高速道路-その2

【商品市況概況】
「相場反転に備えよ」
 昨日の商品価格は大幅に続落した。ギリシャ問題がユーロ問題に変わり、加えて同地区の景気悪化懸念(特に以前から指摘されている商業用不動産の不良債権化に伴う金融機関の業績悪化、信用不安の拡大)が相俟って、流動性の低い商品に売りが入ることとなった。エネルギーはついにBrentが200日移動平均線を割り込み、70ドルを目指す展開となり、WTIも60ドルまでの下落がありえる状態になった。非鉄金属も同様で、とうとう銅とアルミが200日移動平均線を割り込み、昨年夏の水準を目指す動きとなっている(他の非鉄金属も同じ)。さすがの貴金属も昨日に至っては利益確定の売りに押されたようだ。
 今後の展開は先週からコメントしている通り、「流動性消失後の所謂理論値」を目指す動きになると考えている(ターゲット価格等は昨日のコメントをご参照下さい)。ただし、今回の下落は欧州、ユーロの信用不安に伴う下落でありこの信用不安が払しょくされれば相場は逆転することになるだろう。そうなれば今買われている貴金属、特に金は売られることになり、メキシコ湾の油田事故で中長期的な需給ひっ迫懸念が強いエネルギーは力強い上昇になると考える。非鉄金属は中国の金融引き締めの効果もあってそれほど力強い上昇にはならないだろう。価格上昇時には下落のリスクを、下落時には上昇のリスクを常に考えておくべきである、と思う。


【経済関連ニュース】
・3月日本機械受注前月比+5.4%(前月改定▲3.8%)。
・5月ニューヨーク連銀景況指数 19.1(前月改定31.9)。
・3月対米中長期証券投資 1,405億ドルの買い越し(前月改定471億ドルの買い越し)。



【為替(FX)・株】
NY Dow  :10,625.83(+5.67)
S&P500   :1,136.94(+1.26)
NIKKEI225 :10,235.76(▲226.75)
JPY/USD :92.59(+0.12)
USD/EUR :1.24(+0.0037)


・ドルは対ユーロで大幅に上昇後下落。状況に大きな変化はないが市場に促される形で欧州諸国の財政立て直しとユーロの枠組み作りが進むとの見方から。円は対ドルで小幅下落。
日本株は大幅に続落。欧州景気、ユーロ問題を受けて地合いが悪化。米株は反発。一時190ドル近い下げとなったが、ユーロが切り返したことで買い戻しが入った。


穀物市場サマリー】
Cbot Soybean :941.00(▲7)
Cbot Wheat :469.00(+14.75)
Cbot Corn :356.00(+1)
CSCE Sugar :13.89(▲0.24)



非鉄金属・貴金属】
Comex Gold :1,228.10(+0.3)
Nymex Platinum :1,663.2(▲52.2)
Baltic Dry Inex :3,922.00(▲7)
Iron Ore :163.3(▲3.3)



Copper 3M :6,470.00(▲456:34.5C)
 昨日の銅価格は下落した。LME在庫は+100Mt増加、(FSCは9.8日)、(キャンセルワラント率は3.9%)。売買高は24,439枚。
Zinc 3M   :1,900.00(▲155:31.5C)
 昨日の亜鉛価格は下落した。LME在庫は▲1,050Mt減少、FSCは19.2日(キャンセルワラント率は4.1%)。売買高は11,834枚。
Lead 3M   :1,805.00(▲135:31C)
 昨日の鉛価格は下落した。LME在庫は+325Mt増加、(FSCは8.3日、キャンセルワラント率は0.7%。)。売買高は4,729枚。
Aluminum 3M :1,990.00(▲111:25C)
 昨日のアルミ価格は下落した。LME在庫は▲4,325Mt減少、(FSCは44.5日)。(キャンセルワラント率は6.4%)。売買高は22,072枚。
Nickel 3M :20,700.00(▲855:73C)
 昨日のニッケル価格は下落した。LME在庫は▲1,206Mt減少、(FSCは41.1日)、キャンセルワラント率は2.9%。売買高は3,450枚。
Tin 3M   :17,175.00(▲375:67C)
 昨日の錫価格は下落した。LME在庫は▲125Mt減少、(FSCは20.2日)、キャンセルワラント率は5.51%。売買高は223枚。



【エネルギー関連ニュース】
WTI :70.08(▲1.53)
Brent :75.10(▲1.82)

OPEC アティーカタールエネルギー相「OPECにはドルに代わる決済通貨ない」
















" 昨日のNY原油価格は下落した。ギリシャ問題の解決に向け欧州が合意したことを受けたドル安進行で上昇していたものの、GDP確定値が下方修正されたことが嫌気され、水準を切り下げる動きとなった。以前から指摘していた83ドルラインは相当頭重く、消費に直結するGDPの下方修正は端的に売り材料となった。イールドカーブは期先の下げ幅が大きくベアフラットニングしている。直近限月の騰落率は▲2.2%。昨日の引けは70.08(▲1.53)。
 Brentは下落した。イールドカーブは期先の下げ幅が大きい。直近限月の騰落率は▲2.5%。昨日の引けは75.10(▲1.82)。
 WTI/Brentのスプレッドは-5.02のポジティブスプレッドとなっている。"

" RBOBは下落した。完全に原油の動きをフォローする相場展開となった。ただし在庫調整の進捗と需要の急速な回復で、RBOBは当面強いパフォーマンスを維持することになるだろう。イールドカーブは期先の下げ幅が大きくベアフラットニングしている。直近限月の騰落率は▲4.5%。昨日の引けは204.31(▲8.77)。
 ヒーティングオイルは下落した。イールドカーブは期先の下げ幅が大きい。直近限月の騰落率は▲3.9%。昨日の引けは198.52(▲7.54)。
 ICEガスオイルは下落した。イールドカーブは期先の下げ幅が大きい。直近限月の騰落率は▲4.1%。昨日の引けは637.25(▲25.0)。"
 先週のCFTCポジション報告によるNon-Commercialポジションは、原油はロングが285,507(前週比 +4,012)、ショートが192,612(前週比 +20,987)となったことから、ネットで92,895(前週比 ▲16,975)となった。RBOBは、ロングが66,209(前週比 ▲25,506)、ショートが12,979(前週比 +1,793)となったことから、ネットで53,230(前週比 ▲27,299)となった。ヒーティングオイルは、ロングが50,036(前週比 ▲17,897)、ショートが25,746(前週比 ▲3,638)となったことから、ネットで24,290(前週比 ▲14,259)となった。天然ガスは、ロングが100,256(前週比 ▲4,776)、ショートが291,911(前週比 ▲16,496)となったことから、ネットで▲191,655(前週比 +11,720)となった。


【ひとりごと】
一台もサークルの車が来ていない。
一番乗りである。



と、思ったのが実は大きな間違いであった。
1年生の後輩が言う。



「あのー、ここって蓮田じゃないですよね?」
「えっ?」
「たしか看板に『高坂』って書いてあったんですが...」
「!!!」




確かにここは高坂だ。
以前お話した「燃えぬごみ」のゴミ箱も置いてある(http://d.hatena.ne.jp/Aburauri/20070712)。
間違えて関越道に乗ってしまったのだ。
だだだだ大失態。



携帯で「遅れるから先に行っていて」って、いえないのだ。
だって携帯はこの世にない時代なんだから。



やる事は一つ。
そう。
先のインターで降りて高速を折り返し、もう一回首都高を通って東北道に入り、蓮田に向かわねばならないのだ。
後輩が心配そうに聞いてくる



「朝一のラウンドに私たちは間に合うんでしょうか....?」



知らないよッ!!
焦る私。
もし私が遅れると、全員朝一のラウンドに間に合わないのだ。
(続く)