肉の日

【商品市況概況】
「ドル安進行で買い戻し」
 昨日の商品価格は総じて上昇している。目立った経済統計や個別材料があった訳ではないが、ドルが先々の追加金融緩和観測で下落したことが主な要因となり、多くの商品に買いが入ることとなった。特に目立ったのが安全資産(というよりもコモディティ投機の主役)である金と最近急速に注目度が高まっている銀の上昇であった。昨日もコメントしたがこれらの貴金属は「売る材料が見当たらない」商品であり、殆どの市場参加者が買いから入り易い状態となっていることが安定的な価格上昇に繋がっている。「あらゆる角度から価格の上昇が肯定される状態」は所謂バブルなのであるが、米金利引き下げ観測もあり実質金利の低下は貴金属価格にとってプラスに働くことからこの動きはしばらく続くことになるだろう。同様に非鉄金属も上昇している。非鉄の状況は銀と似ておりファンダメンタルズと投機両面から上昇が是認されやすい状態である。こちらも当面堅調な動きが続くことになると考えている。一方、エネルギーはファンダメンタルズが弱いが、金融要因がプラスに働いていることから高値もみ合いが継続、収穫時期が近付いている穀物は徐々に下押し圧力がかかることとなっている(但し、今年はハリケーン等の頻発もあり気候が不安定であるため実際に収穫が終わるまでは何とも言えないところであるが)。
 いずれの商品も今日明日の四半期末を控え、利益確定の売りが上値を抑えると見られ高値圏でのもみ合いが続くことになると予想している。


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【経済関連ニュース】
・9月独消費者物価指数 前年比+1.3%(前月改定+1.0%)。
・7月米S&Pケースシラー住宅価格指数 前年比+3.2%(前月改定+4.2%)。
・9月米消費者信頼感指数 48.5(前月改定53.2)。
・9月日銀短観(見通し/今回/前回)
大企業製造業業況判断DI ▲1/8/1、中堅企業 ▲10/4/▲6、中小企業 ▲22/▲14/▲18
大企業非製造業業況判断DI ▲2/2/▲5、中堅企業 ▲15/▲8/▲13、中小企業 ▲29/▲21/▲26
大企業製造業設備投資(2010年度) +4.0%、中堅企業 +6.2%、中小企業 ▲0.5%
大企業非製造業設備投資(2010年度) 1.6%、中堅企業 ▲8.9%、中小企業 ▲21.8%


コモディティ関連ニュース】
・Xstrata 豪Tahmoor鉱山(燃料炭)、労使交渉妥結。近々100%稼働の見込み。



【主要指標】
NY Dow  :10,858.14(+46.10)
S&P500   :1,147.70(+5.54)
NIKKEI225 :9,495.76(▲107.38)
JPY/USD :83.74(▲0.43)
USD/EUR :1.358(+0.01)
WTI :76.18(▲0.34)
Copper 3M :7,951.00(+41:4C)
Aluminum 3M :2,309.00(+16:32.25C)
Nickel 3M :23,175.00(+85:22B)
Comex Gold :1,306.60(+9.70)
Cbot Corn :500.00(▲12.75)
MRA CVIX(MRAコモディティ恐怖指数):20.82(▲0.88)
MRA RMI(MRAレアメタルインデックス):311.77(+1.46)

・ユーロは対ドルで上昇。米経済統計の悪化を受けて、FOMCでの追加金融緩和観測が根強いことからユーロが物色されている。円は対ドルで上昇。ユーロと同様の理由であるが、CMEの円投機家ポジションはネット5万枚のロングと昨年来の最大の水準となっている。
日本株は反落。前日の米国株下落や、配当の権利落ち日を過ぎたことから権利落ち銘柄が下げたこと、円高の進行が材料となった。米株は上昇。NY時間朝方発表の経済統計は悪化したものの、逆にFRBによる追加緩和観測期待が強まり株は引けにかけて上昇した。



【ひとりごと】
明日、モーニングサテライト出演予定です。
何をしゃべるかまだ決まってませんが、日中関係についてコメント求められたらどうしよう...
今朝の日経新聞の商品欄にも、銀のコメントが掲載されてます。お暇な方は是非ご一読を。


さて。



今日は肉の日ですよ。
以前はヨーデル焼き肉食べ放題とか、焼き肉屋で生演奏があったりして盛り上がっていた日のはずなんですけど
焼き肉番組を年がら年じゅうやるようになってしまったので
あんまり採り上げられていないですね。
と、言っても29日は毎月肉の日なので、毎月やってくるわけですが。



で、ふと昔採り上げた「今日の料理の法則」が成り立っているのか気になって調べてみた。
(昔の「今日の料理」」ネタはこちらから → http://d.hatena.ne.jp/Aburauri/20061013 )



法則が成り立つならば、「肉の日」に向けて、かつ給料日が近いことから
20日前後から肉料理の紹介が増えるはずである。



が、しかし。
見てみるとですね、



9月20日 月曜日 じゃがいもと刻み昆布のあっさり煮
火曜日 スイートポテト
水曜日 五目ほたてご飯
木曜日 スープ de 北海道



えええええ?
肉が一品ももないじゃないですか。
翌週は?



月曜日 親子丼
火曜日 グラタン
水曜日 えびチリ
木曜日 ホイコーロー



となっている。
肉の日はえびチリですよ。
肉も2回出てきますが、給料日直後であるにも関わらず、鶏肉と豚肉という
比較的安価な肉の紹介に留まっている。



うーーーーーむ。
ひょっとして不況の影響で、料理のグレードを落とさざるを得なくなったのであろうか?
ちなみにその次の週は



月曜日 さんまのかば焼き
火曜日 さけの焼きづけ
水曜日 さばの味噌煮
木曜日 いかと里芋の煮物



魚ばっかりじゃないですか。
しかも、相当心踊らない内容。



牛肉、Come Back !!