26B)
 昨日のニッケル価格は下落した。アジア時間は株が軟調に推移したことから大幅に下落。NY時間の株の上昇を受けて価格が上昇、その後ドル高が進行したことから引けにかけて水準を切り下げた(日本時間早朝のドル安は価格に織り込まれず)。LME在庫の絶対水準やニッケルの主要用途であるステンレス需要が回復しているとのサインは出ていないが、株価の上昇に伴う投機的な買いと、昨年から年初にかけての極端な在庫調整の影響で在庫積み増しがQ3までずれ込んでいること、加生産者のストライキが継続していることによって高値圏での推移が続いているが、足許、株や為替の影響に左右されやすく、不安定な値動きが続いている。景気は徐々に回復していると見られるが、実体経済の回復の伴わない更なる価格の上昇は結局株価にとってマイナスのインパクトをもたらすと見られることから、今後の価格は頭打ちになると考えている。秋口にかけて10〜15%程度の調整売りがあってもおかしくないと見る。今後は不況下におけるインフレの進行に対する金融当局の対応、いわゆる出口戦略に焦点が当たることになろう。また一方で在庫積み増しの動きはしばらく続くと見られることや生産者のストライキで比較的高い水準での推移を余儀なくされよう。LME在庫は+1,836Mt増加、(FSCは30.1日)、キャンセルワラント率は1.6%。売買高は1,849枚。イールドカーブは期近の下げ幅が大きくベアフラットニングしている。C-3は26ドルバックとバック幅を縮小した。昨日の引けは18,755.00(▲320:26B)。

Tin 3M   :14,000.00(+125:215B)
 昨日の錫価格は上昇した。株価が軟調に推移したことからアジア時間は100日移動平均線を下値にもみ合ったが、LME在庫の減少を受けて上昇。その後50日移動平均線の上値が重いことを確認し、引けにかけては水準を切り下げる動きとなった。流動性の観点から錫市場に投機資金が積極的に入っているとは考えにくく、比較的現状を反映した価格水準で取引されているものと考えられる。景気は徐々に回復していると見られるが、実体経済の回復の伴わない更なる価格の上昇は結局株価にとってマイナスのインパクトをもたらすと見られることから、今後の価格は頭打ちになると考えている。今後は不況下におけるインフレの進行に対する金融当局の対応、いわゆる出口戦略に焦点が当たることになろう。当面は100日移動平均線が下値の目処になろう。LME在庫は▲25Mt減少、(FSCは19.1日)、P596は4.31%。売買高は334枚。イールドカーブは期近の下げ幅が大きくベアフラットニングしている。C-3は215ドルバックとバック幅を縮小した。昨日の引けは14,000.00(+125:215B)。



(エネルギー関連ニュース)
WTI :72.49(+1.06)
Brent :72.51(+0.86)

カタール アティーヤエネルギー相「OPECは9月9日の総会で生産枠を変更するべきではない」


 昨日のNY原油は上昇した。アジア時間は中国の設備投資抑制報道を受けて下値余地を探り、30日移動平均線まで水準を切り下げた。その後、30日移動平均線でサポートされたことや株価が反発(一部報道では原油が上昇したために株価が上昇、と書いてあったが景気回復局面の序盤での原油価格上昇はマイナス材料になりこそすれ、プラスには働かないだろう)したことが材料になった。但し相場のメインドライバーはドル・ユーロレートの変動であると思われる。尚、原油価格は東京時間の早朝3時以降に急騰しているが、これはドル安が大幅に進行したことによるものである。米在庫統計は原油輸入が大幅に回復したことから在庫の減少幅を大幅に縮小し、前週比略変わらずであった(内容的には略ニュートラル)。イールドカーブはパラレルに上昇している。直近限月の騰落率は+1.4%。昨日の引けは72.49(+1.06)。 Brentも上昇し、10日移動平均線で頭を押さえられた。イールドカーブは期近の上げ幅が大きくブルフラットニング。直近限月の騰落率は+1.2%。昨日の引けは72.51(+0.86)。 WTI/Brentのネガティブスプレッドは略変わらず。
 石油製品も下落。RBOBは原油の上昇を受けて上昇。RBOBは在庫水準が高いことから上げ材料は正直存在せず、足許210セントが余り明確な理由はなく、チャート上の上値として意識されている状況。イールドカーブは期近の上げ幅が大きい。直近限月の騰落率は+2.3%。昨日の引けは203.14(+4.88)。 ヒーティングオイルも上昇。原油の下げと上昇で。引き続きFSCは高くファンダメンタルズは弱いことから原油の動きに連れ易い。イールドカーブは期先の上げ幅が大きくブルスティープニング。直近限月の騰落率は+0.4%。昨日の引けは185.92(+0.72)。 ICEガスオイルは変わらず。イールドカーブの形状も略変わらず。直近限月の騰落率は+0.0%。昨日の引けは581.00(+0.25)。



(ひとりごと)
今日、織田哲郎Nightです。
結局あんまり人が来ないので、普通の夜になりそうです。


さて。


この前ふと夜中に
プロレスを観た
観るつもりは無かったんだが
たまたま付いていて、リングに上がっているどう見ても悪役チックな人が
激しく対戦相手を挑発していて


ああ、プロレスのお決まりだな


と思ってチャンネル変えようとしたら
なんと、この悪役、解説者に攻撃をし始めて
解説者が激昂し


解説者 vs 悪役


みたいな状態になったので
面白いからちょっと観ていた

そしたら、最終的にはレフリーをふっとばし
レフリーが朦朧としているところを見計らって
対戦相手に毒霧を吹きかけ、対戦相手はダウン

結局この悪役が勝つ(レフリーは朦朧としていなので、反則を見ていないという不思議な説明)のだが
それに怒った対戦相手の社長がリングに登場
最終的には社長も毒霧を食らってダウン
という、なんだかとっても訳の分からない展開であった。

プロレスって、ある程度以上真面目にやっていると思うんですが
なぜかこういったストーリ展開を要求されるスポーツでもあり
結構、新規ネタに困っていたと思うんですよね

そんな中、明らかに新基軸。
レフリーはまだ分かるんですが


解説者と社長


ってのは思いもしませんでしたよ。
勉強になりました。


ニュージーランドでワイン造りをしている友人のサイトも宜しくお願いします。
http://ameblo.jp/satowines/