ライブエイド2022

【商品市況概況】

「停戦期待で商品大幅下落・株急騰」

【昨日の市場動向総括】

昨日の商品価格は上昇したのはココアや大豆油などの一部の商品であり、ほとんどの商品が暴落している。

戦闘が続くウクライナ情勢だが、ゼレンスキー大統領がロシアとの停戦合意に向けてNATO加盟を取り下げることも検討する、と発言したことで急速に停戦ヘの期待が高まり、ロシア・ウクライナからの供給停止観測が後退したことが影響した。

また、市場の最大関心事の1つであるエネルギー価格に関しては、UAEが増産を呼びかけるという報道にもより反応したようだが、同時に発表されたDOE月報でこの状況でもロシアの供給は▲100万バレル程度しか減少せず、在庫は増加する見通しが示されたことも価格を下押しした。

当然、ガス価格は東西で下落し、非鉄金属は取引停止となっているニッケルを除いて全て大幅に下落している。

なお、LMECOTレポートを見るに、この価格急上昇局面で投機筋はアルミ・ニッケル・銅を売っている。即ち、ロシアからの供給減少リスクを背景に、実需のショート買い戻しが価格を押し上げていた(投機の価格押し上げではない)、ということだ。

リスク回避需要で安全資産として物色されていた金は、長期金利の上昇で基準価格が低下、リスク・プレミアムも小幅に低下、PGMは暴落している。

鉄鉱石や原料炭も下落した。ただ石炭のみさほど下落していない。恐らく停戦に向けた期待が価格に反映されるのは本日からだろう。

 

問題は

・恒久的な停戦となるのか?
 -大阪冬の陣・夏の陣的な展開が今後有り得るのか?

・停戦後にロシアに対する制裁を西側諸国が即時解除するのか?
 -国力を回復すれば大阪冬の陣・夏の陣状態に

・そもそも停戦で合意できるのか


といった点である。これらのシナリオによって商品市場動向は決まる。

 

ただ、確実なのは

・欧州や日本も脱炭素を進める必要があること

・その導入する脱炭素のシステムが同盟国ではない国によって提供されたものであり、今回の様なエネルギークライシスを引き起こす様なものであってはならないこと(たとえば敵対する可能性がある国が、保守点検の権利を有するシステムなど)

・欧州は脱炭素と同時にガスのロシア依存を低下させるため、LNG市場に参入すること

・脱炭素と脱エネルギー諸国が同時に達成可能な原子力発電所の見直し(安全性を高める)が進むこと


だろう。


ただ、まだ停戦で合意したわけではない。予断を許さない状況が続いていることもまた間違いが無い。余り考えたくないが、停戦合意しなければ、また急騰する可能性があるということである。


※有料レポートのお申込みはこちらから
https://marketrisk.jp/news-contents/news/3592.html

 

 

【雑感】

【ライブエイド2022】

もうプーチン大統領は普通の状態じゃないでしょう。
思い出して欲しい
2003年にポール・マッカートニー
赤の広場」で講演をしたのを。

そのときの楽曲リストが以下の通り


1.ゲティング・ベター
2.バンド・オン・ザ・ラン
3.キャント・バイ・ミー・ラヴ
4.トゥ・オブ・アス
5.アイ・ソウ・ハー・スタンディング・ゼア
6.恋を抱きしめよう
7.夢の人
8.007/死ぬのはやつらだ
9.幸せのノック
10.フール・オン・ザ・ヒル
11.今日の誓い
12.バースデイ
13.メイビー・アイム・アメイズド
14.バック・イン・ザ・U.S.S.R.
15.カリコ・スカイズ
16.ヘイ・ジュード
17.シーズ・リーヴィング・ホーム
18.イエスタデイ
19.レット・イット・ビー
20.バック・イン・ザ・U.S.S.R.(リプライズ)


赤の広場でロシアの人々がヘイ・ジュード歌ってるんですよ
この歴史的な出来事に、映像みて涙しました。

さらにポールがバック・イン・ザ・U.S.S.R.を歌い
さらに、会場に遅れてきたプーチンのために
バック・イン・ザ・U.S.S.R.、もう1回演奏してるんですよね...
プーチンも嬉しそうに手拍子して。
平和じゃないとこんなこと、二度と無いんですよ。本当に。
ポールは今、何を思うんでしょうか...


でも...ひょっとするとこの歌を聴いてプーチン大統領
「ロシアじゃなくて、ソ連に帰れるようにしてやろう」
って、思いながら聞いていたのかもしれません...
もう、この曲をカラオケとかで歌うのは不謹慎、とか言われちゃうのかな。。

それか、いまこそミュージシャンの皆さん

「ライブエイド2022」

の開催を!!
世界が1つになって平和を訴えましょう。
これって音楽じゃなきゃできないこと、だと思うんですよね。

今日が平和であることを祈って。
今日も1日よろしくお願い致します!