もみあい

【商品市況概況】

FOMCと米経済統計を受けて引き続き堅調」

昨日の商品市場は比較的堅調な推移となった。FOMCでは政策金利が据え置かれ、バーナンキ議長が追加緩和を否定しなかったことの影響が継続したことによるものである。また、米国時間に発表された中古住宅販売が市場予想を上回ったことや企業業績の改善などが好感されて株価が上昇したことも支援材料となったようだ。今後も経済統計と欧州問題、中央銀行の緩和動向を睨みながら商品相場は一進一退の推移を続けることになろうが、S&Pがスペイン国債の格付けを引き下げていることから週末であること、来週の雇用統計を控えて本日は調整売りで広く商品が売られるものと予想している。


エネルギー価格は上昇した。FOMCの結果を受けて略終始一貫して強含み推移した。新規の材料があった訳ではない。今後もイラン問題を睨みながらの推移が続くと予想され、現状の高値圏でのもみ合いを継続することになると見ているが、本日についてはスペイン国債格下げの影響から下値余地を探ることになるだろう。ベースメタルは上昇した。材料はエネルギーと変わらず、FOMCと米中古住宅販売の改善である。特にメタルに関しては中古住宅販売の改善がより材料として意識されたようだ(思いのほか、ユーロ圏の景況感悪化は材料とはならなかった)。今後は景気の先行き不透明感が強まる一方各国の緩和姿勢が強化されると見られることから現状水準でのもみ合いを予想するが、これもまたエネルギーと同様、スペイン国債格下げの影響で週末を睨んだ手仕舞い売りが入るものと予想される。鉄鋼原料価格は小幅な下落となった。原料炭は変わらず。貴金属は上昇。金融緩和が否定されなかったことに伴い、買い戻しが先行した。




「将来的な米国の天然ガス輸出の影響」

昨日発表された米天然ガス統計は市場予想を若干上回る前週比+47BCFの在庫増加となった。記録的な暖冬と生産量の増加による需給緩和が継続している。足元、米国の天然ガス需給緩和を解消するためには、国内の電力向け需要や化学製品向け需要等が増加する必要がある。しかし、足元入手できるデータでは工業向けの需要が(低価格を背景に)顕著に増加しているようには見えず、現実的には...



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【雑感】

マーケット用語を当たり前のように使うようになって
20年近くが経った



今から思うと日経新聞の、「金利は上昇(価格は低下)」
というカッコ書きって当たり前だと思うけど
あの頃は本当に役に立ったものである。



書いているうちに思いだしたが1年生の時に
1つ上の先輩に



「強含むってなんですか?」



って聞いたことがあるのを思い出した。
その時の先輩の回答は



「強気を含んでるんだよ」



...なんじゃそりゃ。
全く説明になっていない。
が、しかしである。
今、「強含む」を説明しろ、って言われると
確かに結構説明に悩む。



「価格が上昇する傾向にある」



とでも説明するんだろうか?
と、考えると経験値でしか分からない言葉が多い。



「黒目の買い」



とか



「乱高下」



とか
ひどい(?)のになると



「狭いボックスでもみ合い」



とか。
子供(?)ゴコロに



「そうか、狭いところでもみ合うのか...」



と、想像をたくましくした記憶がある。
でも説明を受けるとそれなりに納得感がある。
そう思うと、コモディティ用語の



コンタンゴ



って、全然語源が分からない。
そもそもコンタンゴって英語か?
英単語で有りそうな感じではない。どっちかというとラテン語っぽいような気も...
と、思ってググってみたがこれ!という答えは見つからない。
自分も時々質問されるが、これに関してだけは全く背景を知らない。



だれかマニアな人、教えてー