濃いビール

【商品市況概況】

FOMCを控えたポジション調整」

昨日の商品市場は高安まちまちとなった。昨日実施された欧州諸国債の入札が比較的無難にこなされたことや、米企業業績の改善、米住宅関連統計で住宅価格に底打ち感が出てきたことが材料となった。但し、国債入札が無難であったと言っても、AAA格のオランダ以外は正直そこまで良い内容ではなかった。しかしながら弊社が現時点において「リスクオン・オフの指標」としている高債務国国債の利回りは米住宅関連統計発表後に急低下しており、昨日は緩やかなリスクオンモードであったと言えるだろう。今後は本日のFOMCバーナンキ議長の会見内容に注目が集まる。特に本日はFOMCメンバーによる政策金利動向見通しも発表されるため、通常のFOMCよりも注目度が高い。今のところ市場予想は政策金利据え置きとなっている。


エネルギー価格はもみ合った。特段新規の材料が出てこない中、今晩のFOMCを控えてポジション調整の取引が主であったと見られる。特段新たにコメントすることは現時点ではあまりない、今後は、昨日のコメント通り、イラン動向、欧州動向と各国中央銀行の金融政策動向に左右される展開が続くことになるだろう。イラン動向と緩和政策維持を材料に原油価格は底堅い推移になると見ているが、足元リスクオフに容易に傾き易い地合いであることから、調整圧力は継続することになるだろう。尚、現時点の下値の目途は、イラン問題が継続しているという前提の下では、Brentで115ドル、WTIで100ドルあたりを想定している。ベースメタルは上昇した。欧州国債入札と、米住宅価格の上昇が材料となった。今後も引き続き中国政府の金融緩和(預金準備率の引き下げ)がどのタイミングで実施されるかと、欧州問題が最大の材料となるだろう。但し、年末から年始にかけてのベースメタル価格上昇は、どちらかと言えば投機筋のショートポジション解消に伴う上昇であった可能性が高く、更にメタルが高値を目指すには新たな材料が必要であると考えている(言葉を変えると、ニューロングを取っても良いような材料がそこまで有るわけではないということ)。年初の予想通り、メタル価格の上昇は下期(7月)移行になると見ている。鉄鋼原料価格は小動き。原料炭価格は中国・インドの輸入増加観測が台頭していることからジリ高となっている。貴金属は高安まちまち。金はドル安が進行したことから物色された。プラチナは昨日指摘した通り、年初からの上昇率が貴金属セクターの中では高いため利益確定の売りに押されたと見ている。




「伝家の宝刀」

本日は注目のFOMCの結果が発表される。今のところ政策金利は据え置きが予想されており、ここに関しては相場を大きく動かす材料にならないだろう。本日の注目は、政策金利の時間軸に関するコメントと、量的緩和が行われるか否かの2点である。今のところ2014年迄政策金利を引き上げないとの見方が大勢であるが...



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【雑感】

最近ビールを飲んでいて思う。
私、ビールはエビスばっかり飲んでいるんだが
相当、「美味しんぼ」の影響を受けたもののような気がする。
麦と水とホップだけで作るのが本当のビールであり
それ以外はビールじゃないんだ、的な論調でビールの話が書かれており
ビールが飲めなかったあの頃



「やっぱりビールはエビスだよな」



と、勝手に刷り込まれてしまったことが大きいように思う。
実家の父親が若かりし頃サッポロビールに勤めていたこともあり
若干ひいきなのも確かだが(父は黒ラベルの方が好きらしい)。



でも。



最近、ちょっとエビスが重く感じるんですよね。
なんというか、飲みごたえというか濃いというか
もっとさらっとしててもいいんじゃないか
コーン・スターチが入ってたっていいんじゃないか
と、思うようになってきた。



そう。



昔、女の子にモテるためにワインを勉強したが
ちょっとワインを知っている女の子は



「やっぱりシャルドネでしょう」



ぐらいの勢いなんだが
これすら最近重くなってきて
今は好んでソービニヨン・ブランとかリースリング
選択しているのと似ている。
大学に受かった時に父親に



「何が食べたい」



と、言った時に



「フランス料理を食べてみたい」



とお願いすると、相当がっかりした顔で



「そんなに食べたいのか?もっと別のものもあるだろう」



と、相当あからさまに嫌がっていた。
恐らく、今の私と同じで「重い食べ物」がもう嫌なのだ。
歳をとってみて、父親の気持ちが分かるようになる。
といっても、別に感傷的なものでなく
人間も結局はただの動物なので
肉体の衰えによる変化は大差がないってことなのだ。



と、思いつつ
エビスは重いよなと考えつつ
それでもあまり何もかんがえることなく
エビスを頼んでいる。