【商品市況概況】 2024年6月3日 市況

「米ISM製造業指数悪化で軟調

【昨日の市場動向総括】

昨日の商品市場は、ドル安進行の影響で景気に影響を受け難いその他農産品や畜産品、米国景気の影響を直接受け難く投機の対象とされている銅やアルミなどが上昇、また、欧州のガス供給障害と猛暑観測を受けて発電燃料が総じて堅調な推移となった。

一方、原油を始めとする景気循環系商品は総じて軟調。米国時間に発表されたISM製造業指数は、やや改善が見込まれていたが、48.7(市場予想49.5、前月49.2)と減速、同国の景気の先行き懸念が強まったことが需要減少観測を強めた形(続きは有料レポートの「本日の見通し」を参照ください)。

なお、昨日発表された各国の製造業PMI改定値は、日本と欧州が横這い~悪化となったが、米国は上方修正されている。米国に関してはPMIとISMが調査主体が異なるため異なった結果になっている。

ISMは概ね300以上の企業にヒアリング、PMIは400以上の企業にヒアリングしており、PMIは民間企業のみにヒアリングしている、などの違いがあるが通常これらの統計の乖離は一時的であり「趨勢」は同じ、という解釈になる。

しかし現状はPMIが50を上回り、ISMが50を下回っている状況で、かつ、現在は景況感がどうか?が最も市場で重視されているため、今回のISM製造業指数に加えてISM非製造業指数などの追加的なデータの発表を待つ必要がある。

ただし、やはり世界景気は年後半にかけて減速し、その後回復という市場コンセンサスが今のところメインシナリオとなりそうであり、多くの商品価格がこの景気見通しに沿った動きになりやすい。


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【運】

オオタニさん、大活躍ですけれど
江川卓がちょっと前に

「ここまで調子が良いと、恐らく悪くなった時
 何が悪くなるか分からないから、悪くなる時が早晩くる」

みたいなこと言ってましたが
確かに成績が急降下しましたね...
と言ってもまだ3割3分も打ってるから
これを持って打ってないってのはどうなんだろうと思いますが。

さて。

こういうのってやっぱり性格があると思うんですけど
私的には良いことがあると

「この後で、その分しっぺ返しがある」
「年明けから貯めてきた運を使った」
「もう半年分、運を前借りしてしまった」

って考えてしまいます。
いわば、「一生で運の総量同じの法則」である。
これに対して、数学が得意な先輩と話をしたこところ(昔ですよ)

「俺はそうは思わない。時間軸で今を切った場合
 運と不運は等量である。
 株と同じで勝った人と、負けた人が同じだけいるからだ」」

という「運の需給バランス一定の法則」を持ち出してきた。

いやぁ...どっちなんだろう?

と、思った時に「運」というものは「客観的な評価基準」
が存在しないため、かなり主観的な指標であると思うわけです。
賭け事の場合は当たる確率、外れる確率を
数学的に表現でき、「運」が存在しないことは証明されてますが
曖昧な「運そのもの」を測ろうとすると
一生の運は同量でもなく
同じ時間軸で切っても運の需給がバランスする訳でも無い
ってことになるんでしょうかね...。

と、ここまで書いていて思うことは

「俺って運が良いんだよね」

って言ってるヤツはずっと運が良いし

「なんでこんなに運がないんだろう」

って言ってるヤツは、一生ツイてないってことですよ。
明日のゴルフは、前向きな気持ちで頑張ろう。
って、結論それかい。

皆様、良い週末を!