【商品市況概況】
「米雇用統計と緩和期待の後退で下落」
昨日の商品市場は軒並み大幅な下落となった。注目の米雇用統計が市場予想を下回る内容となったため、米国の景気の先行きに対する不透明感が再び高まったためである。週末に仏大統領選挙、ギリシャ選挙を控えていたこともあってロング筋が手仕舞い売りを入れたものと考えられる。しかし冷静に考えてみると世界経済の状況は、大きく悪化も、改善もしていない。記録的な暖冬の影響で1〜3月の米経済統計が良好であったため、過剰に米国の景気回復を織り込む傾向が強かったが、それが剥落して通常の「緩やかな米景気回復」に回帰したと考えるのが妥当だろう。FOMCメンバーが「追加緩和は必要ない」とコメントしているのは、その副作用である商品価格（特に石油製品価格）の上昇への警戒もあるが、緩やかな回復が持続し、経済統計が比較的良好で（これは市場予想よりも良い悪い、という意味ではなく改善傾向が持続しているか否かという観点）、デフレが確認されていない以上、政策スタンスを変更する必然性がないと判断しているためと考えられる。ECBが追加緩和に消極的なのも、金融不安がまだ顕在化していないことと、金融への依存度が高まることによる抜本的な対策の遅れのリスクを認識しているためであると見られる。結果的に金融危機が顕在化する前に各国中央銀行は前倒しで金融緩和を行うと考えられるが、現時点では静観のスタンスを維持すると予想される。結果的に商品価格の下値は限られることになる。その時の下値の目途は2回目のLTROが実施され、米国経済統計が市場予想を上回る改善を始めた昨年末の水準ということになるだろう。
エネルギー価格は大幅に下落した。米雇用統計が市場予想を下回り、さらにFOMCメンバーが追加緩和に否定的な発言をしたこと、イラン問題を巡る6ヵ国協議進捗への期待が高まっていることが背景となった。以前からこのコラムで主張している通り、イラン問題が解決した場合には110ドルまでの下落はあると考えている。また、追加緩和の効果が完全に剥落したとすれば、LTRO実施前の水準103ドルが視野に入ることとなる（WTIは94ドル）。ベースメタルは高安まちまち。米雇用統計、ECBの金融緩和見送りの影響で総じて軟調な推移が続いているが、昨年末から今年にかけては中国の景気拡大ペース増加、欧州の景気後退観測を受けて実需の取引が活発であったとは考えにくく、むしろ米経済統計の改善に伴うショート筋の買い戻しによる価格上昇であった可能性が高いと考えられ、景気の先行き不透明感が高まる中で利益確定の売り圧力も投機買いで上昇していたエネルギーに比べれば強くないものと考えられる（よってレンジワークが継続している）。今後は中国の経済統計がさほど悪くないことから、期待されている金融緩和が比較的後ろ倒しされる可能性が高まっていることを鑑みれば、下値余地を探りやすい展開になるものと予想される。鉄鋼原料価格は小動きとなった。中国の経済統計がさほど悪くないことによる実需の増加観測並びに追加緩和の後ろ倒し観測の綱引きとなった。鉄鋼原料（鉄鉱石・原料炭）はアジア・米国でスワップが上場されているが、まだ投機筋が本格的に流入して価格を乱高下させている可能性は低い。よってこのような局面でも大きな下落になっていないものと推察される。貴金属は高安まちまち。比較的「投機性」の強い商品が物色され、「商品性」の強い商品が下落した。金・銀はドルの値動きに連れる形での推移となり小幅高となっているが、総じてリスク資産が売られる中で軟調な推移をしている。プラチナ・パラジウムは世界景気の減速懸念を受けてリスク資産に手じまい売り圧力が強まる中、下値余地を探る動きとなっている。
「市場予想とのかい離の影響」
リスク資産が大きく下落している。これは前述の通り、過剰に織り込まれていた米国の景気回復期待が剥落しているためである。但し、正直な印象として経済統計が．．．
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【雑感】
相当どうでもよい話だが
この歳になって、誰からも誕生日をお祝いしてもらえなくなった。
まぁ、仁徳の問題もあるので仕方が無いんだが。
でも。
最近始めたFBでは
友人の誕生日を教えてくれるので
友達に、「おめでとう！」と言うのを忘れないで済む。
ということは逆に、自分も「おめでとう」と言ってもらえるんだろう。多分。
と、思ってちょっと楽しみにしてたんだが
待てど暮らせど、誰もお祝いしてくれない。
そうか．．．実は相当自分は嫌われているんだろうな．．．
と、相当朝から凹んでいたら
友人の女性が
「あれ、今日誕生日ですよね？FBに案内出てないんですけど？」
えっ．．．
と、思って見てみたら「誕生日を公開しない」
を選択してました．．．
後で修正してから、お祝いのメッセージを多数頂きました。ありがとうございました！
