飛び込み

【商品市況概況】
「クリスマス休暇で方向感乏しく」
昨日の商品価格は総じて軟調な推移となった。


米国がクリスマスの振り替え休日で休場となる中、基本的に方向感に乏しい相場展開であったが、欧州問題を背景としてドル高が進行していることから手じまい売りに押される形となった。


エネルギーは欧米の気温低下を背景に堅調な推移を続けているが、Brent95ドルはテクニカルポイントとして意識されやすいこともあり、この水準を上抜けしなかったことからエネルギーは下落している。尚、ノルウェースウェーデンといったエネルギー国通貨はドルに対して強含んでいる。


非鉄金属は銅は堅調さを維持したものの、総じてもみ合った。現物ETFに関連すると思われるLME在庫の大幅な増加が、強弱どちらの材料にも取れるため、方向性が出にくい状態である。



「実は材料が多い年末年始」

巷は完全に年末年始モードであるが、実は正月明けは重要指標が大量に発表される。欧米ではクリスマスに休み、年始からは新年度、という考え方なのでこれらの指標を材料に積極的に相場が動く可能性がある。


特に注目しているのは言わずもがなの雇用統計。前回発表の雇用統計ではADP雇用統計との乖離が修正される形で、市場予想を下回ることとなったが、その後の米週間失業保険申請者数は減少傾向が続いており、市場は1月の民間部門雇用者数は前月比14万人の増加を予想している。民間部門雇用者数と、エネルギー価格との相関性は比較的高く、銅価格との相関性も高いため、この数値如何ではエネルギーが年初早々100ドル、銅が10,000ドルを超えてくる可能性も否定できない。


しかし同時に欧州を巡る問題は解決を見ておらず、2月に実施されるといわれている新ストレステストへの思惑からリスク回避の動きも予想され、商品価格の上昇を阻むことになるだろう。また年初は、コモディティインデックスの投資比率組換えの時期であり、逆張り型のインデックスにおいては2010年上昇率が大きかった銅や金などは年初、組換えの影響で弱含む可能性がある(ややテクニカルな要因ではあるが)。名実ともに新年度入りした資金が、現物ETF等に流入する可能性も高い。


つまり、年明け以降、総じて堅調な推移が予想されるものの、極めて変動性の高い相場展開が続く可能性が高いということである。



コモディティインデックス】
MRA CVIX(MRAコモディティ恐怖指数):25.94(▲0.26)
MRA RMI(MRAレアメタルインデックス):305.38(+0.00)


【雑感】
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最近、年末にも関わらず
わが社に「飛び込み」の営業が多くやってくる。



水の販売とか



インターネットの怪しげなプロバイダとか



その中で、生まれて初めて「これが...」と思ったのが
夏ごろに来た「化粧品の訪問販売」である。



化粧品の訪問販売って言ったら
大体、玄関の入口でオクサマを言葉巧みに丸めこみ
何十万円もする化粧品を売りつけたり
もっと悪いことしちゃったりする人、という認識しかなかったが



やってきたのは、学校を卒業したばかりと思しき20代前半の若者で
ウチのオフィスに飛び込んできて



若者「化粧品にご興味はないですか?」



その頃うちのオフィスにいたのは私と大崎の2人(津賀田は入社前)



大崎・新村「ありません」



若者「では、奥様に...」



大崎・新村「要りません」



まぁ、飛び込み営業で飛び込んだら、水がなかった、って感じでしょうかね...
デフレの世の中、営業は大変です。