ウルトラ・ブレスレッド

【商品市況概況】

「方向感乏しくもみ合い」

昨日の商品市場は方向感が出にくくもみ合った。市場の注目が集まるEU首脳会議であるが、「上手くいっている」「悲観的だ」といった見方が交錯しており、今晩の終了を待たなければどうなるか分からない。ただ、確実なことは今回の首脳会議でEU条約の改定の合意(最低でもユーロ17ヶ国の合意)に達しなかった場合、S&Pが欧州諸国の格下げを行う、ということである。また先週から言われているが、同時に欧州銀行の格付けも引き下げられる可能性が高く、そうなった場合の更なるクレジット・クランチ(信用収縮)は避けられない。現在の価格水準を前期末(9月末)水準と比較した場合、商品は3〜5%程度高くい。言い換えると3〜5%の下落余地がまだ存在するということである。


エネルギーは下落。ドイツがEFSFとESMの統合案とユーロ共同債を改めて否定したこと、独高官が今回の首脳会議の結論に悲観的である、と報じられたこと、夜間発表された米在庫統計が極めてベアな内容であったことが嫌気された。但し一昨日の上昇分がはげ落ちただけであり総じてレンジでの推移が続いている状態である。今後も欧州問題を背景に神経質な推移が続くと見られるが、冬場はこの水準を継続することになりそうだ。ベースメタルは高安まちまち。欧州問題の方向性がはっきりしないこと、中国政府の対応が見えてこないこと、等から積極的にポジションを取るう動きが見られていないため。引き続き生産コストを意識した生産者の減産観測、中国・欧州の緩和期待で下値は堅いと見ている。貴金属はもみ合い。欧州動向を見極めたいとする向きが多く方向性が出にくい。その中で高騰を続けているのがパラジウムである。そもそもプラチナとのスプレッドが拡大しており投資の観点から魅力的である一方、ガソリン車の比率が高い米国、南米、日本の自動車販売の増加が好感されているようだ。




「12月の商品価格」

欧州問題の解決が無い中、12月に突入した。通常12月に入ると大手ファンドが11月決算であることから、新たにリスクテイクが行われることが多い。全ての商品を見ている訳にはいかないので、商品インデックスを用いて過去を振り返ってみると、この10年間...


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コモディティインデックス】

MRA CVIX(MRAコモディティ恐怖指数):28.9(▲0.14)
MRA RMI(MRAレアメタルインデックス):269.55(+0.99)


【雑感】

この前、カミさんといっくんが近所の百円ショップに行ったらしい
そこで、いっくんは自分のお小遣いで、サイリュームのブレスレッドを購入した。
あれですよ、夜光塗料みたいなものが入っていて光るやつ。
コンサートとかで配られたりする。

えらくそれが気に行っているらしく、300円も払って3個近く買っていた
彼的には返ってきたウルトラマンの「ウルトラブレスレッド」を買ったような感覚らしい。

そしたら

家の居間でそのブレスレッドを持ちながら、何かブツブツ言っている
遠くから聞いていると以下のような感じ(以下、カミさんからの情報)


「俺は、ダイソーの100円ショップで
100円ブレスレッドを手に入れた...。
これがあれば、もう、どんな宇宙怪獣にも負けない...」


と、ポーズを取っていたらしい。
...凄いよ、ダイソー
100円で宇宙怪獣と戦える武器を売っているらしいよ!


その夜。


「パパ、この週末、ダイソーに行こうよ。凄く良いものを売っているんだよ」


もし、本当ならば私ではなく防衛大臣に教えてあげた方がいいかもしれない。