両方ジャーマン

本日のマーケット概況をお送りします。

【商品市況概況】
「中国の経済改善と米国の悪化懸念」
昨日の商品価格は上昇後下落した。朝方発表された中国の鉱工業生産、固定資産投資が堅調な内容であったことが材料となった。その後、欧州不安や米国株の急落などでドル高が進行、引けにかけて商品は軒並み売られることとなり上げ幅を削った。単収の見通しが引き下げられた大豆は騰勢を強め、穀物セクターでは唯一の上昇となった。
QE2の影響が大きく出ており、欧米経済の先行きは決して楽観できるものではないものの、商品相場は総じて堅調な推移を続けている。量的緩和の長期継続(米国は6月までは国債買い取りを継続)が、購入し易くかつ、新興国需要の増加で価格に上昇余地が残されている商品価格のサポート材料となっている。


「中国のバブル」
昨日の市場で注目すべきは「新興国経済の過熱」が確認されたことだ。昨日の中国の統計は、経済統計の内容は良かったものの、資金の流入の影響でインフレ懸念が高まっており、早晩当局が追加金利引き上げが行われる可能性があり、それが国内の実需を鈍化させる可能性があることを示唆する内容であった。しかし人民元はドルペグ制であり、実質固定為替レートであることから、国内金利の上昇に伴い海外から投機資金が流入する可能性は高い(そのため当局による外為監督強化が行われた訳だが)。相対的な人民元安による輸出拡大が中国の経済成長を支えているが同時にその固定相場制が国内のバブルを醸成するという状況である。これはかつてのバブル期の日本の状況に似ている。
当面中国経済は安定(というよりも中国が転ぶと世界経済が転ぶので、誰も中国に倒れて欲しいと思っていない)することから商品価格にはプラスということになるのだが、そろそろバブル崩壊を懸念する必要があるだろう。


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【ひとりごと】
全然どうでもよい話だが
朝、どうしてもおなかがすいていると
隣のドトールでCセットを買う。



Cセットとは、コーヒーとジャーマンドッグのセットであるが
最近見かけないイケメン店長は、私を見ると黙ってそれを用意してくれるようになった。
なんとなく、優越感を感じる瞬間である。
昔大学生の頃、同級生が学校のそばの「キッチン南海」で
「いつもの」と言ったら海老フライショウガ焼きライスが
自動的に出てくるようになるまで通っていたのに似ている



なるほど。
彼がどうしても「いつもの」といって出てくるようにしたかった気持ちはよく分かる。



で。



話は変わるが、ジャーマンドッグは黙っているとマスタードだけしか付けてくれない
なので、ケチャップを付けて下さいとお願いするんだが
必ずお店の人は



「両方ジャーマンでお願します」



と、作っている人に言うのだ。
両方ジャーマン?
そう、略すことなく正確に言うと



「両方マスタードとケチャップをジャーマンドックにかけて下さい、お願いします」



ということである。
両方ジャーマンってのは日本語じゃないような気がするが。
ちなみに他のお店では



「ジャーマン、ダブルソースでお願いします」



と言っていた。
こっちの方がかっこいいが、私はなんとなく神保町のお店の方が、好きだ。