【商品市況概況】
「リスク回避の動き再び」
昨日の商品価格は下落した。注目の米雇用統計が市場予想を大きく下回る内容となったことや、住宅差し押さえを巡る米銀2行の敗訴を受けて、株価が下落、リスク回避の動きが加速したことが材料。また、PIIGS諸国の財政問題が再び取り上げられつつあり、市場の不安感を醸成している。
さらに年初特有の動きであるが、UBS Dow Jones指数では原油、金以外の投資比率を引き下げており、投資ウェイト変更に伴う動きが多くの商品価格の上値を抑える要因になっている。
こうした動きを受けてエネルギー、ベースメタル、穀物は水準を切り下げることとなった。貴金属はドル高進行を受けた手仕舞い売りで下落していたが、米雇用統計の悪化を受けて急速に買い戻しが入ったが、前日引けを上回るには至らなかった。
小職が若干懸念していたように、ADP統計と雇用統計の結果がかい離し、市場予想を大きく下回ったが、この市場予想はADP統計を受けて各エコノミストが予想を引き上げたことによるもので、当初の市場予想と殆ど同じ数値であり、また米失業率も低下しており、米量的緩和に支えられた米国経済の緩やかな回復は継続していると考えられる。
2011年は世界経済の回復が続くと予想されることから、商品価格は全般的に上昇するであろうとの見通しに大きな変更の必要はないだろう。
「WTIとBrentのスプレッド」
足元、WTIとBrentのスプレッドが拡大し、5ドルを超えている。通常、WTIのほうがBrentよりも価格が高くなるのだが、世界的にディスティレート(ディーゼルオイルや灯油のこと)の需要が、寒波の影響、中国の電力政策変更・気温低下、によって高まっており、ディスティレート得率が高いBrentがWTIより選好されているものと見られる。
また米クッシングの在庫の水準は過去5年の最高水準に達しており、テクニカルにWTIの期近が弱くなる状態になっていることもスプレッドの拡大を助長しているようだ。
この状態は先々解消される可能性が高いものの、寒波の影響が長引いていることから当面、同じ状況が続くことになるだろう。WTIは米国国内の事情でやや特異な動きをするケースが増えてきている。以前から主張しているが、今後はWTIだけでなく、Brentの動向もフォローしていくべきである。
【コモディティインデックス】
MRA CVIX(MRAコモディティ恐怖指数):25.71(▲0.19)
MRA RMI(MRAレアメタルインデックス):307.53(+2.15)
【雑感】
最新の「雑感」はメルマガでの配信となり、ブログでの更新は1日遅くなりますのでご容赦ください。
尚、メルマガは個人の方も法人の方も、無料で登録できます。30秒で手続きは終わりますので、ご希望の方は以下のリンクから設定をお願いいたします。
http://www.marketrisk.co.jp/contact/
なんだか知らないが
ウチの子が石油製品と並び
ウルトラマンに興味を持ち始めているのは
ここの雑感でお話したとおりである。
で。
この前、「ウルトラマンはやられたことがないのか」
と聞かれたので、「宇宙恐竜ゼットンに負けた」話をしたところ
そのお話が見たい、との事だったので
DVDを見せてあげることにした。
知らない人に説明するが、宇宙恐竜ゼットンは凄く強くて
ウルトラマンのスペシウム光線も八つ裂き光輪も効かず
口から1兆度の「ゼットン火の玉」を吐き
ウルトラマンを倒してしまうのだ
(最終的には科学特捜隊が開発した新兵器で倒す)
というお話を見せてあげることにしたところ
DVDを入れるあたりから子供の様子が変わってきた
「別のお話がいい」
凄く不安そうだ。
「ウルトラマンがやられるのは嫌だ。怖い。怪獣が来る」
息子には申し訳ないが、可愛い。
無理に見せようとすると泣き出しそうなので
已むなく1つ前のお話を見せてやった。
それでも怖がっていて「見たくない」とのこと。
個人的にはウルトラマン嫌いになって欲しくないので
じゃあ、どのお話なら見れるのか?と聞いてみたところ
「タッコング」が出てくるお話がいいとのこと。
なんで?と聞いたところ
「タッコングは口からガソリンを吐くから」だそうだ...
君、ここでも石油かい...
ちなみにウチのカミさんはなぜかタッコングのことを
「タコハッチンって弱そうな名前ね」
と言っていた。そんな弱そうな怪獣、いるかいっ!
焼き鳥ややたこ焼き屋じゃないんですが。