ちりし

【商品市況概況】

「欧州問題を材料にリスク資産売られる」

昨日の商品市場は大幅な下落となった。スペイン国債の入札が行われたが応札金額が目標金額に達しなかったことが嫌気され、イタリア問題がスペインにまで波及するのではとの観測が広がったことがリスク資産の売り材料となった。また来週期限を迎える米財政赤字削減に関する与野党協議が難航していることも市場参加者の不安を大きくしている。足元市場は9月末に見られた四半期末を控えた「リスクオフ」の動きを強めると見られ、大幅な下落に備えなければならない環境にあると考えられる。


エネルギー価格は大幅に下落した。昨晩はクッシング→メキシコ湾への油送方向逆転の報道がWTI価格を押し上げたが、これはBrent/WTIの価格裁定が働き始めたことによるものであり、現在の原油需給をみる上では引き続きBrentを見ておくべきである。足元、欧州政治の混乱により欧州景気が悪化、エネルギー需要が減少するのではとの見方が強まっていることが、石油製品需要の減少観測を映じて原油の下押し材料となっているが、原油供給自体が十分ではないことから結果的に底堅い推移となっている。ベースメタルは下落。時間的に織り込めなかった一昨日のフィッチの欧州問題を織り込む形で水準を切り下げた。また、中国人民銀行が金融引き締めを継続するとの見方が強まっていることも下げを助長した。しかし、中国のベース需要は引き続き堅調であるり、内外価格差の拡大もあって中国周りのLME在庫減少が指摘されていることはその証左である。生産コストが意識されていることとも相まって、軟調な推移ながらも総じて堅調な推移となるだろう。貴金属は大幅に下落。欧州問題が結局のところ全く進捗しておらず、欧州首脳は問題を解決する能力がないのでは、との見方が出始めていることがドル高を助長し、きkン族の売り材料となった。




「9月末の再来?」

商品相場は政治家の対応、国債の入札状況、利回り推移をみながら非常に神経質な相場展開となっている。結局のところ、欧州問題に対する欧州各国の対応を市場が殆ど評価していないためである。具体的にギリシャの広義のデフォルトによって...


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コモディティインデックス】

MRA CVIX(MRAコモディティ恐怖指数):32.26(+0.86)
MRA RMI(MRAレアメタルインデックス):277.28(+0.38)



【雑感】

本日、テレビ東京さんでスタジオ解説でした。
その時の様子はこちらからどうぞ↓
http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/nms/expert/post_10945/


相当どうでもいい話だが
家を出る時カミさんに

「忘れ物はない?」

と聞かれる

「携帯は」
「持った」
「財布は」
「持った」
「会社の鍵は」
「持った」
「ハンカチは」
「持った」
「ちりしは」
「持ってない」


全く深い意味はないが
家から朝出かけるときだけ
私とカミさんの間では
チリ紙のことを「ちりし」と呼ぶ決まりになっている。
しかも、チリ紙は持ち歩いていないので
朝の夫婦2人の儀式の様なものだ

夫婦2人だけの秘密でしたが
今、公開してしまいました。

嗚呼。また家庭の内情があからさまに...